リストラクチャリング
前回の日記でも、ご紹介致しましたが、英ポインターのエステルは フリスビーが できる様になりました。
昨日も、試してみたのですが 前回に増してフリスビーの落下地点に正確に駆け寄ることが出来る様になりましたし、無闇に飛び上がることも無くなりました。
今のところ、空中キャッチができる割合は5回に2~3回ですが、これは練習を重ねることにより、精度が上がってくるものと思っています。
そして、何よりもエステルの嬉しそうな顔とブンブンの尻尾!
私はスタート時(第1投目)に、投げ手の足の間を潜らせたり、回ったりさせずに、 「停座の状態からアイコンタクトと腕の動きでスタートさせる方式」 なのですが、停座しながら私を見上げるエステルは、長い尻尾を左右に振って、とても嬉しそうです。
草むらに尻尾がついた状態で、左右に激しく振るので(まるで車のワイパーみたいです)、尻尾が土や草で汚れて、後で手入れが大変ですが・・・(苦笑)
以前のブログ (現在のブログを 2’d stage と表現していますので、1’st stagとでも申しましょうか・・・)の頃から、ご愛読頂いている皆様は、ご存知のことと思いますが、エステルは北関東のセンターに収容されていた時の 「収容情報に掲載されていた小さな写真」 を見て、譲り受けることを決めた子です。
事前に会うことも出来ませんでしたし、どのような性格なのか、どの様な能力を有しているのか、全く判らないままに、譲渡を希望しました。
「収容情報に掲載されている、困ったような不安そうな顔が、どことなくフラウの顔に似ている・・・」 ということだけが譲渡希望の理由でした。
幸い、エステルは温和で優しく、我が家の息子たちとも すぐに馴染んでくれました。
それだけでも十分でしたが、ボールやフリスビー、ダミーに対する反応のよさと意欲を有している子であったことは、嬉しい誤算であると言えます。
エステルが、どの様な経緯で遺棄されたのかは定かではありませんが、フィラリアの予防もしていなかった様ですし(エステルはフィラリア陽性です)、獣医さんが仰るには声帯手術がされている (その割には、吠えることが出来るので疑問が残るのですが) とのことで、いずれにしても、それ程 大切にはされていなかった・・・あるいは必要とされてはいなかった子の様に思います。
そんなエステルも、私にとっては大切な 「犬の娘」 です。
元の飼い主にとっては、さして必要とされず遺棄されたり、保健所に持ち込まれた犬でも、新しい飼い主さんとめぐり合うことによって、もう一度 やり直すことができる・・・
私は、これを 「保護犬のリストラクチャリング」 だと思います。
リストラと言うと、整理解雇とか人員削減とか、ネガティブなイメージがありますが本来は、「再構築」を意味する言葉で、その言葉自体がネガティブな訳ではありません。
リストラクチャリングをする上で、企業が用いた「方法」が、リストラという言葉そのものを、陰鬱なものとしてしまった訳です。
保護犬の再構築、再出発・・・
これは、とても素晴らしいことだと思います。
そして飼い主さん側にとっても、 「保護犬との暮らし」には、多くのメリットがあると思います。
大抵の場合、保護犬を譲り受けるためには 保護団体や預り親さんなどに譲渡希望の申し出をする訳ですが、保護団体にしろ預り親さんにしろ、日々の暮らしの中で、それら保護犬の性格や行動のパターンなどを把握していおりますので、 簡単に申しますとその犬の 「長所も短所も」 きちんと説明をして貰えます。
その説明を聞いたうえで、その子を里子として譲り受けるか否かを判断することができます。
加えて多くの団体では 「トライアル期間」 を設けておりますから、共に暮らしてみて難しいと判断した場合は、譲渡を中止して貰うことも可能です。
ペットシッョプで仔犬を買う場合は、トライアル期間はありませんから・・・
まあ、「審査基準が厳しすぎる」 とか 「あまりにもプライベートに立ち入ってくる」 とか、様々な問題を内包しているとの指摘もありますが、 それでも ペットシッョプで素性の判らない仔犬を買う ことに比べたら、リスクも少ないのではないかと思うのです。
まあ私も、ペットシッョプでも躾教室を開催させて頂いておりますので、ショップをあまり、あしざまに申し上げる訳にもいきませんが(苦笑)、この話題は いずれ改めて詳しく・・・
私は今後も、「元飼育放棄犬」のクワン や 「元遺棄犬」のエステルと共に ドッグスポーツに参加していきたいと思っています。
保護犬と共に暮らすうえで 「相棒として共に上位を目指す」 という選択肢があっても良いと思いますし、且つ元保護犬(元捨て犬)でも、仔犬の頃から競技を目標に育成されてきた犬たちにも十分に拮抗し得ることをアピールすることも、 保護活動や保護犬に対する一つの啓蒙手法だと思っております。
昨日も、試してみたのですが 前回に増してフリスビーの落下地点に正確に駆け寄ることが出来る様になりましたし、無闇に飛び上がることも無くなりました。
今のところ、空中キャッチができる割合は5回に2~3回ですが、これは練習を重ねることにより、精度が上がってくるものと思っています。
そして、何よりもエステルの嬉しそうな顔とブンブンの尻尾!
私はスタート時(第1投目)に、投げ手の足の間を潜らせたり、回ったりさせずに、 「停座の状態からアイコンタクトと腕の動きでスタートさせる方式」 なのですが、停座しながら私を見上げるエステルは、長い尻尾を左右に振って、とても嬉しそうです。
草むらに尻尾がついた状態で、左右に激しく振るので(まるで車のワイパーみたいです)、尻尾が土や草で汚れて、後で手入れが大変ですが・・・(苦笑)
以前のブログ (現在のブログを 2’d stage と表現していますので、1’st stagとでも申しましょうか・・・)の頃から、ご愛読頂いている皆様は、ご存知のことと思いますが、エステルは北関東のセンターに収容されていた時の 「収容情報に掲載されていた小さな写真」 を見て、譲り受けることを決めた子です。
事前に会うことも出来ませんでしたし、どのような性格なのか、どの様な能力を有しているのか、全く判らないままに、譲渡を希望しました。
「収容情報に掲載されている、困ったような不安そうな顔が、どことなくフラウの顔に似ている・・・」 ということだけが譲渡希望の理由でした。
幸い、エステルは温和で優しく、我が家の息子たちとも すぐに馴染んでくれました。
それだけでも十分でしたが、ボールやフリスビー、ダミーに対する反応のよさと意欲を有している子であったことは、嬉しい誤算であると言えます。
エステルが、どの様な経緯で遺棄されたのかは定かではありませんが、フィラリアの予防もしていなかった様ですし(エステルはフィラリア陽性です)、獣医さんが仰るには声帯手術がされている (その割には、吠えることが出来るので疑問が残るのですが) とのことで、いずれにしても、それ程 大切にはされていなかった・・・あるいは必要とされてはいなかった子の様に思います。
そんなエステルも、私にとっては大切な 「犬の娘」 です。
元の飼い主にとっては、さして必要とされず遺棄されたり、保健所に持ち込まれた犬でも、新しい飼い主さんとめぐり合うことによって、もう一度 やり直すことができる・・・
私は、これを 「保護犬のリストラクチャリング」 だと思います。
リストラと言うと、整理解雇とか人員削減とか、ネガティブなイメージがありますが本来は、「再構築」を意味する言葉で、その言葉自体がネガティブな訳ではありません。
リストラクチャリングをする上で、企業が用いた「方法」が、リストラという言葉そのものを、陰鬱なものとしてしまった訳です。
保護犬の再構築、再出発・・・
これは、とても素晴らしいことだと思います。
そして飼い主さん側にとっても、 「保護犬との暮らし」には、多くのメリットがあると思います。
大抵の場合、保護犬を譲り受けるためには 保護団体や預り親さんなどに譲渡希望の申し出をする訳ですが、保護団体にしろ預り親さんにしろ、日々の暮らしの中で、それら保護犬の性格や行動のパターンなどを把握していおりますので、 簡単に申しますとその犬の 「長所も短所も」 きちんと説明をして貰えます。
その説明を聞いたうえで、その子を里子として譲り受けるか否かを判断することができます。
加えて多くの団体では 「トライアル期間」 を設けておりますから、共に暮らしてみて難しいと判断した場合は、譲渡を中止して貰うことも可能です。
ペットシッョプで仔犬を買う場合は、トライアル期間はありませんから・・・
まあ、「審査基準が厳しすぎる」 とか 「あまりにもプライベートに立ち入ってくる」 とか、様々な問題を内包しているとの指摘もありますが、 それでも ペットシッョプで素性の判らない仔犬を買う ことに比べたら、リスクも少ないのではないかと思うのです。
まあ私も、ペットシッョプでも躾教室を開催させて頂いておりますので、ショップをあまり、あしざまに申し上げる訳にもいきませんが(苦笑)、この話題は いずれ改めて詳しく・・・
私は今後も、「元飼育放棄犬」のクワン や 「元遺棄犬」のエステルと共に ドッグスポーツに参加していきたいと思っています。
保護犬と共に暮らすうえで 「相棒として共に上位を目指す」 という選択肢があっても良いと思いますし、且つ元保護犬(元捨て犬)でも、仔犬の頃から競技を目標に育成されてきた犬たちにも十分に拮抗し得ることをアピールすることも、 保護活動や保護犬に対する一つの啓蒙手法だと思っております。
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by gundogclub
| 2010-11-23 11:25
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