心から褒める
中学1年生の長男は、本日と明日 学年末試験があります。
朝、玄関で 「頑張ってこいよ!」 と声をかけましたが、彼の第一声は 「パパ、ダメでもあまり怒らないでね!」 でした。(苦笑)
「試験を受ける前からダメかも・・・と思う位にしか、お前は試験勉強をしなかったのか!」 と怒鳴りたくなるところを、ぐっと我慢して 「落ち着いて、問題をよく読んで答えを書くんだよ!」と、一応笑顔で送り出しましたが、きっと私の笑顔は仮面のようだったかも・・・
私も、もう50歳近い年齢なので小学生の頃の記憶は、あまり鮮明ではないのですが、中学校時代のことは、かなりはっきりと記憶しています。
私が入った中学校はいわゆる進学校でして、入学式の時 校長先生が 「みなさん 入学おめでとう。今日一日は入学をご両親と共に喜んでください。 そして明日からは高校受験へ向けてのスタートです!」 という祝辞の言葉に驚いた記憶があります。
「こりゃ 大変な学校に入ってしまったな」 と・・・・
秋田県内の腕に覚えのある (勉強のよくできる) 生徒ばかりが集まっていましたので、みんな本当によく勉強していました。
先生も教科書は副教材程度で、独自の教材で進める方が多く、「教科書に書かれている内容は既に、予習済み」 という前提で授業が進んでいきました。
まあ私も、そこそこ勉強したつもりですが いつも成績は 学年の真ん中からちょっと上だったり、ちょっと下だったり・・・ という感じでした。
中学校なのに、中間テストや期末テストの成績が、1番から最下位まで貼り出されるんです。
上位常連の連中は、貼り出しの日を楽しみにしていましたがね・・・
試験ではいつも、学年の真ん中辺りだった私ですが、私の長男に比べれば、かなり勉強したと思います。
ですから長男の自宅での様子を見ていると、情けなかったり歯がゆかったりで、ついつい怒ってしまうのですが・・・
小学4年の頃の長男 フリスビー競技会 小学生の部で3位入賞が場内アナウンスされた直後の写真
たまに 「長男にしては」 全国模擬テストなどで良い成績の時があり、そんな時は 褒めているつもりなのですが、 褒めても長男はあまり嬉しそうにしません。
もう中学生ですからね 「本当は満足していないけれど、仕方なくパパは褒めているんだ。。。」 と長男なりに理解しているようです。
これが次男ですと、次男はまだ小学2年なので、たとえ「おためごかし」で褒めても、とても嬉しそうな笑顔を返してくるので、こちらが逆に気まずくなってしまうんです。
「あ~ もっと心から褒めてあげないと、可哀想だなぁ・・・」 と、反省してしまいます。
それに長男のことに関しても、時代も(私は偏差値教育最盛期に中学~高校でした)環境も異なる自分との比較で、長男を判断するのも本当は良くないのでしょうが・・・
スクールの生徒さんには 「他のワンちゃんと比べて焦ったり叱ったりしないように!」 なんて、常々お話をしているにも関わらず・・・(苦笑)
さて、ここから(やっと)ワンちゃんのお話です。
皆さんは、ご自分の愛犬を心から褒めていますか?
レッスンの時などに、「ワンちゃんを褒めてください!」 と申しますと、気恥ずかしさもあるのでしょうが、どうも「褒め下手」 の方が多いように思います。
「下手」 と言ってもテクニックの問題というより、心の問題のように思います。
たとえば 「こんなこと、出来て当然なのに!」 などと飼い主さんが思っていると、その気持ちは愛犬に伝わってしまうように思います。
「できて当然」 という「当然」の比較対象が、ご自分の頭の中にある漠然としたイメージなのか、あるいは他のワンちゃんとの比較なのかは、様々だと思いますが 「何で、こんなこと位で、褒めなきゃいけないのよ!」 というオーラを発しながら褒めても、そのオーラをワンちゃんは敏感に感じ取ってしまうように思います。
比較すべきは、「以前の愛犬」であり 例えば5秒しかお座りが出来なかった愛犬が、10秒はお座りが続けられるようになったら、(例え同時期にレッスンを始めたワンちゃんが5分、お座りが出来るようになっていたとしても) それは成長であり、心から褒めてあげるべきなのですが、どうしても他のワンちゃんと比較してしまって褒めが、おざなりになってしまったり・・・
あー この日記は長男には読ませられないなぁ~ :独白
また、「下手」には、褒めるときの視線に注意をはらっていないケースもあります。
視線には2通りあり
①きちんと愛犬の目を見て褒めているか? 視線を合わせずに褒めていないか?
②愛犬が、ほかのものに気をとられているのに、褒めようとしていないか?
(例えば愛犬が、鳥や猫や他のワンちゃんに注意が向いているままの状態で、褒めていたり・・・)
ということに、注意すべきだと思います。

デートの時、恋人を褒めるのに、そっぽを向いて褒める人は居ませんよね。
まあ恥ずかしくって下を向いて、ゴニョゴニヨ言ってしまう場合もあるかもしれませんが、相手の目をしっかりと見て思いを伝えるのではないでしょうか?
あるいは、カノジョがウインドーシヨッピングで最新のブランドバッグに目を輝かせている横で、褒めてもカノジョはバッグに夢中で、褒められていることに気がつかないかも・・・
やはり、恋人も愛犬も お互いに見つめ合っている時にこそ、思いはよく伝わるように思います。
ですから、これも生徒さんにはよく言うのですが たまに愛犬の名前を呼び、飼い主の方(目)を見たら、すかさず褒める・・・ つまり名前を呼ばれたら、すぐに飼い主さんの目を見ることが出来る愛犬 にすることが大切だと思います。
名前を呼ばれたら、すぐに飼い主さんの目を見る習慣ができていますと
名前を呼ぶ → 飼い主の目を見る(アイコンタクト) → すかさず褒める の一連の動作が実にスムーズに行えるようになります。
そして、やはり一番重要なことは 心から褒めること ・・・ そして 飼い主から褒められることが嬉しい愛犬 に育てていくことだと思います。
パパに褒められても、別に嬉しくないよ!
褒めてくれなくってもいいから、ジャーキー(ゲーム)を買ってよ!
息子も愛犬も、これではいけません(苦笑)

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朝、玄関で 「頑張ってこいよ!」 と声をかけましたが、彼の第一声は 「パパ、ダメでもあまり怒らないでね!」 でした。(苦笑)
「試験を受ける前からダメかも・・・と思う位にしか、お前は試験勉強をしなかったのか!」 と怒鳴りたくなるところを、ぐっと我慢して 「落ち着いて、問題をよく読んで答えを書くんだよ!」と、一応笑顔で送り出しましたが、きっと私の笑顔は仮面のようだったかも・・・
私も、もう50歳近い年齢なので小学生の頃の記憶は、あまり鮮明ではないのですが、中学校時代のことは、かなりはっきりと記憶しています。
私が入った中学校はいわゆる進学校でして、入学式の時 校長先生が 「みなさん 入学おめでとう。今日一日は入学をご両親と共に喜んでください。 そして明日からは高校受験へ向けてのスタートです!」 という祝辞の言葉に驚いた記憶があります。
「こりゃ 大変な学校に入ってしまったな」 と・・・・
秋田県内の腕に覚えのある (勉強のよくできる) 生徒ばかりが集まっていましたので、みんな本当によく勉強していました。
先生も教科書は副教材程度で、独自の教材で進める方が多く、「教科書に書かれている内容は既に、予習済み」 という前提で授業が進んでいきました。
まあ私も、そこそこ勉強したつもりですが いつも成績は 学年の真ん中からちょっと上だったり、ちょっと下だったり・・・ という感じでした。
中学校なのに、中間テストや期末テストの成績が、1番から最下位まで貼り出されるんです。
上位常連の連中は、貼り出しの日を楽しみにしていましたがね・・・
試験ではいつも、学年の真ん中辺りだった私ですが、私の長男に比べれば、かなり勉強したと思います。
ですから長男の自宅での様子を見ていると、情けなかったり歯がゆかったりで、ついつい怒ってしまうのですが・・・
小学4年の頃の長男 フリスビー競技会 小学生の部で3位入賞が場内アナウンスされた直後の写真

たまに 「長男にしては」 全国模擬テストなどで良い成績の時があり、そんな時は 褒めているつもりなのですが、 褒めても長男はあまり嬉しそうにしません。
もう中学生ですからね 「本当は満足していないけれど、仕方なくパパは褒めているんだ。。。」 と長男なりに理解しているようです。
これが次男ですと、次男はまだ小学2年なので、たとえ「おためごかし」で褒めても、とても嬉しそうな笑顔を返してくるので、こちらが逆に気まずくなってしまうんです。
「あ~ もっと心から褒めてあげないと、可哀想だなぁ・・・」 と、反省してしまいます。
それに長男のことに関しても、時代も(私は偏差値教育最盛期に中学~高校でした)環境も異なる自分との比較で、長男を判断するのも本当は良くないのでしょうが・・・
スクールの生徒さんには 「他のワンちゃんと比べて焦ったり叱ったりしないように!」 なんて、常々お話をしているにも関わらず・・・(苦笑)
さて、ここから(やっと)ワンちゃんのお話です。
皆さんは、ご自分の愛犬を心から褒めていますか?
レッスンの時などに、「ワンちゃんを褒めてください!」 と申しますと、気恥ずかしさもあるのでしょうが、どうも「褒め下手」 の方が多いように思います。
「下手」 と言ってもテクニックの問題というより、心の問題のように思います。
たとえば 「こんなこと、出来て当然なのに!」 などと飼い主さんが思っていると、その気持ちは愛犬に伝わってしまうように思います。
「できて当然」 という「当然」の比較対象が、ご自分の頭の中にある漠然としたイメージなのか、あるいは他のワンちゃんとの比較なのかは、様々だと思いますが 「何で、こんなこと位で、褒めなきゃいけないのよ!」 というオーラを発しながら褒めても、そのオーラをワンちゃんは敏感に感じ取ってしまうように思います。
比較すべきは、「以前の愛犬」であり 例えば5秒しかお座りが出来なかった愛犬が、10秒はお座りが続けられるようになったら、(例え同時期にレッスンを始めたワンちゃんが5分、お座りが出来るようになっていたとしても) それは成長であり、心から褒めてあげるべきなのですが、どうしても他のワンちゃんと比較してしまって褒めが、おざなりになってしまったり・・・
あー この日記は長男には読ませられないなぁ~ :独白
また、「下手」には、褒めるときの視線に注意をはらっていないケースもあります。
視線には2通りあり
①きちんと愛犬の目を見て褒めているか? 視線を合わせずに褒めていないか?
②愛犬が、ほかのものに気をとられているのに、褒めようとしていないか?
(例えば愛犬が、鳥や猫や他のワンちゃんに注意が向いているままの状態で、褒めていたり・・・)
ということに、注意すべきだと思います。

デートの時、恋人を褒めるのに、そっぽを向いて褒める人は居ませんよね。
まあ恥ずかしくって下を向いて、ゴニョゴニヨ言ってしまう場合もあるかもしれませんが、相手の目をしっかりと見て思いを伝えるのではないでしょうか?
あるいは、カノジョがウインドーシヨッピングで最新のブランドバッグに目を輝かせている横で、褒めてもカノジョはバッグに夢中で、褒められていることに気がつかないかも・・・
やはり、恋人も愛犬も お互いに見つめ合っている時にこそ、思いはよく伝わるように思います。
ですから、これも生徒さんにはよく言うのですが たまに愛犬の名前を呼び、飼い主の方(目)を見たら、すかさず褒める・・・ つまり名前を呼ばれたら、すぐに飼い主さんの目を見ることが出来る愛犬 にすることが大切だと思います。
名前を呼ばれたら、すぐに飼い主さんの目を見る習慣ができていますと
名前を呼ぶ → 飼い主の目を見る(アイコンタクト) → すかさず褒める の一連の動作が実にスムーズに行えるようになります。
そして、やはり一番重要なことは 心から褒めること ・・・ そして 飼い主から褒められることが嬉しい愛犬 に育てていくことだと思います。
パパに褒められても、別に嬉しくないよ!
褒めてくれなくってもいいから、ジャーキー(ゲーム)を買ってよ!
息子も愛犬も、これではいけません(苦笑)

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by gundogclub
| 2011-02-15 10:33
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