サニーコッカー
実に賢く、実に甘ったれ。溌剌たる楽天家。特技は人間の調教。愁いを含んだマドンナの眼差しで見つめられると、飼い主は否応なくおやつやごはんのお代わりを差し出さずにはいられないという。
気ままが高じると手におえなくなる。 犬のためを思えば、最低限の従順さは身につけておかせたい。 そして贅肉はできるだけ身につけさせたくない。 コッカーは食べ物をしっかり蓄える。常にすき腹を抱え、ご馳走の夢を追う夢見がちな犬なのである。
『世界の犬種図鑑』 エーファ・マリア・クレーマー著(誠文堂新光社)より抜粋
以上、イングリッシュ・コッカースパニエルの犬種説明文をご紹介しましたが、イングリッシュ・コッカーのフィールド系というか ワーキングコッカー (KCコッカー)にも、共通する部分が多いと思います。
欧米では、イングリッシュコッカーの天真爛漫で活発な様を称して、 ”サニーコッカー” と表現することがあるそうです。
我が家のソロモンも、まだ生後4ヶ月に満たないパピーである事にもよると思いますが、実に明るく(騒々しいとも言いますが:苦笑)、溌剌かつ天真爛漫です。
未去勢の♂の成犬になった時、どうなるかまだ未知数ですが (今のところ、ソロモンは去勢しない予定です。とは言え繁殖する気はありませんが) 少なくとも物怖じせず、明るい性格は成犬になっても変わらないのではないかと思います。
話が少し逸れますが、明るく元気で意欲に満ちたゴールデンレトリバー、クワンとの競技会出場は実に気が楽です。
どんなに悪天候だろうが、競技会場で私の車の隣に駐車した車からワンワンギャンギャンうるさい吠えが続いていようが、ひとたび車に搭載しているバリケンの扉を開ければ、クワンは勢い良く飛び出してきて尻尾ブンブンで目を輝かせています。 あぁぁ~楽チンだ!
それに比べ ジャーマン・ショートヘアード・ポインターの フラウ は、私と一対一で野原に居る時は、レトリーブの練習でもグラウンドワークでも実に楽しそうに笑っているのですが、ひとたび競技会場に着くと・・・
運悪くギャンギャン吠えている犬が乗っている車が隣に停まったら、自分の車の位置を移動したり、なるべくテンションが下がらない様に気をつけたり・・・ 競技に出る前に、こちらが気疲れしてしまって。。。(苦笑)
「本当はフラウは競技会なんか出たくないんだろうなぁ~ 野原で一緒に遊んでいるのが一番なんだろうなぁ・・・」 などと思うと、フラウが可哀想になってしまったり・・・(溜息)
でも、野原で遊んでいる時は、ニコニコ顔で 「私、今とても楽しいわ!」 と盛んにアピールするのは3姉妹の中で、フラウが一番なんです。 あの野原での笑顔を見るだけでも、フラウと共に暮らしていることが、とても幸せに思えます。 フラウは競技会中心の生活をしている訳でもありませんし・・・
そして、ソロモンは、クワンタイプに成長してくれるのではないかと思っています。
見知らぬ犬や人が居ようが、天候が悪かろうが きっとソロモンは意欲溢れる作業をしてくれると確信しています。 まあソロモンは促成栽培するつもりはないので、競技会デビューは当分先・・・そろまではフラウ姐さんに、なんとか頑張ってもらうしかありません。
競技会ダミーより太いダミーを咥えて駆け戻るソロモン
ソロモンは、まだ体も小さく、それに比例して口も小さいので競技会で使用する太さのダミーを横に咥えることが出来ませんが、レトリーブ意欲は驚くほどです。
また細いダミーやボールを咥えた場合は、途中で口から離す事はなく、私の手元まで運搬してきます。
咥え続けることに関しては天賦の才 を感じます。
そしてワーキングコッカーは、撃ち落された鳥の運搬をレトリバーに伍して十分に行っている動画を、ご紹介します。
鳥が撃ち落されるシーンが多数、出てまいりますので、ご覧になるか否かは各自 ご判断ください。
動画が始まって 3分17秒~3分42秒のあたり で、ワーキングコッカーが、撃ち落された鳥および半矢の鳥を咥えて運搬するシーンが見られます。
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by gundogclub
| 2012-03-16 21:24
| ソロモン (WC)