GRTA新ルール説明会
GRTA (ガンドッグレトリーブトライアル協会) の新ルールの説明会が、朝霧高原の施設で開催され参加してきました。
説明会は3回開催される予定ですが、3月20日が第1回目の説明会でした。
道路が凍結している懸念もあったので、ハイエースではなく ディスカバリーで参加したのですが、途中で故障することもなく(苦笑)、無事に会場へ到着し、また無事に自宅まで戻ってくることができてホッとしています。
途中の 道の駅 にて (ディスカバリーの背後に富士山)
さて、2005年のGRTAの発足以来、細かなルール改定は何度かありましたが、今回の改訂は 抜本的なルールの改定 となりました。
2005年6月 GRTA発足最初の競技会での、今はなきシャドーのエントリーテスト (競技参加資格審査)
簡単に申しますと スケートに例えるなら今までは スピードスケートだったものが、フィギュアスケートに 変わりました。
スピードスケートは、滑り方に癖があって 「美しくない!」 と酷評されようが、最も速いタイムで滑った者が1位になる訳ですが、フィギュアスケートは、あくまでもジャッジの評価で点数が決まりますよね。
GRTAの新ルールも、制限時間はあるものの、タイムの優劣が点数とは関係が無くなりました。
つまり、タイムという客観的なものから、ジャッジの採点という主観的なものにルールが変わったことになります。
もともと欧州のフィールドトライアル(レトリーブトライアル)はタイム制ではありませんので、本場のルールに近づいたとも言えますが、欧州のフィールドトライアルも、団体によってルール(規則と評価基準)が異なり、私が研修を受けた団体のルールと、GRTAの新ルールも大きく異なります。
私が研修を受けた団体では、「ダミーに向かって一直線に回収に向かう意欲」 に評価の重点が置かれており、 例えば 「木の柵を跳び越して回収に行ったか、柵を避けて遠回りして回収に向かったか」 とか 「一直線に池に飛び込んで回収したか、遠回りしてなるべく泳がなくてもよい場所まで行ってから水に入ったか」 など、その回収のラインによって評価の加減があったのですが、GRTAの新ルールでは、そのような評価基準は一切、ありません。
ですからフラウ姐さんは、1.2mのネットも飛び越えますし、池へ投げ込まれたダミーにも凄いスピードで飛び込んで行きますが(私が研修を受けた団体のルールに準拠して訓練をしたので) その様なことが出来ても、全く意味がないみたい・・・(苦笑)
そして新ルールでは、「待機場所からスタート地点までの静かで落ち着いた態度」も評価の基準になります。
簡単に申しますと、脚側歩行(上級クラスではノーリード)の様子も評価の基準になります。
フラウ姐さんの、ノーリードでの脚側歩行は、アバウトなので昨日の競技形式の説明会では、減点され続けましたが(苦笑)、あまり修正する気はありません。
朝、早く起こされて遠くまで来たのに、ゼンゼン面白くないわぁ~ のフラウ姐さん(苦笑)
なんか、チョークチェーンなどを使って厳しく(大声で叱ったり、叩いたり、チョークをきつく締めたり) 練習する会員の方が増えるのではないかと、その点は(私が心配することではありませんが) 懸念されます。
GRTA競技会で良い評点が欲しいが故に、チョークなどで厳しい訓練を施すことは、私はしたくありません。
スクールのレトリーブクラスに所属している生徒さんたちにも、ある程度の練習はしますが、厳しい脚側練習は(例え脚側歩行で減点されたとしても)行わないつもりです。
もっとも、チョークを使わなくても脚側歩行の練習は出来ますが・・・
我が家では、驚くことにクワンちゃんだけは、ノーリードでの脚側歩行も模範的です。
元の飼い主さんが預託していたドッグスポーツ施設、LADF のK先生ご夫妻が 「もし、他のお家に貰われることがあった場合、新しい飼い主さんと、楽しくお散歩できるように・・・」と、OPDESのルールに準拠して脚側歩行を教えてくださったので (チョークなどは用いずに)、クワンの脚側歩行はノーリードでも完璧!!
私を見上げながら、私の左足にすり付く様な、ノーリード脚側歩行を見せてくれます。
クワンに関しては、私も日頃から、脚側歩行練習を続けているので、K先生ご夫妻の馴致&私の日頃の練習の相乗効果かな・・・
もうね 待機場所からスタートラインの間だけ、フラウ姐さんとクワンを交代させたい位です!
でも、クワンは細いダミーは咥えるけれど、公式ダミーは嫌がって咥えないし、フリスビーの方が格段に好きですし、難しいものです・・・
クワンはジャンプしてフリスビーを渡してくれます
GRTA新ルール改定は最初は、ある程度の混乱や試行錯誤があることと思います。
ただ、大きなメリットもあると思います。
どんなに速く走れる犬にも、やがて老いが訪れ若い頃の様には走ることが出来なくなります。
「タイムトライアル方式」では、駿馬のような走りを見せていた犬も、やがて若い犬たちには適わなくなる日が必ず訪れます。
しかし、新ルールでは 年を経て成熟度を増している年配の犬たちにも・・・いや 経験を積んだ、そして飼い主との絆を積み重ねてきた犬にこそ、勝機があるのだと思います。
愛する相棒と長く、共に競技会のフィールドに立つ・・・
新ルール改定により、長く愛犬と共に競技を楽しめるようになることだけは確かだと思います。
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説明会は3回開催される予定ですが、3月20日が第1回目の説明会でした。
道路が凍結している懸念もあったので、ハイエースではなく ディスカバリーで参加したのですが、途中で故障することもなく(苦笑)、無事に会場へ到着し、また無事に自宅まで戻ってくることができてホッとしています。
途中の 道の駅 にて (ディスカバリーの背後に富士山)
さて、2005年のGRTAの発足以来、細かなルール改定は何度かありましたが、今回の改訂は 抜本的なルールの改定 となりました。
2005年6月 GRTA発足最初の競技会での、今はなきシャドーのエントリーテスト (競技参加資格審査)
簡単に申しますと スケートに例えるなら今までは スピードスケートだったものが、フィギュアスケートに 変わりました。
スピードスケートは、滑り方に癖があって 「美しくない!」 と酷評されようが、最も速いタイムで滑った者が1位になる訳ですが、フィギュアスケートは、あくまでもジャッジの評価で点数が決まりますよね。
GRTAの新ルールも、制限時間はあるものの、タイムの優劣が点数とは関係が無くなりました。
つまり、タイムという客観的なものから、ジャッジの採点という主観的なものにルールが変わったことになります。
もともと欧州のフィールドトライアル(レトリーブトライアル)はタイム制ではありませんので、本場のルールに近づいたとも言えますが、欧州のフィールドトライアルも、団体によってルール(規則と評価基準)が異なり、私が研修を受けた団体のルールと、GRTAの新ルールも大きく異なります。
私が研修を受けた団体では、「ダミーに向かって一直線に回収に向かう意欲」 に評価の重点が置かれており、 例えば 「木の柵を跳び越して回収に行ったか、柵を避けて遠回りして回収に向かったか」 とか 「一直線に池に飛び込んで回収したか、遠回りしてなるべく泳がなくてもよい場所まで行ってから水に入ったか」 など、その回収のラインによって評価の加減があったのですが、GRTAの新ルールでは、そのような評価基準は一切、ありません。
ですからフラウ姐さんは、1.2mのネットも飛び越えますし、池へ投げ込まれたダミーにも凄いスピードで飛び込んで行きますが(私が研修を受けた団体のルールに準拠して訓練をしたので) その様なことが出来ても、全く意味がないみたい・・・(苦笑)
そして新ルールでは、「待機場所からスタート地点までの静かで落ち着いた態度」も評価の基準になります。
簡単に申しますと、脚側歩行(上級クラスではノーリード)の様子も評価の基準になります。
フラウ姐さんの、ノーリードでの脚側歩行は、アバウトなので昨日の競技形式の説明会では、減点され続けましたが(苦笑)、あまり修正する気はありません。
朝、早く起こされて遠くまで来たのに、ゼンゼン面白くないわぁ~ のフラウ姐さん(苦笑)
なんか、チョークチェーンなどを使って厳しく(大声で叱ったり、叩いたり、チョークをきつく締めたり) 練習する会員の方が増えるのではないかと、その点は(私が心配することではありませんが) 懸念されます。
GRTA競技会で良い評点が欲しいが故に、チョークなどで厳しい訓練を施すことは、私はしたくありません。
スクールのレトリーブクラスに所属している生徒さんたちにも、ある程度の練習はしますが、厳しい脚側練習は(例え脚側歩行で減点されたとしても)行わないつもりです。
もっとも、チョークを使わなくても脚側歩行の練習は出来ますが・・・
我が家では、驚くことにクワンちゃんだけは、ノーリードでの脚側歩行も模範的です。
元の飼い主さんが預託していたドッグスポーツ施設、LADF のK先生ご夫妻が 「もし、他のお家に貰われることがあった場合、新しい飼い主さんと、楽しくお散歩できるように・・・」と、OPDESのルールに準拠して脚側歩行を教えてくださったので (チョークなどは用いずに)、クワンの脚側歩行はノーリードでも完璧!!
私を見上げながら、私の左足にすり付く様な、ノーリード脚側歩行を見せてくれます。
クワンに関しては、私も日頃から、脚側歩行練習を続けているので、K先生ご夫妻の馴致&私の日頃の練習の相乗効果かな・・・
もうね 待機場所からスタートラインの間だけ、フラウ姐さんとクワンを交代させたい位です!
でも、クワンは細いダミーは咥えるけれど、公式ダミーは嫌がって咥えないし、フリスビーの方が格段に好きですし、難しいものです・・・
クワンはジャンプしてフリスビーを渡してくれます
GRTA新ルール改定は最初は、ある程度の混乱や試行錯誤があることと思います。
ただ、大きなメリットもあると思います。
どんなに速く走れる犬にも、やがて老いが訪れ若い頃の様には走ることが出来なくなります。
「タイムトライアル方式」では、駿馬のような走りを見せていた犬も、やがて若い犬たちには適わなくなる日が必ず訪れます。
しかし、新ルールでは 年を経て成熟度を増している年配の犬たちにも・・・いや 経験を積んだ、そして飼い主との絆を積み重ねてきた犬にこそ、勝機があるのだと思います。
愛する相棒と長く、共に競技会のフィールドに立つ・・・
新ルール改定により、長く愛犬と共に競技を楽しめるようになることだけは確かだと思います。
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by gundogclub
| 2011-02-21 10:21
| レトリーブ (GRT)