ガンドッグ(鳥猟犬種)への思いを綴ります
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犬

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数日前の、クワン&エステル
クワンは元飼育放棄犬、エステルはゴミ集積場で食事中に保健所に捕獲された生粋の(笑)保護犬ですので、言わばこの2頭は 『保護犬コンビ』 です。

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エステルさん、相変わらず アクロバティックなフリスビーキャッチです。
クワンは、この高度のフリスビーに飛びつくことは、ありません。
もう少し、高度が下がるまで待って堅実にキャッチするのがクワンのスタイルです。
「高度が下がってからキャッチ」ということは、スタートラインからの距離も伸びることになりますので、競技会では、より高ポイントエリアでのキャッチとなるため、むしろ好都合。
手前のエリアでジャンピングキャッチしてしまうエステルさんは、1~2ポイントを争うケースでは、むしろ不利になる場合がある訳ですが、しかしこのジャンプ力は、やはり魅力的です。


エステルさんの課題は、ボールにしろフリスビーにしろ、私が投げた場所から40mとか50mとか離れた場所でキャッチすると、戻りが遅い事です。
フラフラと蛇行しながら、時には口から離して自分だけ戻ってきたり・・・


我が家にエステルを迎え入れた当初、ロングリードを用いて矯正しようと試みた (正確には、試みようとした) のですが、ロングリードを見せた途端、長い尻尾を股の間に入れて、ブルブルと震えだしたので、中止しました。
ロングリードに対して何らかのトラウマがあるみたい。
怖がっているのに、無理矢理なことはしたくなかったので中止しました。 
そして、家の中や狭い公園は別として、野原に行くとフードやお菓子、お肉などに見向きもしなくなるので、「ご褒美作戦」も効果なし。


しかし、25m位までなら ダミーだろうがフリスビーだろうがボールだろうが、咥えたまま しっかり私の足元まで戻って来ることが出来ます。
何かを口に咥えたまま、長い距離を戻るのが嫌いなのかも・・・

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まあ、別にエステルさんが今のままでも 構わないのですが、せっかくの派手なジャンプ・・・何かに生かせないかな?・・・と。
で、思いついたのが フリスビーのフリースタイル。
短い距離ならフリスビーを咥えて着実に戻れますし、何より派手なジャンプが、きっと活きるはず!!


問題は私で 初老のオヤジが音楽に合わせて、体を動かしつつフリスビーを投げることが出来るのか???
何か今のままでは 『デブの盆踊り』 にしかならないかも。。。(苦笑)
まあ 思い立ったが吉日で 少し試してみようと思っています。
自らのダイエットも含めて・・・
「愛犬の為」 という目標があれば、少しは頑張れるかも!

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by gundogclub | 2014-01-30 17:03 | エステル (EP)

やってみせ


やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、

ほめてやらねば、人は動かじ。


旧大日本帝国海軍 連合艦隊司令長官 山本五十六 の言葉です。
企業で部下を育成する上での名言として企業経営系の雑誌で特集が組まれたり、育児本でも紹介されるなど、結構 有名な言葉のようです。

そして、私は 「人」 を 「犬」 に置き換えると 愛犬を育成する上での大切な要点が、この名言のなかに納められているように思います。


やってみせ 
「やってみせ」 の言葉で、私は二つのパターンが思い浮かびます。
まずは、 人(飼い主)が愛犬に、やってみせる ということです。
と言っても 「いいか お前、よーく見ていろよ! オスワリとは、こういう姿勢のことだぞ!」 と、飼い主がオスワリの姿勢をとって見せる という事ではありません。

ただ一つ、言えることは 私のスクールでも初級クラスに新規に入校してくるワンたちは、飼い主が言葉の意味を、きちんと教えていない場合が多いことに気がつきます。

「オスワリ はい オスワリ・・・・ オスワリしなさいっ!」 「マテ マテだよ~ マテ・・・  あー なんで動くんだよ!」
「オスワリ」「フセ」「マテ」「コイ」「ヒール」 ・・・ 飼い主さんは、入校初日から様々なコマンドを口にしますが、それがどのような姿勢を維持すべき指示なのかを、愛犬に理解させていない。
コマンドを身につけて生まれてくる子犬など居ない訳ですから、 そのコマンドは 「どのような姿勢を維持 あるいは行為を行うor行わない」 ために発せられる言葉なのかを、きちんと愛犬に手を添えてその姿勢を作り教えてあげる必要があります。

愛犬自身の四肢、体躯を飼い主が手を添えて 「やってみせる」 ことにより 「各コマンドが、どのような姿勢を求めているのか」 を愛犬に教えてあげることです。

もう一つの 「やってみせ」 は、文字通り 先住犬などを見本として 「やってみせる」 というもの。
予想以上に、犬は他の犬から学びます。
例えば、我が家では野原での呼び戻しの笛は 「ピーピッピッ」 いう ”一長二短” の笛なのですが 最先住犬シャドーはロングリードなどを用いて私が教えましたが その後の フラウ → クワン → エステル → ソロモン と私はロングリードなどを用いて教えたことがありません。
新参犬は大抵、野原で先住犬を追いかけながら走ったりするのですが、先住犬が 「ピーピッピッ」 という笛が鳴ると私の足元に駆け戻るのを見て、覚えてしまうようです。

走っている途中の停止の笛であるストップホイッスルも、ソロモンを地面に結索しておいて フラウ姐さんに何度かお手本を見せてもらったら ソロモンは理解しました。
「停止した後、私の居る方に向き直る」 ことも含めて学んでくれたので、本当に楽でした。

これは逆に言うと 「先住犬が悪いお手本ばかり見せていると、飼い主が口でどれだけ頑張っても 悪いお手本犬の二代目になってしまう」 ということでもあります。
先住犬を、きちんと育成しないまま 「今度こそ!」 と意気込んで新たな犬を迎え入れても無駄 ということですね。
だって先住犬が悪いお手本を 「やってみせ」 するわけですから・・・


『言って聞かせて、させてみせ』 の部分は、今回は割愛します。
全て説明していると、とても長くなりそうなので・・・
いずれ、この部分についても、きちんと説明したいと思います。


ほめてやらねば、人(犬)は動かじ

今日、LADFで初参加の元保護犬のレッスン(Rちゃん)を行いました。
最初は、緊張して目が三角(苦笑)、警戒吠えをしていたRちゃん・・・
LADFのK先生と合同でフィールドを利用したのですが 私やK先生、アジリティスクールの生徒さんに撫でられ褒められ、とても嬉しそう。
投げたダミーにまで駆け寄るようになりました。

動くものに、ちょっとでも反応したら褒める。
咥えなくても、転がったボールに視線を送っただけでも褒める。 駆け寄ったら、なおさら褒める!
咥えることが出来たら、拍手喝采!
それをね、「きちんと咥えて飼い主の足元まで運搬できたら、そこで始めて褒める。 この一連の動きが出来て、初めてレトリーブしたと言える!」 などと考えずに、微妙な変化でも、その都度 褒めることが大切なのだと私は思います。

思うに 「保護犬って、あまり褒められた経験が無い犬が多い」 のではないかと思います。
保護犬に限らず、あまり褒めてもらえない犬って意外と多いのかも・・・


私が常々、生徒さんたちに申し上げているのは 「褒められることが嬉しい犬にしましょう!」 「褒められることの楽しさが判る犬にしましょう!」  ということです。

勿論、褒められて、かつ ご褒美のおいしい物 を食べられたら より嬉しいとは思うのですが、 「褒めてくれなくても、撫でてくれなくてもいいから、手に持っているお菓子、頂戴よ!!」 という愛犬には、なって欲しくない。
特に、元保護犬には 褒められ撫でられる嬉しさがわかる犬に育って欲しいと思います。


ちなみに、我が家のソロモン君は フィールドでは、お菓子使っても、すぐに口から出してしまいます。
でも、「グッボーイ」 の一言でお顔はニパニパ、尻尾ブンブンです。

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愛犬を心から褒めましょう。
きっと幸せそうな笑顔で、あなたを見上げてくれるはずです。

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by gundogclub | 2014-01-25 18:35 | MY TALK

ねぇ ビックリした?

今日は久々に温かい一日でした。
ここ数日間、風邪気味で微熱が続いていたので、ワンズとの野原遊び&練習も短時間で切り上げ、またブログの更新できず・・・

今日は、フラウとソロモンの、 ”茶色チーム” を連れて野原へ。

まずは、ソロモンを相手にレトリーブ練習。
ソロモン君、短い距離(30m程度)なら、私が腕で指し示す方向に、直進してブラインド・レトリーブ(ダミーの落下場所を犬に見せずに、体符と笛を用いてダミーがある場所に遠隔誘導してダミーを回収させる)が出来るようになってきました。
まだまだ、不完全ですが・・・
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ソロモンはダミーを用いた練習をすると、飽きることなく集中力が持続するので、どうしても 私も力が入ってしまいます。
フラウ姐さんが若い頃は ある程度の時間 ダミーを用いた練習をすると 「そろそろ、ボールで遊びましょうよ!」 と道具袋からボールを引っ張り出して来たので それが 「ダミー練習終了&ボール遊びの開始」 になったのですが、ソロモンは飽きることなくダミー練習が続けられます。
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さて、2頭連れで野原に行く場合は ソロモンの相方はフラウ姐さんになることが多いのですが、ソロモンと基本練習をしている最中は、フラウ姐さんはフリーです。
そんな時、フラウ姐さんは 私とソロモンが居る場所から、半径100m以内の場所で 走り回ったり、匂いを追ったり、雉ちゃんを探したり、文字通り『自由運動』をしているのですが、姿が確認できなくなる程、遠くへは決して行かないフラウ姐さん!
冬枯れの褐色の草むらの中では、フラウのレバーの被毛は、保護色の様に見えにくいのですが、姿が確認できなくても、呼び戻しの笛を吹くと常に一目散に駆け戻ってきます。


ですから、フラウ姐さんには全幅の信頼を持っていました。 今日までは・・・・・

ソロモンの練習を終え、周囲を見渡すもフラウ姐さん 目視できず。
「どの方向から、戻って来るのかな?」 と考えつつ、呼び戻しの笛を1回。
茶色の矢のようなスピードで、フラウは戻って来る筈です。

が・・・ しばらく待ってもフラウの姿、確認デキズ!
再度 笛を吹くも、 再々度笛を吹くも 帰還セズ・・・
「フラウ~ おーい フラウ~!」 と大声で呼ぶも目視デキズ・・・


フラウ姐サン イズコニアリヤ ゼンセカイハ シラント ホッス! (← ある有名な軍事無線のパロディです。  検索;ハルゼー提督 栗田艦隊 ・・・;笑)


今まで、約9年弱 一緒に暮らしてきて逸走したことの無いフラウなので、野原から逸走したとは思えませんでした。
骨折などの怪我をしたり、あるいは心臓麻痺でも起こして、野原のどこかに倒れているのではないかと。。。
縦200m×横400mほどの、そんなに広くない野原とは言え、草枯れ色の雑草が繁茂した野原で、動けなくなった茶色犬を探すのは大変です。


最後にフラウ姐さんを見た方向から探し始めたのですが、見当たりません。
「カミサンにも応援に来てもらって、一緒に探してもらった方がいいかも!」 などと考えながら、その間にも、呼び戻しの笛を吹いたり、名前を叫んだり・・・


探し初めて20分程、経った頃 「ピー」と犬が鼻を鳴らしたような音を聞きました。
音が聞こえてきたのは、木が生い茂って斜面になっている部分の先の低地部分。
その斜面を下りてみると、フラウ発見!!
きちんと停座して、こちらを見ています。


「おーい フラウ どうしたんだよ?」と近づくと、断尾された短い尻尾をピコピコ激しく振りながら、駆け寄ってくるフラウ姐さん。
何度も、私に体当たりをしながら、ヒャンヒャンと甘えた声を出して、ご機嫌さんのフラウ。


「ソロモンの相手ばかりしているから、お仕置きよ! もう、ソロモンが居れば私なんか用無しなのかと思って・・・ でも、びっくりした?  ねぇ ドキドキしたでしょ!  アナタ、泣きそうな声で私の事、呼んでいたじゃない!  やっぱり私が居ないと、困るんだ!  ねぇ正直に言いなさいよ! アタシのこと 大好きだって!!」

その後、フラウ姐さん 野原に居る間、ずーっと ハイテンションで ご機嫌でした。
若い頃のように、機敏にコマンドに従って見せたり、後ろ足で立ち上がって両前足を私の首に回して私の顔を舐めたり・・・


何回も何回も、笛や声で呼んでいる間、ずっとあの場所に隠れていたのでしょうか。
ソロモン相手に練習していて、フラウには声も掛けなかったので、いじけた事は確かだと思うのですが・・・


いやぁ~ どうなることかと思いました。 野原のどこかで倒れていることを想定したので、一人でどうやって探そうかと。。。
またフラウ姐さんがヘソを曲げないように、ちょっと考えないといけません。


それにしても、探し出した後のフラウの甘え方は激しかったなぁ~。
フラウ姐さん、少女の頃から 「つんつん でれでれ」のツンデレ娘でしたが、アニメにしろライトノーベルにしろ、ツンデレが可愛いのは少女だからこそです。
ツンデレの「オバサン」では、絵になりません。

フラウちゃん、あまり驚かすのは止めてください。


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by gundogclub | 2014-01-21 16:32 | フラウ (GSP)

もったいない

ここ1か月程の間に、ワイマラナー、ビズラ、ブルトンなど いわゆる 「多目的ガンドッグ(= HPR Dog) 」 の飼い主の方と、お話をさせて頂いたり、あるいは実際に愛犬を見せて頂く機会が何度かありました。
ちなみに、我が最愛の ”犬の奥さん” フラウ姐さんは、ジャーマン・ショートヘアード・ポインター(GSP)で、このGSPもHPR Dogの仲間です。
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そして、それら多目的ガンドッグの飼い主とお話をしたり、実際に愛犬を拝見させて頂いて気が付いたことは 「意外と、きちんとレトリーブ遊びができる犬が少ない」 ということでした。

HPR Dog の HPR とは ハントのH ポイントのP レトリーブのR の頭文字をとった略称で、一頭で草むらに潜んでいる鳥を探し出すことも、その鳥の草むらに潜んでいることをポイントして飼い主に知らせることも、そして飼い主が撃ち落した鳥を回収することも、全てを賄うことを目的に作出された犬種の総称です。


facebookなどで、英国やフランスの、多目的ガンドッグのサイトや飼い主のサイトを見ると、レトリーブトライアルに参加している写真や動画、またダミーやボールを用いた練習の様子を撮影した写真や動画が数多く掲載されています。



日本でも、レトリバー種の飼い主は、 「レトリバーが、どのような目的で作出されたか」 をご存知の方が多いように思います。
ですから、レトリーブトライアルとまではいかなくても、ボールなどを用いて 「物を咥え、飼い主の足元まで運ぶ」 という、本来の作出目的に沿った遊びをなさっている飼い主が多いように思います。


ところが、ここ1か月程の間にお会いした多目的ガンドッグの飼い主さんは 「ボールを投げると追いかけるけれど、咥えません」 とか 「投げられたボールを追いかけて咥えるところまでは出来ますが、戻ってきません」 とか 「ボールには興味がありません」 とか・・・


多目的ガンドッグは、比較的 豊富な運動量を必要とします。
お散歩だけでは、とても運動欲求を賄いきれません。
ですので、飼い主さんは 「自転車で並走させています」 とか 「週末は山野を走らせています」とか、運動量に配慮した生活をなさっているようなのですが・・・・
なぜか、そこに 「ボールなどを使った遊びによって運動させる」 という選択肢が無い方が多いのは、何故なのだろう? と思います。


HPR Dog なんです。  HP Dog ではないんです。
せっかく、潜在的な能力があるのに R(レトリーブ) の部分に、もっと目を向けないと、もったいない と私は思います。


と申しますのは、 ボール一つあれば、本当に様々な練習が出来るのです。
飼い主が、投球姿勢に入ると同時に、前方に犬が走り出すオーソドックスなボール遊びも良いでしょう。
しかし、これはあくまでも遊びです。 動く物(ボール)を追いかけるという、本能的な追跡衝動で動いているに過ぎません。

しかし、例えば 投げたボールが動かなくなってから回収に向わせたら・・・
飼い主が「ヨシ!」と言うまで停座を続け 「ヨシ!」 の合図でボールに向わせるだけでも 「追跡衝動」 ではなく 「指示に従って回収する」 という別の遊びになります。


我が家のソロモンはボールやダミーで遊ぶのが大好きです。
追跡衝動に任せた「指示なし」のボール遊びも、たまには行いますが、大部分は何らかの指示を交えたボール&ダミー遊びです。


ボールやダミーを投げ その後に 「Get on!」の声符、あるいは腕で方向を指し示し 体符+声符、あるいは指をちょっと前方に突き出す指符だけでも、ソロモンはボールやダミーに向って、すっ飛んで行きます。
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ところが、口の中で ゴニョゴニヨと 小さな声で 「ゲットオン~~」 と言うと、勢いよく飛び出したソロモンが数歩で停止して、こちらに向き直ります。
「あれ パパ ゲットオンって、言った? そう聞こえたから飛び出したんだけれど・・・・ ボク、行っていいの?」 と私に確認をとります。
つまり、ソロモンは 「パパが何か口走ったら、とにかくボールやダミーに駆け寄って咥えて戻ればいいんだ!」 ではなく、声符を聞き その声符の声の強弱まで判断したうえで、行動しているのです。


本当に、ボール一つで様々な練習が出来ます。
それと同時に、ボール遊びを通して、愛犬の判断力や観察力の成長を促すことも出来るのです。


重ねて申し上げますが HP Dog ではなく、 HPR Dog なんです。
そのRの部分を、取り入れずに多目的ガンドッグと暮らすことは、もったいない と私は思います。

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by gundogclub | 2014-01-14 15:53 | MY TALK

可能性

今から、2年数か月前 ソロモンの父方の飼い主さん Hさんから ワーキングコッカー(英国KCコッカー)を勧められました。
その数年前から、Hさんと何度かメールでの、やりとりは あったのですが シャドー・フラウ・クワン・エステルの 「4頭飼い」 の時期であり、 「いくら、小さいとは言え、5頭になるのは、ちょっと・・・」 という躊躇が強く、実現しませんでした。


Hさんは実猟(鳥猟)をなさる方のですが、ワーキングコッカーへの深い愛情と 英国をはじめとする欧州でのワーキングコッカーの実情にもお詳しい方でした。
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英国では、犬種制限の無いレトリーブトライアルにおいて レトリバー種と伍して競技に参加していること、またコッカー限定の回収競技会も盛んにおこなわれていること 等を説明して頂き、実際にオールカマー(犬種制限の無い)のレトリーブトライアルの様子を撮影したDVDなども送って頂きました。


Hさんの持論は、 『日本では、今後 鳥猟人口が減ることはあっても、増加することは望めない。 鳥猟人口の減少に伴い、そうで無くても日本ではマイナーなKCコッカーが廃れてしまうのは忍びない。 レトリーブトライアルをはじめ、フリスビーとかアジリティーとか、所謂 ドッグスポーツの世界でKCコッカーが認知され、実猟界とは異なる世界においても、KCコッカーを愛し、その血統を守っていく人々が日本でも増えて欲しい』  ということでした。
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Hさんの仰ること、そして懸念は私にも、よく理解できました。
ワーキングコッカーに限らず、例えば私が大好きなGSP(ジャーマン・ショートヘアード・ポインター) も、日本のフィールドトライアルの世界において米系のセッターや米系のポインターの隆盛とは相反して、ハンドリングするトライアルマンが減少しているそうですし、GSPのブリーダーさん(ハウスブリードは別として)も、ごくごく僅かになっています。
まあ、それだけGSPではトライアルには勝てない(だから人気が下降:苦笑)という事なのかもしれませんが、やはり自分が大好きな犬種が廃れてしまうのは残念です。


11月末にソロモンとフリスビーの競技会に初出場したのですが、レトリーブクラスとチャレンジクラスに出場して、いきなり1位&2位! のソロモン君。
ワーキングコッカーは、フリスビードッグとしても十分に戦えそうな気がします。
実際、競技会場で「ブリーダーさんに連絡したら会ってもらえますか?」とか「ブリーダーさんの電話番号、教えてもらえますか?」とか 何名かの方から質問を受けました。
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海外の動画で、ソロモンと見間違いそうな程、そっくりなワーキングコッカーがアジリティの競技会で走っている動画を見つけましたし、アジ犬としても、いけるかも!!

実猟の世界だけではなく、ドッグスポーツの世界においても ワーキングコッカーには、活躍できる可能性が十分にあると思っています。
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私は、自身ではレトリーブトライアルとフリスビー競技にしか出場しませんが、スポーツドッグとしての可能性を、少しずつでも多くの方々に知って欲しいと願っています。


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by gundogclub | 2014-01-10 12:27 | ソロモン (WC)

蟷螂の斧

蟷螂(とうろう)の斧
カマキリが前あしを上げて、大きな車の進行を止めようと する意から 弱小のものが、自分の力量もわきまえず、強敵に向かうことのたとえ。 また無意味なことのたとえ。

本日の、野原組のレッスン。
フラウ姐さんと同犬種GSP(ジャーマン・ショートヘアード・ポインター) のNiki(ニキ)君が新たにメンバーに加わりました。
本日のメンバーは イングリッシュ・セッター×2 GSP×1 フラットコーテッド・レトリバー×1 ジャーマン・シェパード×1 そして我が家のソロモン。
ソロモンを除いた5頭は全て元保護犬です。
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保護団体や保護活動家のブログやfacebookを見ておりますと、毎日のように どこかの保健所に新たに犬が収容されたり、あるいは保健所から保護団体が里子候補犬を引き出した事に関するテーマの文が書かれております。


日本において犬は 表現は悪いかもしれませんが「供給過多」なのだと思います。

供給過多になる大きな原因の一つは「営利的理由」です。
例えば私の友人でドッグスポーツの相棒して、ボーダーコリーやレトリバーを探す方がおります。
『○○○系の血統の濃い仔犬が欲しい』とか『父犬が○○○○の仔犬が欲しい』とか、こだわりを持って子犬を探す方が多く、「手に入れるまで2年、待った」とか「出産したと聞いたので問い合わせをしたら、既に予約で一杯だった」などという話を聞きます。
こういう方々は、納得がいく仔犬を手に入れるめに何年も待ったりすることを厭いません。

ところが、「ボーダーコリーなら、何でもいい」とか「どうせなら安く買いたい」とか思う飼い主さんもいる訳で、街中のペットショップを数軒回ったり、ペットのデパートと称する大型店舗へ行ったら、ボーダーコリーもレトリバーも、おそらく思い立ったその日のうちに手に入れることが出来る筈です。
まして、今 人気の小型犬などは 「期末決算大セール!」とか「アウトレットセール」などと銘打って、ペットショップが価格競争を繰り広げる始末。
価格競争に勝つためには、薄利多売&仕入れ値を抑制しかありませんから、どうしても「質」という面では低下してきます。
そして、それらのショップに、これまた薄利多売で仔犬を供給するような「仔犬繁殖工場」のような供給元があることが、供給過多に輪をかけることになります。
この繁殖工場では 繁殖できなくなった台牝や種牡を保健所に持ち込んだり、公園に遺棄したり・・・という問題が生じることもあります。


しかし、供給過多になる原因は「営利的理由」以外の、総括すると「非営利的理由」によっても生じます。
「非営業的理由」には大別すると 「去勢避妊手術に関するもの」 と 「家庭内繁殖(ハウスブリード)」 があります。
「手術費用が勿体ない」とか「犬に、そんな金 掛けられない」とか「手術をするのは可哀想」とか「去勢避妊手術は自然の摂理に反する」とか、まあ理由は色々とあるのでしょうが、去勢避妊手術を施さないことに起因して、誰も望んでいない命が誕生してしまうケースがあります。
お友達の動物愛護推進員とお宅にお伺いした時に、「手術には金が掛かるが、生まれた仔犬を保健所に持ち込むのはタダだから、その方が得!」と言い放った飼い主も、実際にこの目で見ております。

また、「我が家の○○○ちゃんの子供を見てみたい」とか「うちの犬は優秀な猟犬なので、優秀な牡と交配して仔犬が欲しい」などの理由で家庭内で繁殖をするケースもあります。
ところが、犬は多産なので6~8頭の仔犬が生まれることも珍しくありません。
生まれた仔犬のうち何頭かは自分の家で飼育するにしろ、残った仔犬はどうするのか?・・・ペットショップに売るのか 欲しい人を募って譲渡するのか?
犬種によっては、おいそれとは飼い主が見つからない場合もあり、そのような家庭内繁殖の仔犬が保健所に持ち込まれたり、複数頭が同じ場所に遺棄されたりすることもあります。

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このように、様々な理由で犬が供給過剰になり、それら供給過剰になった犬が保健所に持ち込まれたり、公園や野原に遺棄されることになります。
現状を打破するには、営利的目的で犬の繁殖や売買に係る業態の大変革とか、飼い主ひとりひとりの意識の改革が必要であり、個人や保護団体がどうにか出来る問題ではありません。

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例えば、ある貧しい国で内戦が勃発し、町は破壊され、経済は麻痺し、街中に孤児が溢れている惨状になったとします。
本来は、国連などの調停により内戦を終結に向わせたり、経済援助をしたり、その国が正しく平穏に機能するように各国が協力することが必要なのだと思います。
この「根幹の部分」が変わらない限り、根本的な解決にはならないのです。
しかし、だからと言って内戦が終結するまで、経済が復興するまで、国が国として正常に脳するまで、孤児たちを放置しておくことは出来ません。
1000人の孤児のうち、5人の孤児しか飢餓から救うことができず、残りの995人の孤児の命は天国に召されてしまったら。。。

それは、無意味にも等しく思えるかもしれません。
まさしく、蟷螂の斧です。
内戦を終結させることも、経済を復興させることも、995人の孤児の命すら救えない、無力な小さな斧です。

それでも、5人の孤児の命が救えるなら、それは決して「全く無意味な事」ではないと思うのです。
「抜本的な解決」のために国に働きかけをしてくれる大きな保護団体や、その他 政治的な活動団体は絶対に必要です。
ペット業界への問題提起や、一般飼い主への意識改革の働きかけなど、「ちから」が無ければ何も変えることはできません。

そして、私は「995人を救えなくても、5人を救えたら それは無意味なことではない」という気持ちで、これからも保護犬と飼い主さんが楽しく生活できるお手伝いをしていきたいと思います。
小さな小さな斧であっても、折れづに諦めずに立ち向かいたいと思うのです。

大きな斧を有する者は大きな力で、小さな斧しか有さない者は小さな力で・・・

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by gundogclub | 2014-01-07 14:56 | 保護活動

「保護犬だから」 ではない

今日は、クワンとエステルの 2014年走り初め でした。
本当の 2014年走り初めは、昨日 フラウ&ソロモンで行ったのですが、カメラを持たずに野原に来てしまい。。。
ちなみに、ゴールデンレトリバーのクワンは最初の飼い主の飼育放棄犬、イングリッシュ・ポインターのエステルは、北関東の保健所に収容された元保護犬です。

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フリスビーのキャッチ競争をしたり・・・
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ボールのレトリーブ競争をしたり・・・
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面白いことに、エステルさんは 私と1対1 でフリスビー練習をすると、4~5回 空中キャッチをした辺りで飽きてしまいます。
フリスビーを投げても追いかけなくなってしまいます。
ところが、クワンと競わせると 続く続く・・・(笑)

エステルにとっては 「クワンと競争すること」 そのものが楽しいようで、競う相手が居ないと、すぐに飽きてしまう。
それも、競う相手は、フラウ姐さんやソロモンではなく、クワンと競うのが楽しいみたい。
まあ、くーちゃんにとっては迷惑な話だと思いますが。。。


2010年の3月31日に、北関東の保健所から保護団体を経由して我が家に嫁いだエステルさん。
今年の3月末で我が家に来て4年目となります。
保護団体のシェルターや預り親さん宅に数カ月間、養育されている保護犬の場合は、保護団体や預り親さんがブログなどで紹介をするケースも多く、健康状態や問題点、性格などをある程度、把握することも可能ですが、エステルの場合は、保健所の檻の中で撮影された写真が2枚だけ・・・
エステルがフィラリア陽性なことも、私が譲り受けた後に血液検査で判明した位でしたから・・・
まして、性格に関しては 「人なつこい」 という以外の情報は皆無でした。

我が家へ迎え入れた当初は、間断なく部屋の中をグルグルと回り続け、ひと時たりとも、じっとしていないエステル。 
室内でも所かまわず排泄をしてしまう等もあり、「室内で暮らす」という事に慣れてもらうまでは大変でした。
ソファーで寝そべるエステルを初めて目撃したのは、迎え入れて3か月を経た頃でした。


しかし、室内での生活に慣れて以降については、エステルは何ら問題がありません。
元々、我が家に迎え入れた当初から、野原では私を意識しながら走っていましたし、新たに教えたのは「笛が鳴ったらパパの足元まで戻る」という程度。
しばらくして、たいして教えてもいないのにフリスビーを空中キャッチしたり、ボールを咥えて私の足元まで戻ることも出来るようになりました。

エステルと、今こうして平穏に楽しく暮らしているのは、家族・・・特にカミサンの理解と寛容の賜物だと感謝しています。
室内で間断なく室内をグルグルと回り続け、あたり構わず排泄してしまう犬を 「きっと外で飼われていたんでしょ。 今までは、どこでも排泄OKだったのよね! いまにフラウ達みたいに、“排泄するから庭に出してください”ってアピールできる様になるわよ!」と、雑巾と匂い消しスプレーを持って苦笑していたカミサン。

あの時、「だから素性の判らない保護犬なんて嫌なのよ! 今すぐ、庭で排泄するように躾してよ! アナタ、トレーナーでしょ!!」などとヒステリックに絶叫されていたら、どんなに困ったことか・・・


残念なことに、せっかく里親さんが見つかった保護犬が、数日のうちに保護団体や保健所に出戻ってしまうケースがあります。
理由を聞くと 「迎え入れた日に間断なく吠えた」とか 「夜にバリケンの中でクンクンと鳴き続けた」とか「テーブルの上の人間の食べ物を食べてしまった」とか「食糞した」とか、まあ私から見れば、大した問題ではないケースも多く・・・


保護犬ではなくて、ペットシッョプから購入した子犬だって、その家に慣れるまではいろいろと問題が発生したりするものです。
「保護犬だから」という理由に起因して、問題が起こるケースというのは、稀なのではないかと思います。
せっかく、ご縁があって新しい家族の元に迎え入れられた保護犬なのですから、温かく多干渉せずに、寛容な心で見守って欲しいと思います。

「ここがボク(ワタシ)の新しいお家、そして新しい家族なんだ! もう、いろいろな処を転々とする必要はないんだ!」と確信した時、保護犬はきっと里親さんに寄り添ってくれることでしょう。

そして、その時 素敵な家族に迎え入れられた喜びと誇りに満ちた笑顔で、飼い主さんを見上げてくれるはずです。



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by gundogclub | 2014-01-03 17:08 | 保護活動

謹賀新年 2014


明けまして おめでとうございます。
本年も、よろしくお願い申し上げます。

私の拙いブログを読んでくださる皆様、そして ご愛犬にとって2014年が、健康に恵まれ 楽しく有意義な一年となりますよう、お祈り申し上げます。


カメラを向けて 「LOOK!」 のコマンドで ポーズをとる、我が家の 1男3女。
フードなどを使って、こちらを注目させる必要はありません。
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オスマシ顔で、カメラを見つめている4頭・・・
特に、ポインター・シスターズは胸を張って、誇らしげなお顔です。
さてさて、4頭の胸のうちは・・・

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by gundogclub | 2014-01-01 08:02 | MY TALK