焦らず怒らず諦めず
我が家から徒歩1分ほどの処に、小さな公園があります。
縦50m、横40mほどの公園です。 遊具や砂場があるので、夕方は放課後の小学生たちの歓声に包まれます。
今から9年ほど前、私はこの公園で夜中に、毎日のようにフリスビーの「投げ練習」をしていました。
当時はまだ会社員でしたので、午後9時頃に帰宅後 まずシャドーとフラウの散歩&運動を済ませ、その後に公園での投げ練習をしていました。 なので夕食は、いつも夜11時過ぎ・・・
公園に生えている一本の木を目標に、その木に向って真っ直ぐにフリスビーを投げる練習、そして何とかその木の先までフリスビーを飛ばせるように 「方向と距離」 の両面に渡って目標をたて 「一日百投」 を自らに課したのですが、なかなか上達しませんでした。
一応、JFAが主催した 「スローイング講習会」 に何度か参加し、フリスビーの握り方や投げ方を教えてもらい、その通り練習していたつもりなのですが・・・
ある日、ネットを検索していたら 「ディスクの様々な握り方」 を説明したサイトがあり 「女性やジュニア、また男性でも指があまり長く人向け」 という握り方が写真付きで掲載されているのを見つけ、実際にフリスビーを手にして握ってみたら、なんか違和感なく しっくりとフリスビーが指に馴染みました。
さっそく、試しに公園で投げてみましたら、少なくとも 「方向性」 に関しては従来の握り方よりも、目標物に対し真っ直ぐにフリスビーが飛んで行きました。
「距離」に関しては、握り方を変えても当初は全く伸びなかったのですが、1か月程度で目標としていた木を超えてフリスビーが飛ぶようになりました。
その公園の横の道は、今でも毎日のように通ります。
スタートラインにしていた場所も、目標としていた木も8年前のままです。
先日、試しにフリスビーを投げてみましたら、かなり手加減して投げたにも関わらず、目標としていた木の先までフリスビーは飛んで行きました。
今では、「何で、あんなに飛ばなかったのだろう?」と思います。
きっかけは、フリスビーの握り方を、ほんの少し変えたことでした。
そして、この 『ほんの少しの、きっかけ』 というのは、愛犬との暮らしにおいても、大切なのだと私は思っています。
例えば、元保護犬のイングリッシュポインター、エステルさんは我が家に迎え入れた当初は、ボールにもダミーにもフリスビーにも全く興味がありませんでした。
ボールを転がしても、見向きもしませんでしたから・・・
それが、いくつかの「きっかけ」を経て、今ではボール遊びも、ダミーレトリーブも、そしてフリスビーも上手に出来るようになりました。
しかし、「きっかけ」というのは、座して待っていても生まれるものではありません。
「他のワンとボール遊びをしていたら、今までは何の興味も示さなかった愛犬が、ボールの方に数歩、歩み寄った」 とか 「飛んでいるフリスビーを目で追った」 とか、そういう小さな「変化」の積み重ねを経て、道具を用いた遊びが出来るようになったりします。
ですから、例えば 「現段階ではボールに何の興味も示さない」 という愛犬であったとしても、諦めずに 「きっかけ」になることを工夫して欲しいと思います。
そして私が常々、スクールの生徒さんたちに申しているのは、
○ 焦らない (無理強いしたり、特訓したりしない 成長は牛の歩みで良い)
○ 諦めない (きっかけの芽を摘んでしまう)
○ 怒らない (出来ないからと言って腹をたてない)
ということです。
まずは、「飼い主さんと一緒にいること」 が好きな愛犬に育ってもらう事です。
道具を使った遊びが出来ない段階では、一緒に野原を散策するだけでもOKです。
本当に好きな異性となら、「デートマニュアル本」に書かれているようなキラキラしたデートでなくとも、一緒に公園を歩くだけでも楽しいはず!
焦らず、怒らず、諦めず!!
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縦50m、横40mほどの公園です。 遊具や砂場があるので、夕方は放課後の小学生たちの歓声に包まれます。
今から9年ほど前、私はこの公園で夜中に、毎日のようにフリスビーの「投げ練習」をしていました。
当時はまだ会社員でしたので、午後9時頃に帰宅後 まずシャドーとフラウの散歩&運動を済ませ、その後に公園での投げ練習をしていました。 なので夕食は、いつも夜11時過ぎ・・・
公園に生えている一本の木を目標に、その木に向って真っ直ぐにフリスビーを投げる練習、そして何とかその木の先までフリスビーを飛ばせるように 「方向と距離」 の両面に渡って目標をたて 「一日百投」 を自らに課したのですが、なかなか上達しませんでした。
一応、JFAが主催した 「スローイング講習会」 に何度か参加し、フリスビーの握り方や投げ方を教えてもらい、その通り練習していたつもりなのですが・・・
ある日、ネットを検索していたら 「ディスクの様々な握り方」 を説明したサイトがあり 「女性やジュニア、また男性でも指があまり長く人向け」 という握り方が写真付きで掲載されているのを見つけ、実際にフリスビーを手にして握ってみたら、なんか違和感なく しっくりとフリスビーが指に馴染みました。
さっそく、試しに公園で投げてみましたら、少なくとも 「方向性」 に関しては従来の握り方よりも、目標物に対し真っ直ぐにフリスビーが飛んで行きました。
「距離」に関しては、握り方を変えても当初は全く伸びなかったのですが、1か月程度で目標としていた木を超えてフリスビーが飛ぶようになりました。
その公園の横の道は、今でも毎日のように通ります。
スタートラインにしていた場所も、目標としていた木も8年前のままです。
先日、試しにフリスビーを投げてみましたら、かなり手加減して投げたにも関わらず、目標としていた木の先までフリスビーは飛んで行きました。
今では、「何で、あんなに飛ばなかったのだろう?」と思います。
きっかけは、フリスビーの握り方を、ほんの少し変えたことでした。
そして、この 『ほんの少しの、きっかけ』 というのは、愛犬との暮らしにおいても、大切なのだと私は思っています。
例えば、元保護犬のイングリッシュポインター、エステルさんは我が家に迎え入れた当初は、ボールにもダミーにもフリスビーにも全く興味がありませんでした。
ボールを転がしても、見向きもしませんでしたから・・・
それが、いくつかの「きっかけ」を経て、今ではボール遊びも、ダミーレトリーブも、そしてフリスビーも上手に出来るようになりました。
しかし、「きっかけ」というのは、座して待っていても生まれるものではありません。
「他のワンとボール遊びをしていたら、今までは何の興味も示さなかった愛犬が、ボールの方に数歩、歩み寄った」 とか 「飛んでいるフリスビーを目で追った」 とか、そういう小さな「変化」の積み重ねを経て、道具を用いた遊びが出来るようになったりします。
ですから、例えば 「現段階ではボールに何の興味も示さない」 という愛犬であったとしても、諦めずに 「きっかけ」になることを工夫して欲しいと思います。
そして私が常々、スクールの生徒さんたちに申しているのは、
○ 焦らない (無理強いしたり、特訓したりしない 成長は牛の歩みで良い)
○ 諦めない (きっかけの芽を摘んでしまう)
○ 怒らない (出来ないからと言って腹をたてない)
ということです。
まずは、「飼い主さんと一緒にいること」 が好きな愛犬に育ってもらう事です。
道具を使った遊びが出来ない段階では、一緒に野原を散策するだけでもOKです。
本当に好きな異性となら、「デートマニュアル本」に書かれているようなキラキラしたデートでなくとも、一緒に公園を歩くだけでも楽しいはず!
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by gundogclub
| 2014-03-01 16:14
| MY TALK