ガンドッグ(鳥猟犬種)への思いを綴ります
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"2WAY Dog" の勧め


我が家のイングリッシュ・ポインター、 エステルさんは元保護犬です。
北関東の保健所から、保護団体を経由して我が家に迎え入れました。
そして何度か書いたことがありますが、エステルを迎え入れた当初、エステルは道具を用いた遊びが殆ど、できませんでした。
わずかに、円筒形のダミーを投げるとダミーに駆け寄ることができる程度で、咥えることは勿論、咥えて私の足元までレトリーブすることも、できませんでした。
ダミーより咥えやすいはずのボールにも反応せず、もちろんフリスビーにも無反応・・・


もし、我が家に先住犬がいなかったり、あるいは先住犬がいても、その犬がボールなどのツールを使って遊ぶことのできない犬であったなら、エステルもツールを用いて遊ぶことのできる犬には、ならなかったかもしれません。

加えて、エステルは先住犬に対するライバル心と言うか、対抗心と言うか、それがとても旺盛だったこともブラスに働いたように思います。
エステルさん、嫉妬深いです(苦笑)
私がファーミネーターなどを用いてクワンの手入れをしていると、地団太踏んだり、私とクワンの間に割り込もうとしたり、クワンを突き飛ばしたり・・・ まあ、凄いです。
フラウやクワンを撫でると、 「私のことも撫でてくださいっ!」 というアピールが半端ではありません。

ボールやダミー、フリスビーなどの道具を用いてフラウやクワンと私が遊んでいる姿を見て 「なによ 私だって、その位 できるわよっ!」 という対抗心が、エステルをツールを用いて遊べる犬に変身させたのかも・・・

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エステルは、野原を走り回ることも、私とボールやフリスビーで遊ぶことも、どちらも好きです。
一緒に野原に行って、私が遊びに誘わないと 野原を走ったり、鳥が潜んでいる草むらにポイントしたり、ウサギの糞を食べたり(苦笑)、 と 「一人遊び」 をすることもできます。
しかし、私が手に持った袋からボールやフリスビーを取り出すと、喜んでボールやフリスビーを追いかけます。
いったん、私との遊びモードに入ると、途中で飽きて勝手に走り始めたり とか ボールを口から離して鳥の匂いを追いかけたり・・・・ ということは、一切ありません。

ですから 「今日は、あまり 遊んでいる時間が無い」 という時は、野原のフリーランを省いてボールやフリスビーで遊ぶだけでも大丈夫。
逆に、「体調が悪いから一人遊びして欲しい」 という時は、私が遊びに誘いさえしなければ、フリーランだけで終わりにすることも可能です。


このように 、「一頭で(あるいは同居犬と)野原を走り回ることもできる」 し 「一頭で (あるいは同居犬と) 、飼い主と道具を使った遊びをすることもできる」 犬を私は ”2WAY Dog”  と称しています。

我が家では、フラウ、エステル、ソロモンが この 2WAY Dog です。
唯一、クワンだけは 野原での一人遊びが続きません。 私の回りを、少し走り回ったり、うろうろしたりはするものの、すぐに 「遊んでください ボールで遊びたいでしゅっ!」 と私を遊びに誘います。
レトリバー種として、それは正しい姿であるとも言えますが、こちらの体調が悪い時などは、辛いデス。


保護ポインターや保護セッターと暮らしている飼い主さんから 「野原を走り回ることは好きだけれど、ボールなどで遊べない」 とか 「家の中ではボールで遊べるのに、野原では できない」 などのご相談を受けます。
保護ポインターや保護セッターにも個体差があって、飼い主さんが上手く誘えばボールなどに興味を持ち、飼い主さんと楽しそうにボール遊びが、できる様になる犬もおります。
反面、飼い主さんが一生懸命に遊びに誘っても、なかなか興味を示さない犬もおります。

「セッターだから遊べない」 とか 「ポインターだから遊べない」 のではなく、パピーの頃から飼い主さんとボールなどを用いて遊んでいれば、犬種云々ではなく ボールのレトリーブ遊びができる犬に育つと思うのですが。。。 ちなみに私がパピーの頃にレッスンをした秋田犬は成犬となった今も、紐付きボール遊びが大好きなそうです。


そして、必ずしも 先住犬が道具で遊べる犬である必要はありません。
保護セッターや保護ポインターの後釜として ①既にボール遊びなど道具を使った遊びができる保護犬を迎え入れる  ②子犬を迎え入れてボール遊びなど道具を使った遊びができる犬に育てる などの方法により、先住の保護セッターや保護ポインターを “2WAY Dog” に変身させることができるかもしれません。(ゼッタイに出来る! とは申しませんが・・・)

いずれにしろ、保護犬であるか 子犬の頃から共に暮らしている犬であるかを問わず、ポインターやセッター、多目的ガンドッグ(ジャーマン・ポインター、ビズラ、ワイマラナー、ブルトン等) などを “2WAY Dog”に育てるとには、様々なメリットがあると思います。

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by gundogclub | 2013-07-30 12:12 | MY TALK

へそ曲がりと勝利の方程式


ワーキング・コッカー・スパニエル のソロモンの母方の実家から連絡があり、ソロモンの母犬が ソロモンの弟妹を出産したそうです。
今回は、父犬もソロモンのお父さんと同じなので、競走馬で言えば 「全弟」 「全妹」 にあたるパピーたちです。
♀のパピーは既に飼い主が決まっているとのことで、♂のパピーのうち、数頭の飼い主さんを募集するとのことでした。

因みに、競走馬の場合 父馬が一緒でも、一般的には「兄弟」という表現を使いません。
人気種牡馬は一年間に、百頭を超える種付けをする訳で、同じ年の春に、父馬を同じくする仔馬が数十頭生まれることになります。
それらを兄弟姉妹という表現をすると、兄弟姉妹だらけになってしまうので(苦笑)、あくまでも 『母馬が一緒』の馬同士を兄弟姉妹と表現し(父馬が異なっても)、その中でも父馬・母馬共に同じ兄弟姉妹を「全兄」とか「全妹」など表現します。


さて、話が逸れました。 ここからは馬ではなく犬のオハナシ!
私がドッグスクールを開業した当初、我が家には フラットコーテッドレトリバーのシャドーと、ジャーマン・ショートヘアード・ポインターのフラウしか、おりませんでした。
当時は、シャドーが7歳、フラウが2歳半でしたので 「3番目の犬」については、何も考えておりませんでした。

漠然と妄想(笑)していたのは、「エパニュールブルトン(フランス系ブリタニー) とか フィールド系スプリンガー・スパニエルと暮らしてみたいなぁ~」ということでした。
そのうち、ひょんなことから 全く想定外(爆)だったゴールデンレトリバーやらイングリッシュポインターやら、家族に加わりまして、妄想すら封印しておりました。

そうこうしているうちに、シャドーが天国に旅立ち、クワンがフリスビー競技で活躍を始め (&ダミー練習は、あまり、お好きではないことが明確になり:爆) 、エステルは まあ楽しく野原を走ったり、フリスビーやダミーを用いて楽しく遊んでくれれば、それで十分だよなぁ・・・・ ということで フラウ姐さんの後継犬 について、思いを巡らせることになりました。

その当時、ソロモンの父方のワーキングコッカーの飼い主さんから、何度か ワーキングコッカーを礼賛・推薦するメールを頂戴しており、特に 「実猟以外でも、ワーキングテストや回収競技会で、ワーキングコッカーという犬種が遜色ない働きができることを日本の愛犬家、ドッグスポーツの愛好家にも知ってもらいたい。 日本においても、実猟をしない愛犬家にも認知される犬種に育っていって欲しい」 という熱意に惚れ、やや不安を持ちつつも、ソロモンを迎え入れることになりました。


「フラウ姐さんの後継犬」 ということは、スクールのレトリーブクラスでデモンストレーションを務め、陸上・水上を問わず回収作業に卓抜した意欲を持ち、またレトリーブトライアルにも参加し、それなりの実績を残せる犬 ということです。
本来であれば、レトリバー種を選択することが王道であり、最も近道であると言えます。
言い換えれば、「勝利のための方程式」として、まずレトリバー種を選択するのが一般的かと・・・

しかし私は、ヘソが曲がっておりまして 「レトリバー種以外のガンドッグの可能性を試す」 ということに、非常に興味があるのです。
フィールド系のラブラドールやゴールデンは、素晴らしいです。 
これからも、いろいろな方が優秀な血統のフィールド系ラブラドールやゴールデンを育て上げ、レトリーブ練習を熱心に行ったり、レトリーブトライアルに参戦することでしょう。


で、他の方が、やってくださる道を自らも辿る必要はないかな・・・と。
ジャーマン・ポインターと共に、ビズラと共に、コッカーと共に、スプリンガーと共に、エパニュールブルトンと共に。。。わざわざ遠回りして苦労して、レトリバー種に比べて不利な部分の穴埋めを試行錯誤する物好きは、あまりいないかな・・・と。


まあ、そんな訳で、「フラウ姐さん後継犬」 として、迎え入れられたソロモン君・・・
ジャーマン・ポインターの身でありながら(笑)、GRTAのアドバンストクラス(上級クラス)において、優秀なフィールド系のラブラドールやゴールデンに伍して、何度か入賞を果たしているフラウ姐さんの後継犬たり得るのか???
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最近のドッグスポーツ界は、ボーダーコリーに席巻れていると言っても過言ではありません。
一昔前は、その位置にラブラドールがいたのですが・・・
アジリティ競技で、フリスビー競技で 「勝利」とか「結果」に拘るなら、ボーターコリーの選択は必須。。。なのかも、しれません。
あ、因みに私は 別にボーダーコリーが嫌いな訳ではなく、どちらかと言うと大好きです。 シープドッグトライアルの遠隔ハンドリング訓練には、特に興味があります。 ボーダーコリー嫌いではありませんので、念のため・・・


確かに、他の犬種では限界があるのかもしれません。 他の犬種が直面する限界の壁を、駆け登ってくのがボーダーコリーなのかも・・・
我が家の黄金爆裂娘、クワンも ユースオープン選手権でこそ、ボーダーコリーとある程度 拮抗した試合を繰り広げ、2年連続してジャパンファイナルにノミネートされましたが、一番上のクラスであるオープン選手権だと、目立たない存在になってしまうかも・・・ (もっとも、これには、投げ手の私が下手っぴいだ という理由もありますが)
それでも、試行錯誤を繰り返し、工夫練習を続けることにより(クワンの場合は 6Pエリア×5投の練度をあげる) 、ある程度の処までは、できるのではないかと思っています。

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アジリティにしろ、フリスビーにしろ、レトリーブトライアルにしろ、勝利の方程式の犬種は、あるのかもしれません。
しかし、自分が大好きな犬種を相棒として、絶対王者に いかに挑んでいくか・・・ 言い換えれば 「どうやったら、絶対王者に 一泡吹かせてやれるか?」 を考え、不利な部分を如何に補っていく方法を試行錯誤し練習を重ねるこもとも、有意義かつ楽しいと私は思うのですが・・・


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by gundogclub | 2013-07-26 18:28 | MY TALK

犬種原理主義 partⅡ


ジャーマン・ショートヘアード・ポインターのフラウは、生後約65日で我が家に迎え入れられました。
↓の写真は、母犬と共に同胎の兄弟姉妹と一緒に暮らしていた頃のフラウちゃんです。
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我が家に迎え入れて、数日経った頃・・・
我が家の 「お庭デビュー」 を果たしたフラウが、隣地とのフェンスにとまっている雀を見て、右前足を上げてポイントのポーズをとりました。
まだ、体のハランスが悪く、3本足では体を支えきれなかったらしく、何度もよろめきながら、それでも繰り返し右前足を上げてポイントの姿勢をとりました。

生後3カ月にも満たない子犬でも、鳥を見ると しっかりとポイントすることに、感動しました。
母犬がポイントの姿勢を教えた訳ではなく、まして飼い主になったばかりの私が教えた訳でもなく、自らの血に流れるDNAによって、ポイントをしたのだと言わざるを得ません。
鳥を発見したら、前足をあげてポイントの姿勢をとる犬だけを取捨選択し、連綿として繁殖を繰り返したその「時の積み重ね」によって、ポインターという犬種が作出されたのです。


ワーキング・コッカー・スパニエのソロモン君は、体重が15kg後半で安定してきました。
ショー系のイングリッシュコッカーに比べると、かなり大柄です。
小ぶりの、スブリンガースパニエルと同程度の大きさですから・・・
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この大きさには理由があり、フェザント(雉)を引きずらないで、咥えて運搬できるミニマムな大きさは、「体重に換算すると13kg以上は必要」 なのだそうです。
ワーキングコッカーは、ショー系のイングリッシュコッカーに比べ、体高があり(つまり、足が長い)、被毛が短いのですが、体高の高さはゲーム(撃ち落された鳥)の運搬、草深い場所での足さばきに利点があり、同じく被毛の短さも労働を考慮してのこと。
足の長い個体、被毛の短い個体などを取捨選別して、これも「時の積み重ね」を経て、現在のワーキング・コッカー・スパニエルが作り出されたわけです。

こうして考えると、 純血種の犬には それぞれの作出目的が明確にあり、その目的に沿って 長い時間をかけて、「その時々において理想的な犬」を作出 してきたことが判ります。
ですから、時の経過と共に 「求められる性能」 が変化し、かつては一世を風靡した犬種が衰退したり、また新たなる犬種が脚光を浴びたりと、栄枯盛衰を繰り返してきたわけです。


数百種類を超える、それぞれの犬種には、それぞれの犬種の作出された目的があります。
時代の移り変わりと共に、当初の作出ニーズが時代にそぐわなくなった犬種(例:オッターハエンドはカワウソ猟のために作出されたが、英国ではカワウソ猟は1970年代に禁止されている) もあれば、現在でも現役の労働犬種もおります。


スウェーデンのストックホルムで 「犬の学校」 の校長である シッラ・ダニエルソン女史は、ドッグトレーナーであり、インスタラクターであり、問題行動犬のカウンセラーとしても第一人者と言われております。
その女史には、もうひとつ 「犬種アドバイザー」 という肩書きも、お持ちです。
犬種アドバイザーとは、それぞれの飼い主のライフスタイルや趣味、居住環境などを元に、共に暮らすのにふさわしい犬種を飼い主にアドバイスをする仕事です。
そして、犬種アドバイザーという職業があること自体、「どの犬種を選択しても同じ・・・では決してない」 ということを表しています。
どの犬種を選択しても、さして変わりないのなら、犬種アドバイザーは成り立ちませんから。。。


そのシッラ・ダニエルソン女史が、ボーダーコリーに関して、このようなことを述べています。
『牧羊業に従事している人、何らかのアクティビティを積極的に行える人だけが、この犬種を選択するべきであって、愛玩犬として犬を飼おうとする人や散歩程度の運動しかしない人は決して選択すべき犬種ではない。
退屈は、すべての犬種にとって害毒だが、特にボーダーコリーにとっての退屈は、車を追いかける ひどい悪戯をする 公園で遊んでいる子供たちを囲い込むなどの問題行動に発展する。
牧羊業に従事し、あるべき労働に従事させることが一番だが、アジリティ、災害救助活動、オビィディエンス競技などのアクティビティに従事させることによっても、この犬種の能力を引き出し、退屈しない生活を与えることができる』

本来、ボーダーコリーは、ハーディングのために作出された犬種であり、アジリティやフリスビーなどのドッグスポーツのために作出された犬種ではありません。
と言うか、ドッグスポーツを当初からの目的として作出された犬種なんて無いし・・・


愛玩目的や、散歩程度の運動しかしない人は飼ってはいけない犬種。。。
「退屈」が大敵で、退屈させると問題行動に発展する可能性がある犬種・・・
それでも・・・それでもボーダーコリーが好きなら 当初の作出目的とは異なるものの アクティビティの一環として、ドッグスポーツを行うことによって、ボーダーコリーの能力や魅力が引き出せるなら、私は大いにアリだと思います。

ポインターやセッター、ワーキングコッカーも同じこと。
本来の目的である鳥猟をしない人であっても、鳥猟を模した競技・撃ち落された鳥の回収を模倣した競技に参加する、あるいは参加するために練習をする、あるいは単に野原を走らせるだけでも・・・(笑)


車は、車輪が4個ついていて、エンジンが搭載されていて、ハンドルがあってブレーキやアクセルがある・・・
そういう意味では、「同じ車という機械」ではありますが、スポーツカーもあれば四輪駆動車もあれば、ワンボックスカーもある。 荷物を沢山積むことを目的にした車もあれば、高速道路をより早く安全に走ることを目的に作られた車もある・・・


車も愛犬も 「何を目的として」 「何を中心に据えて」 選択するのか。。。ということが、大切なのだと思っています。
車輪が4個ついていれば何でもよい・・・わけではありませんし、尻尾と耳がついていてワンと吠える動物なら、何でもよいというわけでもありません。
「何を目的に作られた車か」 「何を目的に作られた犬か」 ということ そして 「それらの車や犬を選択して、何をしたいのか」 は、車にしろ犬種にしろ、とても重要なことだと思います。


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by gundogclub | 2013-07-22 20:03 | MY TALK

発砲音

ここ1年ほど使用していた、発砲音馴致用のピストル (陸上競技で使うスタートピストル) の紙火薬の在庫が無くなったので、メーカーに紙火薬を発注したところ、製造中止になったとのこと。
最近は、光電式と言うのか、ピストルの引き金を引くと設置されたスピーカーから発砲音が鳴るシステムが陸上競技会では主流となり、紙火薬を用いたピストルは競技会では使用されなくなっているそうです。

「困ったな・・・」と思っておりましたら、朝日新聞に全面広告を出していた通販会社の商品のなかに 「カラスやイノシシ対策に!」と火薬式のピストルが掲載されていたので、早速購入してみました。
「44MAGUNM」と書かれている割には、小型で、ちゃちな感じでした。(笑)
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英国をはじめ、欧州のレトリーブトライア(ワーキングテスト)では、発砲音が用いられます。
YouTubeに、わかりやすく、かつあまり長くない動画がありましたので、ご紹介します。
この動画は、ダミーが投げられている様子を犬にも見せる「マーキングレトリーブ」と、あらかじめダミーを置いておき(ダミーを置く様子を犬には見せない)、ハンドラーの遠隔操作でダミーを発見・回収させる「ブラインドレトリーブ」の 「ダブルレトリーブ種目」です。



「発砲音 → ダミーを投擲」は、鳥が飛び立つ → 猟銃で撃つ(発砲音) → 鳥が撃ち落される(ダミーを投擲) → 回収に向わせる の実猟を模したものです。


日本のGRTA(ガンドッグ・レトリーブトライアル協会)では2005年の発足以来、経過措置として、競技会で発砲音を用いられませんでした。
これは、協会発足時に既に成犬に達している競技参加犬に、いきなり発砲音を聞かせ畏怖させることを避けるためでした。
「次回、新たに子犬を迎え入れた際には、子犬の頃から発砲音に鳴らす訓練もしつつ、競技に参加してください」という経過措置でした。
協会発足当時から競技に参加していた犬が減り、既に2頭目、3頭目の犬を迎え入れている会員が増えたため、現在はGRT競技会では発砲音を用いて競技を行っています。


我が家では、フラウを迎え入れた時から、フラウには発砲音に慣らす練習をしてきました。
ボールのレトリーブ遊びが子犬の頃から大好きだったフラウですので、野原でボールのレトリーブ遊びをしている最中に、カミサンに爆竹に火をつけて鳴らしてもらったり・・・


やはり、いきなり子犬に発砲音を聞かせて、怖がらせたり驚かせたりするのではなく、少しずつ慣らしていくことが必要だと思います。


いきなり近くで発砲音を鳴らしても、頓着しない子犬(ソロモンは、このタイプでした)もいると思いますが 「ガンシャイ」 という言葉があるとおり、発砲音にトラウマができたり、発砲音を怖がって逸走したりしない犬にするには慎重な対応が必要だと思います。

日本では、「レトリーブトライアルに参加する」 とか 「実猟に供する」 というレアなケースを除き、発砲音馴致訓練は必要ないかもしれません。
しかし、英国をはじめ欧州では 「どちらかというと、発砲音を怖がる犬が多く産出される血統」は、ブリード(繁殖)から除外されるそうです。

たかが発砲音とはいえ、欧州では繁殖から馴致にいたるまで、ガンドッグにとっては重要事項として捉えられています。


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by gundogclub | 2013-07-19 08:53 | レトリーブ (GRT)

本物を見ること


今から30年ほど前のことですが、私は大学生時代 東京は杉並区の阿佐ヶ谷という処に住んでいました。
男子大学生限定の下宿で、色気なし ついでに食事の賄いもなし・・・
門限が夜9時で、下宿に戻るのが午後9時を過ぎる場合は、事前に下宿のオバサンに話をしておかないと、門限過ぎたら玄関の鍵が閉められてしまうのです。


その下宿から徒歩数分のところに、骨董屋さんがありまして、若いくせに、金もないくせに、焼き物やら掛け軸やら黴臭い物が好きだった私は、よく遊びに行っておりました。
最初、敷居が高くて、店の外から店の中を覗いておりましたら、骨董屋さんの女主人が出てきて店の中に招き入れてくださいました。
初対面の貧乏学生にお茶と羊羹をご馳走してくださり、「興味があるなら、いつでも遊びにいらっしゃい!」と優しくしてくださいました。
結局、月に2~3回、4年間 通いまして、購入したのは 中国の元の時代の小さな皿を一枚だけ・・・  その皿は、今でも我が家の戸棚に鎮座しております。


世間話も沢山しましたが、骨董屋の女主人の方からは 焼き物に関する様々なことを教えられました。
よく言われたのは 「あちらこちらの骨董屋に焼き物を見に行くのではなく、博物館や美術館に通いなさい。 一つの焼き物を、穴があくほど観察しなさい。博物館や美術館には正真の、そして逸品が展示されています。骨董屋には本物もあるが贋作もある。本物でも、それほど質の高くないものも沢山、ある。そういう贋作や不出来な物を見ていると目が曇る。 正真の逸品だけを見ていたら、贋作を見たときに必ず違和感を覚える・・・あれ なんか変だな? と思える。 本物しか見ていない者には偽物が判るが、偽物だけ見続けても本物が、どれかは判らない 」と。。。


で、ここから急展開で、ドッグスポーツのハナシ。。。
ここ数カ月、私の友人の、千葉県富津の保護活動家Nさんを含め、何名かのトレーナーさんや評論家さんが、ドッグスポーツに関して、各々の持論をご自分のブログなどで書いていらっしゃいます。
ドッグスポーツのメリットやデメリットなどが説明されておりますが (なかには、ブラス面を一切認めない「ドッグスポーツ性悪説」の方もいるようですが) 否定的な見解を述べている方の根拠で多いのは 「ドッグスポーツ犬を見たら問題山積だった」のように、実際に、ドッグスポーツに参加している犬を見た上での否定的な見解です。



ただ、同じ 「李朝青磁」 の壺だって本物もあれば、偽物もある。
本物でも不出来な壺もあります。
偽物や、本物だけど失敗作の李朝青磁の壺を見て、 「李朝青磁の壺って、たいしたことない」 と評論していても仕方ありません。


幸いにも、私は身近に アジリティの日本代表として数度 世界選手権に出場している犬や、シニアドッグ部門のアジリティで日本一に輝いた犬を、見ています。
町の骨董屋クラスの犬ではなく、博物館クラスの犬たち・・・
そういう正真の逸品(犬)を、きちんと自分の目で見たうえで、それでもなおかつ否定的な見解を言えるのかどうか・・・
概念だけではなく、自分の目で、きちんと逸品を見た上で、判断してほしいものです。


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by gundogclub | 2013-07-18 12:08 | MY TALK

クワン5歳

クワンの誕生日は、7月18日です。
今度の誕生日で、クワンは5歳になります。

私がクワンと初めて会ったのは、LADFでした。
最初の飼い主さんと、うまく暮らせずに、LADFで 「お泊り保育」 をしている時でした。

クワン (当時の名前は、くーちゃん) がLADFに預託された当初、クワンは歩くのも、走るのもヨタヨタしていたそうです。
元の飼い主さんとは、お散歩すら上手くできず、つまりは運動不足の状態だったようです。


それが、LADFでオーナーさんの ご令嬢たち (コーギー2頭 ボーダーコリー1頭) と施設内を走り回って遊んでいるうちに、筋肉もつき 普通に走ることができる様になりました。
オーナーさんのご令嬢コーギーは、アジリティの世界選手権に日本代表で出場する程の瞬足コーギーですから、くーちゃんも かなり鍛えられたのでは。。。
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くーちゃんの元の飼い主さんは、ゴールデンレトリバーと暮らしる方で、「大型犬は初めて!」 とか 「ゴールデンレトレバーは初めて!」 ということではなく現役のゴールデンレトリバー飼いだったのですが・・・
くーちゃんは、その飼い主さんの経験則からは、様々な意味で逸脱した(苦笑) ゴールデンだったみたい。


生後5カ月で我が家に迎え入れられたくーちゃん、名前がクワンに変わりました。
「名前の頭に く がつく名前・・・」 と考え、フィギュアスケートで "東洋の白鳥" と謳われた ミシェル・クワン から名前を頂きました。

その後、クワンは フリスビー競技で才能を開花させ、一昨年・昨年と2年連続でJFA(日本フリスビードッグ協会)の決勝戦 (ジャパン・ファイナル) にユースオープン・クラスでノミネートされました。
クワンがいなかったら、ジャパンファイナルのコートに立つことは、できませんでした。
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平均的なゴールデンレトリバーからは逸脱している面が、私にとってはプラスに働きました。
ジャンプ力も、ボールやフリスビーを追いかけるスピードも、「異能」という言葉が、ぴったりかも・・・

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愛犬の飼育を途中で放棄することを、決して薦めるわけではありませんが、少なくともクワンに関しては、我が家に来て十分な運動量が与えられ、天賦の才能が花開いたのではないかと思います。
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クワン 5才の誕生日 おめでとう。
これからも、私の 黄金爆裂娘 & 飛翔天女 として、幾久しく楽しく暮らしていこうね!

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by gundogclub | 2013-07-16 11:55 | クワン (GR)

水遊びの季節


連日、猛暑が続いております。
暑いのが苦手な私にとって、この暑さと湿度は ひどく堪えます。

野原で、まともに練習や運動ができるのは、午前6時まで・・・
それ以降は、もう私が暑さと湿度に耐えられません。
朝露で、じっとりと湿った野原は、気温の上昇とともにミストサウナみたいな感じになるので・・・

むしろ、ワンズの方が、まだしも元気かもしれません。
熟女の域に達したフラウ姐さんは、さすがに若いころに比べて、暑さでへたるのが早くなった気がしますが、クワンやソロモンは、朝露で全身、ビショ濡れになりながら野原を走り回っています。
とは言え、熱中症になっては困りますので、「え~もう帰るのの? もっと遊びたいよ~」 と不満顔の若い衆を急かして、早々に退散・・・

もうね こんなに暑くては、まともに練習なんか、やっていられません。
夏は、子供もワンも水遊びが一番!!

facebookで繋がった英国をはじめ欧州にお住いの友人(大部分が、スパニエルや、GSP ワイマラナー ビズラなどのHPR:多目的ガンドッグ の飼い主さん) も 湖や川などでのウォーターレトリーブ練習の写真が増えてきました。

まあ欧州も、そろそろ水遊びに良い季節になってきたようで、それと同時に秋に開催されるWT(ワーキングテスト)で行われるウォーターレトリーブの練習も兼てのことでしょう。
動画などで 1本目のダミーは水辺に隣接した林の中、もう1本のダミーは水上に、それぞれ投げ込んで回収させる、「ダブルレトリーブ競技」の様子が紹介されています。

facebookに掲載されている水遊びの写真は、「綺麗だな~ こんな綺麗な場所でうちのワンズも泳がせてあげたいなぁ」 と思う写真から、「うーん なんか臭そうだなぁ ちょっとなぁ・・・」と思う沼(苦笑)まで、様々・・・


何度も書いておりますが私が住んでいる千葉県は、綺麗な川とか湖とか 「真水」 には恵まれておりません。
海水なら、ふんだんにあるのですが・・・
ということで、「手軽に水遊び」をするなら、海なのですが、海水は後始末が面倒。
ポリタンクに水を入れて車に積み込んだり・・・
海で泳がせた後、真水で仮洗いをして、家に戻ってから改めてシャンプーが必要です。

それに海ですと、水遊びはできても、レトリーブ練習には、なりません。
1本のダミーは海面に、もう1本は砂浜に投げて。。。って、やはり何か違う・・・(笑)

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どうしても運動不足になりがちな夏場の筋肉の維持増強には、水遊びは、とても有効だと思います。
海や湖、川などではなく、「犬を泳がせるための専用プール」が、例えば関東なら何か所かありますし。。。


まあ私は、できれば水遊びと並行して、笛による呼び戻し とか 水辺にある林も併用したダブルダミーの練習とか 「遊び+ちょっと練習」 ができるのがベストなので、プールではなく、ネイティブな水辺の方が良いのですが、 「ワン友と連れ立っての和気藹々のプール遊び」 も、なかなか魅力的です。
我が家では、クワンとエステルさんはプール向きかな・・・

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「暑い暑い」 と、ぼやいていても 仕方ありません。
夏だからこそ出来る、夏だからこそ楽しい水遊びで、ワンも飼い主さんも、リフレッシュは如何でしょうか?


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by gundogclub | 2013-07-13 10:18 | MY TALK

野中の一軒家なら


ここ10日ほどの間に、「愛犬の吠え」に関するご相談が2件 ありました。

一件目は、小型犬の飼い主さんからで、「ペット飼育可」のマンションにお住いなのですが、飼い主さんが帰宅した時、あるいは ご飯をあげようと準備をしている時などに、かなり吠えるとのこと。
おそらく、お隣にお住いの方が、直接飼い主さんにではなく、マンションの管理組合を通して苦情を申し立てたらしく、管理人さんが 「犬の吠えを軽減する努力をするように」 という旨の文書を持ってきたそうです。

二件目は、3歳になる牧羊犬の飼い主さんからで どうも男性が苦手らしく、斜め向かいにお住いの旦那さんに散歩ですれ違った時などに、吠えたてるらしく 「いつになったら、俺の顔を覚えるんだ? 吠えられる度に、嫌な気持ちになるのが判らないのか。 訓練所にでも入れて吠えない犬にしてくれ」 と、直接 お小言と言われてしまったそうです。


一件目のご相談に関しては、「ペットと暮らすことが可能」なマンションであっても、ペットが嫌いな人も住んでいるわけですし、ペットの声や匂い、抜け落ちる被毛などに飼い主さんは、気を使わざるを得ません。
もっとも最近はペットに限らず、多種多様な価値観や嗜好、ライフスタイルの方が、いらっしゃり 小学校の近くに建設されたマンションの管理組合から、小学校に対し 「登下校時の子供たちの声がうるさいから、もっと静かに登下校するよう、指導してくれ」という要望が出されたこともあるそうです。
まあ近頃は 「子供の居住不可」 のマンションもあるそうで 例えば新婚で入居された、ご夫婦に子供が生まれたら、引っ越さなくてはならないのだそうです。

都会にお住いの方を中心に、様々な音や匂いに対して、数十年前に比べて不寛容になっているのかもしれません。


ですから、大都会のマンションなどにお住いの飼い主さんは、私のように、車で20分も走れば田んぼが広がっているような地域に住んでいる飼い主に比べ、様々なプレッシャーの中で暮らしているのだと思います。
しかし、「じゃあ もっと気を使わないで暮らせる場所に引っ越せばよいのだ」 とか 「都会の集合住宅は、たとえペット可と謳っていたとしても、ペットを飼わない方がよい」 というのは、極論になってしまいます。



例えば、インフルエンザ予防の第一人者の博士の講演で 「インフルエンザが流行している時期は、なるべく外出しないのが、一番の予防策です!」 と言われたとしても、だからと言って学校や会社に行かない訳にはいきません。
「会社に行かない訳には行かないので、通勤しつつ なるべく罹患しない方法を教えてほしいのですが・・・」 という聴講者からの質問に 「いえ 冬は出歩かないのが一番です。 インフルエンザが流行している間は会社を休めないのですか? インフルエンザ流行時に、業務を続けている企業にも問題がありますね!!」 などと言われても、具体的な解決策には、なりません。


犬が嫌いな人も共に暮らしている集合住宅で、あるいは近所に犬嫌いの住人が住んでいる一戸建てで、いかに近隣との摩擦を減らして暮らしていけるか。。。 そのテクニックを飼い主さんに伝え、愛犬を教育訓練してもらうことも、ドッグトレーニングの役割だと思っています。


テレビドラマ 「大草原の小さな家」 の舞台のような 「野中の一軒家」 に住んでいるのなら、犬が吠えようが誰にも迷惑はかけません。
むしろ、見知らぬ者の侵入を吠えて知らせてくれる犬こそ、良い犬でしょう。
しかし、なかなか そういう環境にお住いの方は、いらっしゃらない訳で・・・・


大都会のマンションに、飼い主と共に暮らしている犬は、おそらく田舎暮らしの犬に比べ、様々な制約 あるいは覚えてもらわないと困る(飼い主が困る) 多くのルールを、言い方は悪いですが 「押しつける・従ってもらう」ことになってしまう事は、否めません。
しかし、「だから都会に暮らす人は犬を飼うべきではない」 とか 「どうしても犬と暮らしたかったら、田舎に移住すべき」 というのでは、「インフルエンザに罹患したくないなら、会社にも学校にも行かず、家の中にいるのが一番!」 と言っているのと一緒かと・・・


愛犬を縛るルールは少ない方が良いに決まってます。
しかし、飼い主の住環境(都会のマンションだったり、近所に犬嫌いがいる一戸建てだったり、地域の規則が犬に対して不寛容だったり)のなかで、対外的な愛犬に関するストレスやプレッシャーを少しでも軽減し 「犬と暮らしていることが楽しい!」 と思えるドッグライフをおくってもらう為には、 「飼い主が住む住環境に適応した犬」 になってもらうしかありません。
おのずと、野中の一軒家の野生児 (うちのワンズは、野中の一軒家住まいではありませんが、野生児かも:笑) とは異なるトレーニングが必要となります。

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by gundogclub | 2013-07-10 14:07 | MY TALK

犬種原理主義


今日のタイトルは、 「犬種原理主義」 です。
これは、私が作った造語であって、こんな日本語はありません。
簡単に言うと 犬と暮らすからには、その作出目的に沿った、あるいは本来の作出目的に類した仕事(遊び)を、取り入れた暮らしがしたい という意味合いであり、私の信条でもあります。


さて、犬種図鑑を紐解くと、欧州で発行された犬種図鑑を和訳したものと、日本で発行された犬種図鑑には、大きな差があります。
欧州で発行された犬種図鑑が、各犬種の作られた目的や有している能力について詳しく言及しているのに比べ、日本で発行された犬種図鑑は、「性格や飼いやすさ」に関する記述が多く、本来の作出目的に言及されることは僅かです。

例えば、日本で発行された犬種図鑑のラフラドールレトリバーの説明を読むと 「犬にも人にも友好的で、とても暮らしやすい」 などと記載されており、申し訳程度に 「昔は、ハンターが撃ち落した鳥の回収作業などをしていました」 などと書かれています。
しかし、撃ち落した鳥の回収は昔話ではなく、今でも英国をはじめ欧州では、撃ち落された鳥の回収をしたり、リアルな鳥の回収はしないまでも、それを模したワーキングテストなどに携わっているラブラドールは、かなりの割合に達するはずです!

まあ、欧州と異なり 犬をノーリードにできる場所が、ごく限られていて、 『愛犬の生涯の外出の大部分が、リード付の散歩』 となりがちな日本では、確かに作出目的云々より、「性格が温和か」 とか 「飼いやすいか」 という部分に関心が集まるのは、致し方ないとも言えますが、そうなると犬種を選択する必要性自体が希薄になって・・・ 極端に言うと 「純血種の必要、ないじゃん!」 ということになってしまいます。


私が唱える「犬種原理主義」 とは、「その犬種を選択した理由が、きちんとあることが望ましい」 と言うことでもあります。
例えば、「サイトハウンドが走る姿が、美しくて、とても好きです。 走っている姿を見ると、惚れ惚れとして、この犬種とともに暮らしている幸せを感じます。ウサギでも追いかけさせてあげられれば良いのですが、そうもいかないので、擬似のルアーを追いかけるルアーコーシングの練習、そして競技にも参加しています!」 などという生活が、「犬種原理主義」に則したドッグライフであろうと思います。



ところで、この犬種原理主義的な生活においては、飼い主さんと愛犬はリードでは繋がっておりません。
飼い主と愛犬が、どれ位の距離、離れるかは その犬種や各々の個体によって異なるかもしれませんが、脚側歩行である必要はありません。
飼い主の足に擦りつきながら、飼い主を見上げながら脚側歩行をすることを目的として作出された犬種はありません。
ドッグスポーツの入会審査のようなテストに合格するために、脚側歩行の練習をすることは必要ですが(合格しないと、競技に参加できなかったりするので)、服従訓練は手段であって、それ自体が目的となるのは、どうかと思います。

「広い野原なんかに犬を放したら、コンタクトが悪くなる」 という考えもある様ですが、私はそれでは「畳水練」だと思います。
「潜水練習用のプールでは何度も練習したけれど、本物の海には潜ったことがない」 というのと一緒かと・・・

ちなみに、我が家の3女1男は 広い野原に放してもコンタクトの精度が落ちることはありません。
むしろ、ドッグランなど囲まれている狭い場所の方が集中力が切れるかも・・・(苦笑)
リードで繋がっているのではなく、心で繋がっている関係であることが、犬種原理主義の上では、最も大切なことになります。



併せて、「広い野原なんかで犬同士が遊ぶ楽しさを覚えたら、飼い主の言うことを聞かなくなる」 とか 「飼い主と遊ぶより、犬同士で遊ぶことが好きになってしまう」 という考え方もある様ですが。。。。
もともと、他の犬と連れ立って遊ぶのが、あまりお好きではないフラウ姐さんやエステルを除くと、クワンもソロモンも、実に楽しそうに他の犬たちと野原を駆け回ります。
でも、走り回りつつもチラッチラッと私の方に視線を送っているクワンやエステルにボールやダミー、フリスビーを見せたら・・・ どんなに大興奮で他の犬たちと転げまわって遊んでいたとしても、私の足元に駆け戻ってきます。
パパとボールやフリスビーで遊ぶ > 他の犬たちと遊ぶ なのです。
「犬同士で遊ぶ楽しさを覚えてしまうと。。。」 という説は、ある意味 正しいと思うのですが それは  「私は犬と遊ぶのが下手な飼い主です!」 と告白 しているようなものかも・・・
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「テレビゲームなんか子供に与えたら、勉強しなくなる」 というのと一緒で 、「楽しい物があることを教えずに、子供を管理する」 のと 「テレビゲームの楽しさを知りつつ、それでも自律して、勉強もきちんとやる子に育てる」のと、どちらが簡単かは、言わずもながなです。
しかし 「たやすい」 と 「望ましい」 は、異なります。
時間がかかるかもしれないが・・・ なかなか難しいかもしれないが・・・ それでも、たやすさを求めず、あえて非効率でも望ましい方向に導く努力をすることもまた、犬種原理主義の教義であると考えています。



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by gundogclub | 2013-07-07 13:26 | MY TALK

口に出さずとも


愛用していたPC(windows XP) のモニター画面が、ここ数日 日増しに暗くなり、とうとう昨日 真っ黒黒助になってしまいました。
仕方がないので、大型電化製品量販店に、新しいPCを買いに行きました。
とは言え、PCを購入することは全く考えていなかったので、車のサスペションを交換する為に、やっと貯め始めていた軍資金を流用・・・

電気屋さんに行ってみると 手持ちの軍資金の範囲で購入できるPCは数台のみ・・・  しかも私が好きなディスクトップ型は1台のみ・・・
なんか、並んでいるディスクトップ型PCの中でも、ずば抜けて安かったので (しかも国内メーカーなのに) 店員さんに 「何で、この機種だけ、こんなに安いのですか?」 と質問。
店員さん 「このPCは、搭載されている うんたらのパーツが、かんたら社ではなく あーたら社が製造したパーツなので日本では人気が無いのです。 アメリカでは一定のファンがいるメーカーなのですが。。。」って、日本語であること以外は何も判りませんでした(苦笑)

人気があろうと、なかろうと 軍資金が足りないので背に腹は代えられないので 「じゃ これをください!」 と即決!
倉庫にPCを取りに行った店員さんが戻ってきて 「すいません 在庫切れです おそらく追加の入荷はないと思います。この展示品で、よければ。。。 保証は3年間、つけますから!」 と言いつつ、電卓をたたいて私に提示した金額は、ニヤリと笑いたくなる金額でした。

どうせPCには疎いので、最新鋭人気機種を購入しても、この あーたら社製のパーツが組み込まれた不人気機種を購入しても、私にはその違いさえ、実感できないと思うので・・・


PCを家に持ち帰り、取扱説明書に沿って初期設定を始めたものの、何が何やら、よくわからない・・・
このブログを書いている今でさえ、複数のウインドウの開き方がわからない・・・
XPを愛用していた私が、いきなりwindows8に変わったので、浦島太郎状態です。


で、うんうん唸りながら、初期設定をしている数時間の間 我が家のワンズは実に静かに、各々の好みの場所に寝転がっていました。
普段は、PCに向って座っていると 椅子に座っている私の膝をめがけて飛んでくる(ダッコしてもらうのが好き)なソロモンでさえ、私の足元で大人しく寝転んでいましたから・・・
「どうも 遊んでくれそうな感じじゃないなぁ~」って、ワンズは察したみたいです。


私は、次男に居間で勉強をさせることがあるのですが、それまで庭を走り回ったり、プロレスに興じたりしていたワンズは、次男が机に向って勉強を始めると、遊びを中止して、各々が好みの場所に寝転んで、静かにしています。
「あの子が机に向っている間は、静かにしていよう」 って、ワンズが自らの意思で考えているのだと思います。
次男が、「やったぁ~ 勉強、終わったぁ!」 と椅子から降りた瞬間、クワンとソロモンが次男に飛びつきますから・・・


「ステイ」 とか 「フセ」 とか 飼い主から指示をだされたから静かにしているのではなく 自ら考え 空気を読んで行動すること が大切だと私は思います。

単に飼い主からの指示を継続して従える のではなく 飼い主が指示を口に出さなくても 自ら考え判断して正しい行動ができること。。。
自ら考え、行動する機会を与えなくては、一朝一夕に 自ら考え正しく行動できる犬には育ちません。


新しいPCに、今まで写し貯めた写真データを移し替えていないので本日は、写真なし。

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by gundogclub | 2013-07-05 12:39 | MY TALK