フランスの大型スパニエル
フランスには、この ピカルディースパニエルをはじめ ピカルディースパニエルの親戚の ブルーピカルディースパニエル や フレンチスパニエル など、体重が20kgを超えるような大型のスパニエル犬種が、複数 存在します。
これらの犬種は、フランス国内でも決して一般的な犬種では無いのですが、さりとて ”希少犬種・珍犬” に属する訳ではなく、かつ フランスのみに留まらず、イギリスや他の欧州諸国にも、これら大型スパニエルのクラブがあり、また 大型スパニエルを対象としたレトリーブ競技会 なども開催されています。
ピカルディースパニエルや、ブルーピカルデイースパニエルは、 レトリバー種に比べて四肢が長く、 『粘土質で足抜きの悪い湿地帯が多いピカルディー地方のフィールドワークに優れている』 と言われているようです。
犬種保存の為 だけではなく、実際に猟の相棒としてフランスの一部地域では 大活躍 しているようです。
犬に限ったことでは無いのですが 例えば車にしても 同じ欧州でもイギリス・ドイツ・フランス・イタリア・・・国によって違いがあり、その違いには地学や人種・民族、ドクトリン・・・など様々な要因が関係してきます。
たとえ私が、超お金持ちで ピカルディースパニエルの つがい をフランスから輸入し、繁殖したとしても おそらく日本ではポピュラーな犬種には ならないと思いますし、買い求めに来る方は 「珍しい犬が欲しい」 とか 「誰も飼ったことがない犬を飼って自慢したい」 とか、あまり建設的な感じには、ならないかと・・・
まぁ、私が超お金持ちになることは、決して無いので そもそもが空想の範囲ですが。
ただ、 「何を目的に」 「どのような背景から」 そのものは作出されたのか? を調べる ということは、 犬種に限らず 理解を深めたり、あるいは より愛着を増す ために、有意義な作業なのではないかと、私は思います。
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by gundogclub
| 2018-08-11 09:12
| 犬種探訪