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ガンドッグ(鳥猟犬種)への思いを綴ります
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ブログジャンル
犬

2014年 01月 07日 ( 1 )

蟷螂の斧

蟷螂(とうろう)の斧
カマキリが前あしを上げて、大きな車の進行を止めようと する意から 弱小のものが、自分の力量もわきまえず、強敵に向かうことのたとえ。 また無意味なことのたとえ。

本日の、野原組のレッスン。
フラウ姐さんと同犬種GSP(ジャーマン・ショートヘアード・ポインター) のNiki(ニキ)君が新たにメンバーに加わりました。
本日のメンバーは イングリッシュ・セッター×2 GSP×1 フラットコーテッド・レトリバー×1 ジャーマン・シェパード×1 そして我が家のソロモン。
ソロモンを除いた5頭は全て元保護犬です。
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保護団体や保護活動家のブログやfacebookを見ておりますと、毎日のように どこかの保健所に新たに犬が収容されたり、あるいは保健所から保護団体が里子候補犬を引き出した事に関するテーマの文が書かれております。


日本において犬は 表現は悪いかもしれませんが「供給過多」なのだと思います。

供給過多になる大きな原因の一つは「営利的理由」です。
例えば私の友人でドッグスポーツの相棒して、ボーダーコリーやレトリバーを探す方がおります。
『○○○系の血統の濃い仔犬が欲しい』とか『父犬が○○○○の仔犬が欲しい』とか、こだわりを持って子犬を探す方が多く、「手に入れるまで2年、待った」とか「出産したと聞いたので問い合わせをしたら、既に予約で一杯だった」などという話を聞きます。
こういう方々は、納得がいく仔犬を手に入れるめに何年も待ったりすることを厭いません。

ところが、「ボーダーコリーなら、何でもいい」とか「どうせなら安く買いたい」とか思う飼い主さんもいる訳で、街中のペットショップを数軒回ったり、ペットのデパートと称する大型店舗へ行ったら、ボーダーコリーもレトリバーも、おそらく思い立ったその日のうちに手に入れることが出来る筈です。
まして、今 人気の小型犬などは 「期末決算大セール!」とか「アウトレットセール」などと銘打って、ペットショップが価格競争を繰り広げる始末。
価格競争に勝つためには、薄利多売&仕入れ値を抑制しかありませんから、どうしても「質」という面では低下してきます。
そして、それらのショップに、これまた薄利多売で仔犬を供給するような「仔犬繁殖工場」のような供給元があることが、供給過多に輪をかけることになります。
この繁殖工場では 繁殖できなくなった台牝や種牡を保健所に持ち込んだり、公園に遺棄したり・・・という問題が生じることもあります。


しかし、供給過多になる原因は「営利的理由」以外の、総括すると「非営利的理由」によっても生じます。
「非営業的理由」には大別すると 「去勢避妊手術に関するもの」 と 「家庭内繁殖(ハウスブリード)」 があります。
「手術費用が勿体ない」とか「犬に、そんな金 掛けられない」とか「手術をするのは可哀想」とか「去勢避妊手術は自然の摂理に反する」とか、まあ理由は色々とあるのでしょうが、去勢避妊手術を施さないことに起因して、誰も望んでいない命が誕生してしまうケースがあります。
お友達の動物愛護推進員とお宅にお伺いした時に、「手術には金が掛かるが、生まれた仔犬を保健所に持ち込むのはタダだから、その方が得!」と言い放った飼い主も、実際にこの目で見ております。

また、「我が家の○○○ちゃんの子供を見てみたい」とか「うちの犬は優秀な猟犬なので、優秀な牡と交配して仔犬が欲しい」などの理由で家庭内で繁殖をするケースもあります。
ところが、犬は多産なので6~8頭の仔犬が生まれることも珍しくありません。
生まれた仔犬のうち何頭かは自分の家で飼育するにしろ、残った仔犬はどうするのか?・・・ペットショップに売るのか 欲しい人を募って譲渡するのか?
犬種によっては、おいそれとは飼い主が見つからない場合もあり、そのような家庭内繁殖の仔犬が保健所に持ち込まれたり、複数頭が同じ場所に遺棄されたりすることもあります。

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このように、様々な理由で犬が供給過剰になり、それら供給過剰になった犬が保健所に持ち込まれたり、公園や野原に遺棄されることになります。
現状を打破するには、営利的目的で犬の繁殖や売買に係る業態の大変革とか、飼い主ひとりひとりの意識の改革が必要であり、個人や保護団体がどうにか出来る問題ではありません。

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例えば、ある貧しい国で内戦が勃発し、町は破壊され、経済は麻痺し、街中に孤児が溢れている惨状になったとします。
本来は、国連などの調停により内戦を終結に向わせたり、経済援助をしたり、その国が正しく平穏に機能するように各国が協力することが必要なのだと思います。
この「根幹の部分」が変わらない限り、根本的な解決にはならないのです。
しかし、だからと言って内戦が終結するまで、経済が復興するまで、国が国として正常に脳するまで、孤児たちを放置しておくことは出来ません。
1000人の孤児のうち、5人の孤児しか飢餓から救うことができず、残りの995人の孤児の命は天国に召されてしまったら。。。

それは、無意味にも等しく思えるかもしれません。
まさしく、蟷螂の斧です。
内戦を終結させることも、経済を復興させることも、995人の孤児の命すら救えない、無力な小さな斧です。

それでも、5人の孤児の命が救えるなら、それは決して「全く無意味な事」ではないと思うのです。
「抜本的な解決」のために国に働きかけをしてくれる大きな保護団体や、その他 政治的な活動団体は絶対に必要です。
ペット業界への問題提起や、一般飼い主への意識改革の働きかけなど、「ちから」が無ければ何も変えることはできません。

そして、私は「995人を救えなくても、5人を救えたら それは無意味なことではない」という気持ちで、これからも保護犬と飼い主さんが楽しく生活できるお手伝いをしていきたいと思います。
小さな小さな斧であっても、折れづに諦めずに立ち向かいたいと思うのです。

大きな斧を有する者は大きな力で、小さな斧しか有さない者は小さな力で・・・

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by gundogclub | 2014-01-07 14:56 | 保護活動