信濃路 旅情編
GRTAの競技会に参加する場合、一昨年までは 『深夜に自宅を出発して、そのまま競技会に出場し、閉会後は、そのまま自宅に戻る』 というパターンでした。(昨年は、GRTA競技会に不参加でしたので)
何度か書いておりますが、私は強度の乱視なので (眼鏡で矯正しているとは言え) 夜間に長距離運転すると、目が赤く充血し、涙が止まらなくなります。
ただし、目は赤く充血し 鏡に自らの顔を写すと異様で気持ち悪い (ですから、他の方が見ると、より気持ち悪く思うかも) ものの、「体自体は、さほど疲れていない」 状態でしたので、この 「日帰り強行軍方式」 できたのですが、今年は 競技会場に到着する頃には、体そのものが へとへとに疲れています。
50歳をすぎて数年・・・ 4~5年前までとは 明らかに何かが変わってしまったようです。
蓼科の牧場で開催される、今年3回目のGRT競技会のエントリーが始まった時、カミサンに 「帰りの高速道路とか、渋滞するんだろうなぁ~ 競技で疲れて、その後 帰りの高速道路が渋滞すると、本当に辛いんだよ。 参加、やめようかな・・・」 と話をすると カミサンが 「じゃ、泊まってくれば いいじゃん!」 と。。。
カミサンの言葉は、なおも続きました。
『蓼科だったら、望月から そう遠くないでしょ! 馬事公苑に寄って、馬でも乗ってくれば、いいじゃん!』
「望月に泊まって、馬に乗って帰る」 ・・・ その言葉を聞いた5分後には、第3回目の競技会参加申込を完了しておりました。
蓼科での競技会ですから、蓼科高原周辺とか女神湖、白樺湖周辺のドッグペンションを探す方が多いと思うのですが 私にとっては「長野県なら望月」と思えるほど、思い出深い場所なのです。
旧長野県北佐久郡望月町は、現在は佐久市に合併されておりますが、平安時代から「駒の里」として知られ、京都の朝廷にも御料馬を献上していた馬産地です。
そして、旧望月町には町営の馬事公苑があり (現在は、佐久市営? 別法人? よくわかりません) 1993年~1996年の4年間 私は乗馬仲間の友人たちと毎年 春と秋の2回、馬術合宿をしておりました。
そして、馬術合宿最後の開催となった1996年に、私の女友人であるAさんが 「私たちと所属クラブは違うけれど、彼女も乗馬をやっているのよ!」 と連れてきた女の子が、今では私のカミサンです。
言わば、望月町の馬事公苑は 私とカミサンの出会いの場でもあります。
その後、カミサンは私が所属していた乗馬クラブに移籍し、つきあっている間も 何度か2人で馬事公苑を訪れて馬に乗りました。
当時の馬事公苑の所長さん、そして我々が馬術合宿をする時期に数年間 同時期に合宿を行っていた、某大学馬術部の監督のYさんは、我々夫婦の結婚披露宴にも出席してくださいました。
今回、宿泊した旅館は 馬術合宿で何度も利用した ゆざわ荘
露店風呂からは、隣接している馬事公苑が一望できます。(男用露天風呂に限ってですが、馬に乗っていると露店風呂に入っている男性の裸体がよく見えます。女性用露天風呂は囲いがあって残念ながら馬上からは見えませんが:笑)
蓼科の競技会場から、一路 ゆざわ荘へ!
チェックインの手続きを終了すると同時に、馬事公苑に駆けつけました。
所長さんは、以前とは変わっておりましたが、現所長も顔見知りで 「久しぶりだねぇ~ なに ホースマンが犬遣いになってしまったの?」 と言われ、苦笑・・・
馬事公園内にある、パターゴルフ場&アスレチック広場は夕方であったため、誰もおらず所長さんの許可を得て、1時間以上 ソロモンと遊ばせて頂きました。
最近のソロモンのブームは、私の 「JUMP!」のコマンドで様々な物に飛び乗り、瞬時に停座すること。
助走無しでも、1.3m位までの高さなら、飛び乗ることが出来ます。
ヘトヘトになる程、ソロモンと遊んだ後、ソロモンは車の中へ・・・
宿泊した ゆざわ荘 の唯一の欠点は ペットの宿泊が不可なこと。
ゆざわ荘と馬事公苑の共用駐車場の車中でソロモンは、お泊り。
『寂しがって鳴いたり、吠えたりしないか?』と心配だった (ソロモンだけ車に残して宿泊するのは初めてだった為)のですが、心配ありませんでした。
何度か様子を見に駐車場へ行ったのですが、バリケンの中でソロモンは丸くなって寝ていました。 思いっきり遊ばせておいたのが、よかったのかも・・・
旅館内は、我々が馬術合宿をしていた頃と、何一つ変わっていませんでした。
食堂にも、売店にも、階段にも、カミサンとの思い出が沢山ある旅館。
まあ、我々が馬術合宿をしていた頃は、この旅館が竣工して間もなかったので、館内はとても綺麗でしたが、あれから18年・・・ 私とカミサンが18年分 年老いたのと同様に、旅館も18年分 薄汚れていたのには、ちょっと哀愁を覚えました。
翌日は、まず馬に乗って(笑)、その後で 何度か遊びに行ったことのある エメラルドグリーンのダム湖にソロモンを泳がせに行く予定にしていたのですが、旅館の支配人さんから「今年は豪雪で、雪解けが遅かったので、山の上にある湖は例年より、かなり水温が低いのではないかと思う」と言われ、ダム湖水泳は諦めました。
ソロモンが泳いでいる途中に、心臓麻痺でも起こして沈んでしまったら、助け様が無いので。
翌日、再びソロモンをアスレチック場で1時間ほど遊ばせ、馬術選手だった時代から18kgも太ってしまった体で、お腹を揺らしながら馬に乗りました。
情けない・・・ 本気で痩せないと!!
平日(月曜日)であるにも関わらず、馬に乗りに来た中年のご夫婦が、何組がいらっしゃり、お話をすると共通の知り合いや友人が居たりで、『乗馬談義』で楽しい時間を過ごさせて頂きました。
馬事公苑のクラブハウスで、昼食の出前をとって、帰路へ!
途中、佐久平のハイウエイオアシスで、長い長いエスカレーターにソロモンと乗り、ドッグランで遊び、アイスクリームを食べたり・・・
夕方4時頃には自宅に到着しました。
お日様が出ている時間の長距離運転は、ほとんど苦になりません。
目も充血したりしませんし。
思い出の地、望月に 「泊まってくれば!」と提案してくれた、カミサンに感謝しております。
次のGRTA競技会は10月、ソロモンは勿論ですが、久々にフラウ姐さんも参加するかもしれません。
まあ、それまで 基礎訓練をしっかりと、やりたいと思います。
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by gundogclub
| 2014-05-14 11:53
| おでかけ・野遊び