ガンドッグ(鳥猟犬種)への思いを綴ります
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ブログジャンル
犬

カテゴリ:レトリーブ (GRT)( 57 )

レトリーブを遊びのメニューに!


朝起きて、facebookを覗いてみましたら、ネットを通じて知り合った英国のガンドッグ・トレーナーたちの 「サンデークラス(日曜日開催のクラス)」 の写真が掲載されておりました。
やはり、日曜日のレッスンが一番、参加者が多いようで 楽しそうに談笑をする飼い主さんの写真や、真剣な顔でダミーの落下地点を目視したり、ダミーに向って駆ける犬たちの写真が掲載されていました。


サンデークラスの写真を掲載したガンドッグトレーナーさんのうち、お一人は 「HPR Dog  (多目的ガンドッグ)」 を中心としたスクールを開催しております。
写真を見るとレトリバーも何頭かありますが、メインは GSP(ジャーマン・ショートヘアード・ボインター = フラウと同じ犬種) や ワイマラナー や ビズラ、そして エパニュール・ブルトン たち。

そして、もうお一人は フィールド系のスパニエル (ワーキング・コッカー や フィールド系のスプリンガースパニエル) をメインとしたスクール。
スパニエルと言うとフラッシング・ドッグ (草むらに潜んでいる鳥を見つけて、飛び立たせる役割) のイメージがありますが、英国ではスパニエルだけを連れて鳥猟をしている方も多く、レトリーブ(撃ち落された鳥を回収する役割) も、スパニエルがしっかりと働いています。


HPRのなかで ビズラは日本ではあまり見かけませんが、ワイマラナーやエパニュールブルトンは それなりの頭数が家庭犬として暮らしているように思います。
ワイマラナーもブルトンも、オフ会などの写真を拝見しますと 「こんなに集まったんだ・・・!」 と感心するほどの頭数です。


しかしながら、日本でレトリーブトライアル(回収競技会)に参加している HPR Dogって、ほんの数頭しか おりません。
私は、これって とても残念なことだと思うのです。
HPRとは HuntingのH、 PointingのP、 RetrievingのR の頭文字をとったもので 1頭で鳥を見つけ、鳥の居場所を飼い主に教え、飼い主が鳥を撃ち落した後は回収もする・・・ つまり、1頭で多くの用途をカバーできる犬種の総称なのです。
鳥を探すだけでも、飛び立たせるだけでも、回収するだけでもなく、1頭でその全てをカバーする為に作出されたのが HPR Dog なのです。


公園などで、たまたまお会いした HPR Dogの飼い主さんとお話をすると、「うちの子、ボールのモッテコイ!遊び が、できないんんですぅ~」 というお話を聞くことがあります。
それを聞くと、とても勿体ない気持ちになります。
生まれた時から、教えずともレトリーブが出来る犬もおりますが、教えて初めて出来るようになる犬もおります。
せっかく、HPR Dogとして生まれたのですから (「うちの子は猟犬じゃなくって、家庭犬なんで、レトリーブとか出来ないんですぅ~」 というフレーズは置いておいて;笑)  やはり、その能力を引き出してあげたいと、私は思います。


「レトリーブトライアル」などと大上段に構えなくても、まずは ボールやダミーを用いて、楽しく遊ぶことが出来る愛犬に育てることだと思います。
レトリーブ遊びが出来るようになると、遊びのメニューが格段に増えます。
目標しては、ボールにしろダミーにしろ 「咥えたら、しっかり飼い主の足元まで戻ってきて、飼い主に渡すことが出来ること」 です。


私が、「HPR DogであるGSPのフラウと暮らしているから」 ということもありますが、特にHPR Dogの飼い主さんや、フィールド系スパニエルの飼い主さんには、レトリーブ遊びの出来る愛犬に育てて頂き、やがては「レトリーブ遊び」から「作業としてのレトリーブ」へと移行して頂きたいと願うのです。

日本のレトリーブトライアル競技においても、HPR Dogが少数派ではなく、ごく普通に・・・ レトリバー種に混じって灰色や霜降りや赤褐色の犬たち、あるいは仏蘭西の誇る多目的ガンドッグが参加している光景を見ることが私の夢の一つです。


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by gundogclub | 2013-11-18 17:05 | レトリーブ (GRT)

発砲音

ここ1年ほど使用していた、発砲音馴致用のピストル (陸上競技で使うスタートピストル) の紙火薬の在庫が無くなったので、メーカーに紙火薬を発注したところ、製造中止になったとのこと。
最近は、光電式と言うのか、ピストルの引き金を引くと設置されたスピーカーから発砲音が鳴るシステムが陸上競技会では主流となり、紙火薬を用いたピストルは競技会では使用されなくなっているそうです。

「困ったな・・・」と思っておりましたら、朝日新聞に全面広告を出していた通販会社の商品のなかに 「カラスやイノシシ対策に!」と火薬式のピストルが掲載されていたので、早速購入してみました。
「44MAGUNM」と書かれている割には、小型で、ちゃちな感じでした。(笑)
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英国をはじめ、欧州のレトリーブトライア(ワーキングテスト)では、発砲音が用いられます。
YouTubeに、わかりやすく、かつあまり長くない動画がありましたので、ご紹介します。
この動画は、ダミーが投げられている様子を犬にも見せる「マーキングレトリーブ」と、あらかじめダミーを置いておき(ダミーを置く様子を犬には見せない)、ハンドラーの遠隔操作でダミーを発見・回収させる「ブラインドレトリーブ」の 「ダブルレトリーブ種目」です。



「発砲音 → ダミーを投擲」は、鳥が飛び立つ → 猟銃で撃つ(発砲音) → 鳥が撃ち落される(ダミーを投擲) → 回収に向わせる の実猟を模したものです。


日本のGRTA(ガンドッグ・レトリーブトライアル協会)では2005年の発足以来、経過措置として、競技会で発砲音を用いられませんでした。
これは、協会発足時に既に成犬に達している競技参加犬に、いきなり発砲音を聞かせ畏怖させることを避けるためでした。
「次回、新たに子犬を迎え入れた際には、子犬の頃から発砲音に鳴らす訓練もしつつ、競技に参加してください」という経過措置でした。
協会発足当時から競技に参加していた犬が減り、既に2頭目、3頭目の犬を迎え入れている会員が増えたため、現在はGRT競技会では発砲音を用いて競技を行っています。


我が家では、フラウを迎え入れた時から、フラウには発砲音に慣らす練習をしてきました。
ボールのレトリーブ遊びが子犬の頃から大好きだったフラウですので、野原でボールのレトリーブ遊びをしている最中に、カミサンに爆竹に火をつけて鳴らしてもらったり・・・


やはり、いきなり子犬に発砲音を聞かせて、怖がらせたり驚かせたりするのではなく、少しずつ慣らしていくことが必要だと思います。


いきなり近くで発砲音を鳴らしても、頓着しない子犬(ソロモンは、このタイプでした)もいると思いますが 「ガンシャイ」 という言葉があるとおり、発砲音にトラウマができたり、発砲音を怖がって逸走したりしない犬にするには慎重な対応が必要だと思います。

日本では、「レトリーブトライアルに参加する」 とか 「実猟に供する」 というレアなケースを除き、発砲音馴致訓練は必要ないかもしれません。
しかし、英国をはじめ欧州では 「どちらかというと、発砲音を怖がる犬が多く産出される血統」は、ブリード(繁殖)から除外されるそうです。

たかが発砲音とはいえ、欧州では繁殖から馴致にいたるまで、ガンドッグにとっては重要事項として捉えられています。


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by gundogclub | 2013-07-19 08:53 | レトリーブ (GRT)

思い出のダミー


今は亡きシャドーが愛用していたダミーを、ソロモンとの練習で使用してみました。
フラウには一度も使わせたことの無いダミーです。
このダミーは、GRTA(ガンドッグレトリーブトライアル協会)が発足した間際だったか、発足する直前だったか、とにかく2005年の4月頃に数十本を英国から協会が輸入し、数量限定販売をしたものです。

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上が、現在 練習用としてGRTAが販売しているダミー、そして下(黄緑色)のダミーが英国から輸入したダミー。
確か、「上限を2本」として販売したはずで、我が家にも このダミーは2個しかありません。


このダミーを用いて、会社から帰宅後に深夜に近くの公園で常夜灯を頼りに、あるいは会社が休みの日に野原でGRTA第一回競技会(2005年6月)を目標に練習をしました。
今となっては、本当に懐かしい・・・

シャドーは、何度か書いたことがありますが2001年の10月に我が家に迎え入れて以降、2004年11月頃までの3年間は、「レトリーブしないレレトリバー」でした。
ボールやフリスビーを投げると、駆け寄って咥えるまでは良いとして、戻って来ずに木陰などに咥えて行って、座り込んで齧るだけ・・・ 
ボールもフリスビーも、あっと言う間に破壊してしまいました。

それが、2004年11月頃に有志の方が長野の牧場で開催した練習会に参加して、「レトリーブするレトリバー」の姿を見て 「なんだ 咥えたまま、持ち帰って渡せば誉められるのか!」 って理解したみたい。。。
自宅の近所の公園にも、レトリバーは何頭も遊びに来ていましたが、きちんとレトリーブする先輩犬が、いなかったんですよ(苦笑)
だから、「ボールが投げられたら駆け寄って咥えて、その後 どうすべきなのか」 は、この長野の牧場で先輩犬たちの姿を見て、初めて理解したようです。
理解してからの上達は、親バカかもしれませんが、かなり速かったように思います。


「レトリバーなのに、先輩犬の姿を見て学ぶまで、どうすれば良いのか判らなかった」 というのも、「本能的に、それってどうよ?」 とも思いますが(苦笑)、まあ全てのレトリバーが生まれながらのレトリーブ欲が備わっている訳ではありませんし、学習するまで判らないレトリバーも居ると思うんです。
まあ、「塞翁が馬」 で、シャドーのお陰で、レトリーブ欲が希薄な個体に対する対処法を学ぶことが出来ました。
きちんとレトリーブが出来る様になって以降は、シャドーは本人(犬)的には、「俺はレトリーブが得意だ!!」って自信を持っていたようですから、それはそれでよかったかと・・・

シャドーのブッシュレトリーブ
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その点、ソロモンは我が家に迎え入れた翌日から 私が投げた小型の縫い包みやボールに駆け寄って、咥えて私の手元まで、レトリーブしていました。
多少、手を叩いたりキャーキャー甲高い声を出したりして、私の手元まで持ち運ぶように誘導の補助はしましたが、誘導補助が必要だったのは最初の数日間だけ!
その後は 望むと望まざるとに関わらず、とにかく何かを咥えて私の手元まで持ってくる ”レトリーブマシーン” と化してしまいました。


「レトリーブの、とっかかり」 という点では対照的なシャドーとソロモンですが、 いつも朗らかで陽気で、他の人や犬が大好き!・・・ という点では2頭は、よく似ています。
大きさは全く違いますが、茶色坊主で、癖のあるウエイビーヘアーなのも一緒。
なんとなく、ソロモンの背後にシャドーも一緒に居て遊んでいる様な気がします。

なので・・・ 大事にしまっていた思い出のダミーを押入れから引っ張り出し、「シャドー! お前の弟分の練習にダミー、使わせてもらうよ!」ってシャドーに語りかけました。

「ソロモンは、他の人や犬が居ると、注意力が散漫になる・・・ ボクはダミー遊びの時は、他の人や犬が居ても、もっと集中していたよ! あいつも、まだまだ半人前だね! そう思わない? パパ・・・」 
シャドーの、得意そうな声が聞こえてきそうです。

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by gundogclub | 2013-06-06 17:04 | レトリーブ (GRT)

「楽しい!」 が一番! レトリーブ編


facebookで友人となった英国のガンドッグトレーナーさんに、イラストがとても上手な方がいらっしゃいます。その方の描くイラストを見ると 「うんうん あるある!」 と、思わず大笑いしてしまうことも、しばしば・・・

前回、描いていたイラストは、飼い主がダミーを投げて 「Go! Get on!」 と指示を出しているのに、犬は後足で耳を掻きながら 「あんたが投げたダミーなんだから、あんたが取りに行けば?」 と、うそぶいているイラスト・・・ なんだか目に見えるような光景で、大笑いしてしまいました。

そして、最新のイラストが、こちら。。。
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飼い主さんが投げようとしたダミーに飛びついて、咥えている黒犬・・・
あれ? どこかで見たような??? これって生後4~5ヶ月の頃のソロモンじゃん!
体の大きさといい、ぷっくりしたお腹の感じといい、尻尾の感じといい、これはワーキングコッカーですね きっと!


このイラストを描いたガンドッグトレーナーさんから 「日本のWT(ワーキングテスト)は、ステディネス派が主流か、それとも意欲派が主流か?」 という質問を頂きました。
「日本では、ワーキングテストとは呼称せず、レトリーブトライアルと表現している。 数年前まではタイムトライアルだったので、どちらに重きを置いているわけでもなかった。レギュレーション(規則)が変更になってジッャジによる主観評価に変更になって以降は、ステディネスの比重が高くなったように思う。 まあ、あくまでも私の主観ですが・・・」 とお答えしておきました。


このトレーナーさんが仰るには 英国では 地域別だったり犬種別だったり 数多くの団体があり、それぞれが独自のルールでWT(ワーキングテスト ・・・ まあレトリーブトライアルみたいなもの) を行っているそうです。
各団体によってルールが異なるので、全国大会を開催する時は WRWT(ワールド・レギュレーション・ワーキング・テスト)という暫定的なルールを適用するのだそうです。
「英国国内の統一ルールに ”ワールド・レギュレーション” と謳ってしまうたり、さすが英国ですね!」と半分、皮肉交じりでメッセージを行ったら 「英国国内」 ではなく 「英連邦全て、オーストラリアもニュージーランドもフォークランド諸島にも適用するルールだから、ワールドでいいんだっ!!!」 って言われました。


で、ハナシを元に戻しますが英国では、大別すると ステディネス(落ち着き、立ち振る舞い、作業の正確さ)を重視する団体と、作業意欲を重視する団体があって 例えば自分が所属していた団体は意欲重視の団体で結構 良い成績を収めていたのに、引越しをした地域にはステディネス重視の団体しか無くて、そこの団体に移籍してからは、でんで駄目・・・ なんて事が往々にしてあるそうで、勿論 その逆もありえるわけです。


このイラストがお上手なトレーナーさんは意欲重視派のトレーナーさんなのですが 「ステディネス重視派の団体の犬たちは、見ていて面白くない。 「いい子ちゃん」 かもしれないけれど、「作業が義務的・事務的で、喜びに溢れていない!」 とのこと。。。。

一番の違いはパピーの頃に 「服従訓練も含めたステディネスを重視した訓練をするか」 or「まずは回収意欲を高め、大好きなレトリーブ遊びの為なら服従訓練も我慢して頑張る犬に育てるか」 の違いなのだそうです。

そして、「きっと、このイラストを見たら ステディネス派の連中は、鼻で笑うだろう!」 と言っていました。
ステディネス重視派のトレーナーが育てた犬は、振りかざしたダミーに食いつくなんて、ありえないらしく・・・
このイラストを見て 「あるある!」 と大笑いしてしまった私は、図らずも 意欲重視派の一員??


ワーキングテストやレトリーブトライアルは純粋にドックスポーツとは言えない面があって 「作業」 という要素が強いように思います。
そして、「作業や労働」 は、真面目に謹厳に行うべきものなのかもしれませんが、それでも一番大切なことは、やはり 「楽しい!」 ことだと私は思っています。
ニンゲンだって、イヤイヤやっている仕事なら残業や休日出勤は苦痛でしかありませんが、本当に好きな仕事なら、あまり苦にならないですし。。。


投げようとしたダミーに食いつくソロモンの飼い主が言うのもナンですが(苦笑)、 「ダミー遊び → 高じて 回収作業が三度の飯より好き!」 という意欲を持たせ 「(ダミーで)遊びたいなら、勉強(服従訓練、ステディネス練習)を ちゃんとしてからですよ!」 という 順番の方が私は好きかな。
まあ、この点に関しては、今後 日本でも優先順位が二分される気がします。

三度のメシよりダミーが好き?
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by gundogclub | 2013-05-10 22:12 | レトリーブ (GRT)

30分後のマーキングレトリーブ


野原で、ソロモンを相手に ちょっとした実験をしてみました。

① 草むらに1個のダミーを投げ入れる様子を、ソロモンに見せる

② 少し離れた場所で、ダミーやボールで30分ほど遊ぶ

③ ①でダミーを投げ入れる様子を見せた時とは異なる方向にソロモンを停座させる

④ 距離は約100m弱

⑤ 回収に向かわせる


ポイントのひとつは、ダミーを草むらに投げ入れて、すぐに回収に向かわせるのではなく、30分ほど 少し離れた場所で遊ぶこと。 (時間の経過による記憶の変化)

もうひとつは ダミーを投げ入れる様子を見せた方向とは異なる方向から回収をスタートさせること。 


「時間の経過」 に関しては、例えばボール遊びが好きな子犬なら、多少の草むらなら ボールを投げ込んで直後に回収に向かわせれば、草むらからボールを探し出し咥えて飼い主さんの足元まで戻ることができるかもしれません。
しかし、ボールを投げ込んで1分後に回収に向かわせたら・・・ それが5分後だったら・・・
ほとんどの子犬は、ボールが草むらに投げ込まれたこと自体を忘れてしまうのではないでしょうか?
まあ、これは子犬に限らず ニンゲンの幼児でも同じかもしれません。
「熊さんと、猫さんと、兎さんの 縫い包みを持ってきて!」 と言われた直後なら 「熊と猫と兎」 と記憶しているかもしれませんが、10分後に 「さっき、お話した縫い包みを持ってきて! 何と何と何だったか覚えている?」 と尋ねたら、3種類すべてを記憶している幼児は少ないのではないかと・・・

ニンゲンの幼児は、日常の生活の中で あるいは様々な学習を通して記憶力が磨かれていく訳ですが、犬に関しては意図的に 「記憶力を磨く」 練習をしなければ、あまり記憶力は伸びていかないのではないかと思います。
例えば、「生後2歳を過ぎたら、草むらにボールを投げ込んで10分後に回収に向かわせても、大部分の犬が記憶している」 なんてことは、ありません。
ですから、「記憶力」を磨く (鼻を使って探させるのではなく、記憶力を使って探させるような遊び) をすることも必要かもしれません。


「異なる方向からの回収」 は、 「ダミーが投げ込まれた周辺全体を記憶する」 ための練習だと思っています。
「木を見て森を見ず」 という諺がありますが、ダミーが投げ込まれた、その一点だけを記憶するのではなく、「周辺の景色を一団として記憶する力を養う」 ということ。
「長いススキが何本も生えている近く」 とか 「紫色の花が群生している近く(それが犬にとっても紫に見えるか否かは別として)」 とか 【ある程度の広さの風景の中で、ダミーが投げ込まれた場所を記憶する】 力を養うこともダミーレトリーブ力を磨く上で必要だと考えています。

ニンゲンだって、初めての場所に車で行くと、往路と復路は風景が異なって見えて、なんか違う場所を走っているような錯覚に陥ることがありますよね。
目印になる、特徴のある建物や珍しい看板などを記憶しておくと 「ああ、ここは来る時にも通ったよな!」 と不安にならずに済みます。 「何か目印を記憶する力」 を愛犬にも備えさせるための練習も、ほぼ一緒かと・・・

で、30分間 少し離れた場所で遊んだ後の、ソロモンのシングルダミー・レトリーブの動画です。



我が家では、記憶系の事柄は最後までシャドーの方が、フラウより勝っていたのですが、ソロモン君も体は小さいですが 記憶力はそこそこ及第点のようです。
まあ、「ダミーを草むらに投げ込んで、30分後に回収する」 なんて種目は、どこの国のレトリーブ系競技会にも無いでしょうが、「時間の経過を経ても記憶し続ける」 や 「一団の風景として目印を記憶する」 という練習は必要ではないかと思います。

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by gundogclub | 2013-04-10 13:23 | レトリーブ (GRT)

飛ぶか回るか?

いつもの野原で、倒木の先にダミーを置いて、フラウ&ソロモンにレトリーブさせてみました。

まずは、フラウ姐さん!

ダミーが置かれている場所へ向かって一直線に走り・・・
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倒木障害を飛び越え・・・
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倒木の先にあるダミーを咥えて戻る!
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次に、ソロモン君!
小さな体を活かして倒木の間を潜り抜け・・・ (← カミサンには 「なんか、ださぁ~い」 と不評;苦笑)
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ダミーを咥えつつ倒木の間を潜り抜け、レトリーブ!
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この倒木の横は、普通の野原が広がっています。
ですから倒木を飛び越えたり、潜ったりしなくても、ちょっと遠回りすればダミーが置かれている場所に到達できます。

「飛び越えようが、遠回りしようが、ダミーを咥えて戻ってきたら、それでいいじゃん!」 と思う方も いらっしゃると思います。
実際に回収に要する時間は、あまり変わらないかもしれませんし・・・


しかし、「ダミーに対して一直線に向かう意欲」 を私は評価したいと思います。
日本の華道や茶道と同じく、欧州(特にイギリス)には、様々なフィールドトライアルの回収競技部門 = (レトリーブトライアル)の団体があり、ルールも様々です。
どちらかと言えばオビィディエンスに比重を置く団体もありますが、レトリーブ意欲に比重を置く団体もあります。
あえて障害物(ネットや木製の柵など)を配置して、その障害物を飛び越えるのか or 遠回りして回避するのか によって、加点・減点を行うルールをとっている団体もあります。
つまりは 障害物に対し、どのように対処するか? は回収意欲を測るうえで、一つの評価基準たりえわけです。


ちなみに、今回は障害を飛び越えずに、潜り抜けたソロモン君ですが、ソロモンのジャンプ能力は驚くほど高いです。
ソロモンを停座させ私と向かい合った状態で、目配せをすると垂直飛びで私の肩の高さまで飛び上がります。
飛び上がった後、私の肩の上で まるで狐の襟巻きのように、私の首に巻きついて尻尾を振っているソロモンは、可愛いです(笑)


ワーキングコッカーがネットを飛び越えるシーンで始まる、この動画・・・
私の憧れの動画です。 毎日、必ず1回は、溜息とともに眺めています!



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by gundogclub | 2013-03-12 12:36 | レトリーブ (GRT)

【動画】 stop whistle training


本日は、 stop whistle  について、我が家のソロモンの動画も含め、3つの動画を交えて、ご説明します。

まずは、「stop whistle ってなに?」 という処から。
文字どおり 「笛が鳴ったら止まる」 ということなのですが、まずは、こちにの動画から・・・



スプリンガースパニエルのパピーだと思うのですが、ハンドラーがボールを投げ、次に投げたボールにスプリンガーを向かわせています。 途中まで走ったところで、ストップホイッスルによって停止しています。
はい よくできました!!

でも、ストップホイッスルの練習としては、ここまでで、丁度 半分・・・ という感じでしょうか。
なぜなら、ストップホイッスルとは 「笛で停止する + ハンドラーの方に向き直る」 という一連の動作で、初めて 「ストップホイッスルを覚えた!」 と言えるからです。
おそらく、このスプリンガーのパピーもこれから、笛で停止することに加え、ハンドラーの方に向き直る という練習もしていくものと思います。


それは、「何のためにストップホイッスルを用いるのか?」 という 「ストップホイッスルの意義」 にも関わってくることです。
レトリーブ競技は、大別すると マーキングレトリーブ と ブラインドレトリーブ に分類されます。
マーキングレトリーブとは、ダミーが投擲されている様子を犬に見せ、犬がダミーの落下場所を記憶し、回収に向かい、ダミーを発見し咥えてハンドラーの足元まで戻ることを指します。
また、ブラインドレトリーブ とは、ダミーを置く様子を犬には見せず、ハンドラーの指示でダミーが置かれた場所に犬を遠隔操作し、ダミーを発見させ回収させることを指します。
ハンドラーにのみ、審判からダミーを置いた場所を告げられます。
「右前方に木が三本ありますよね。 一番右の木と真ん中の木の間の、その先10mくらいの場所に置いてあります」などと競技直前に審判から告げられるわけです。 犬は言葉が判りませんからねぇ~。 遠隔操作でダミーが置かれた場所に誘導するしかありません。


マーキングレトリーブにおいては、ダミーの落下場所に対する記憶が曖昧で、ダミーが落下した場所とは、異なる方向に犬が進もうとしている時、 またブラインドレトリーブにおいては腕で指し示した方向とは、異なる方向へ進んでしまった場合(100mなど距離がある場合は、ハンドラーが指し示した方向に犬は走っているつもりでも誤差が生じてきますし)、犬を一端 停止させ 笛と体符を用いて前後左右に遠隔操作をしてダミーが置かれている場所に誘導する必要があります。

つまり、犬が ダミーを探して動き回っている時に、右だの後ろだのと指示を出しても 聞いてはくれません。
(この辺りが、牧羊犬の遠隔ハンドリングと考えを異にする部分かも)
ですから、ストップホイッスルが鳴ったら、走ったり がさがさ探し回るのを中止して 停止 →ハンドラーの方を向いて、方向指示の声符や体符をきちんと見る という動作が必要となるのです。


我が家の ソロモン で 「ストップホイッスル → 停止&ハンドラーの方に向き直る → 次の指示があるまで停止 → バック!(後退の指示)」 の動画を撮影してみました。




さて、ストップホイッスルの練習 には、注意点があります。
この練習を始める以前は、ボールやダミーなどを用いて、普通にレトリーブ遊びをしていたことと思います。
それが、いきなり 「笛が鳴ったら止まる」 というルールが加わるわけです。
下手に大声で叱ったり、罵倒したりしていると 「ストップホイッスルに従って止まらなかったから叱られた」 のではなく 「ボールやダミーに向かうと叱られる」 と間違った理解をして ボールやダミーに向かうのを嫌がったり、怖がったりするケースが出てくることです。
このあたりを上手くコントロールして練習をしないと 「ダミーやボールに向かうのが嫌」 とか「ボール遊びもダミー遊びも、叱られるから怖い」 とか、元も子もない (レトリーブドッグとして、より成長を促すために行っている練習なのに) ことになってしまいます。
ストップホイッスルの練習は、慎重に・・・


私は、連続してストップホイッスルの練習をするのではなく 「ボールのレトリーブ遊びの中に、何度かに一度、ストップホイッスルが使われる」 という遊びを繰り返しています。
ストップホイッスルの練習だけを続けて行うと 「どうせ、また笛で止められるのだろう!」 と愛犬が警戒して、トコトコ走りになってしまう場合があります。
それが癖になっては困ります。
ボールが投げられたら、全力で追いかける!
でも、ひとたび ストップホイッスルが鳴ったら、ボールを追うのを中止してハンドラーの方に、きちんと向き直ることが出来る・・・




ストップホイッスルなんて、年がら年中 使用する技ではありません。
いざと言う時に、きちんとストップホイッスルに従えることは大切ですが、あまり目の色を変えて、ストップホイッスルの練習ばかりすると、かえって副作用が大きいように思います。

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by gundogclub | 2013-02-12 15:22 | レトリーブ (GRT)

ワゴンホイール練習

『ハンドラー(飼い主)が腕で指し示した方向にあるダミーを回収する練習』 をソロモンと始めました。
「ハンドラーが指し示したダミーを回収させる」練習方法は、いくつかあのですが、今回 始めたのは、 ワゴンホイール と呼ばれる練習です。
ワゴン(荷馬車)のホイール(車輪)・・・円形の車輪に、車軸部分を中心として等間隔で支柱が車輪の部分まで延びている様子を想像して頂けるとよいかと思います。
e0204314_13174161.jpg



簡単に説明しますと 最初はダミー(ボールでも可)4個から始めます。

まず 愛犬に脚側停座をさせます。
ハンドラーと愛犬が立っている場所を円の中心と考え、 そこから等しい長さ(円の半径と考えて頂けるとよいかと)の場所にダミーを4個置きます。
360度の円に対して4個のダミーを置くのですから、各90度ずつ(つまり前後左右4か所)の場所にダミーが置かれたことになります。
ちなみに、「90度」とか「中心から等しい長さ」と説明させて頂きましたが、「目安として」という事であり、ある程度、大雑把でOKです。


さあ! ハンドラーと愛犬が立っている場所を中心として その中心から同じ程度の長さ(例えば10mとか15mとか)の場所に4個のダミーが置かれました。
これで、準備完了です!


ですが、このワゴンホイールの練習を開始するには、事前に二つのことを解決していなくては、練習が始められません。
一つは、 飼い主がダミーを4個 置いて回っている間、じっと中心点で停座を続けられること!
いくら、ダミーやボールを咥えることに意欲があっても、飼い主がダミーを置く度に、停座を解いて 飼い主が置いたダミーやボールに駆け寄ってしまうのでは、練習になりません。
ソロモンがパピーの頃から、意図的に誘惑の中で停座や伏臥の継続練習をしてきたのには、このような将来のメニューを見据えてのことでした。

もう一つは、ハンドラーが向いている正面が、愛犬にとっても正面になるように、しっかりと脚側停座ができること! 
少なくとも、飼い主が90度ずつ角度を変えて立ったら、それに従って愛犬も停座位置を90度ずつ変えて、脚側停座が出来る程度には・・・
この脚側が甘いと、後々 ダミーの数を増やした時に支障が出ます。 
ルーズな脚側停座を許容放置してしまったフラウ姐さんは、今でもこのワゴンホイール(ダミーを8個とか10個とか増やした場合)が苦手です。
ダミーを8個~10個置くと、私が指し示したダミーの隣のダミーを咥えてしまうことの多いフラウ姐さんですが、その原因は脚側の甘さ!  私の正面がフラウの正面になっていません。 まあ競技会では、そんなに一度に多くのダミーを用いませんから、支障が無いと言えば無いのですが・・・



さて、ワゴンホイールの練習方法に戻ります。
ハンドラーと愛犬が居る場所を中心として4個のダミーが置いてあります。

基本は ハンドラーが置かれたダミー(時計回りに仮にABCDのダミーとします)に対して正対していることです。
Aのダミーに対してもBのダミーに対してもC、Dのダミーに対しても正対。。。 つまりハンドラーは90度ずつ自分が立っている方向を変えることになります。

今ひとつの注意点は 最後に置いたダミー(順番から言うとDのダミーになります)から回収には向かわせないこと!
例えば試しに 愛犬が座っている左右前方にボールを置いて回収に向かわせると、殆どが 「後から置いたボール」 の方に駆け寄るはずです。
多くの犬が、記憶と印象が、より鮮明な方に駆け寄ります


ですから、これと同じで ABCDと時計回りにダミーを置いていくと 最も記憶が鮮明なのはDのダミーで、最も記憶が薄くなっているのがAのダミー・・・
なので、AとかBのダミーにハンドラーが正対し(勿論、愛犬にもAやBのダミーに正対させ)、腕で指し示して回収に向かわせる。。。。。。
のですが、AやBのダミーを指し示して回収の指示を出しているのに、愛犬は飼い主の指示には従わず、最も鮮明な記憶が残っているDのダミーに駆け寄ってしまったりします(苦笑)


「ハンドラーが指し示した方向にあるダミーを回収させる練習」 のために、ワゴンホイールをしているのに、愛犬が勝手に、自分が回収したいダミーに駆け寄っていたのでは意味がありません。
指示していないダミーに駆け寄って咥える癖をつけては、いけません。

失敗させないこと・・・
その為に、フラウ姐さんは ロングリードを用いて練習しました。
指示していないダミーへ向かったら、手繰り寄せて行かせない!
YouTubeなどで、海外のレトリーブドッグのトレーニングを見ても、ワゴンホイール練習では 間違ったダミーに向かわせない様にロングリードを用いるのが一般的なようです。

e0204314_8564499.jpg


しかし、ソロモンには別の方法を採りました。
何かに駆け寄ろうとしても 「NO!」とか「マテ!」と言われたら 私のヒールホジションまで戻って停座する練習を生後4ヶ月頃から行いました。
これね、結構 時間がかかりました。
「NO!」と言われようが「マテ!」と言われようが、なかなか止まるものではありませんから・・・(苦笑)

まあ、こんな遠回りをしているから フラウ姐さんは生後9ヶ月でレトリーブトライアル初参加して総合2位の成績だったのに、ソロモンは1歳を過ぎても競技会デビューさえしていない訳で。。。。


ハナシが長くなりました。
【ハンドラーが指し示した方向にあるダミーを回収する練習】
①予め、「飼い主がダミーを置いて練習の準備をしている間くらいは、しっかり停座待機」できるようにしておく。
②予め、「飼い主が立つ方向を変えたら、それに従って脚側停座」ができるようにしておく。
③複数個のダミーを置く場合、最後に置いたダミーに対する記憶が最も強いことに留意する。
④指示していないダミーに駆け寄らせない工夫(ロングリード、その他の方法)をする。
⑤(文中には記載しませんでしたが) 愛犬が楽しく練習する工夫、飽きさせない工夫、根詰めて練習しないこと!
                                    
                                                              
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by gundogclub | 2013-01-10 09:07 | レトリーブ (GRT)

距離感が、まだまだ!

今日は早朝に野原組のレッスンがあったので、レッスン終了後に生徒さん(飼い主さん)にお手伝い頂き、ダミーを投げてもらいました。
ソロモンのマーキング力強化の練習です。

まずは成功例の動画から・・・
大きな木が何本か立っている場所の奥が緩斜面になっており、少し離れた場所からその緩斜面に向かってダミーを投げてもらいました。
木々の枝の間を抜けてダミーが緩斜面方向へ飛んでいく感じです。
注) ダミースローのシーンも含めて動画撮影すればよかったと後悔・・・
なお、途中で 「ピキ ピキ ピキ」 と3回笛が鳴っているのは 「その辺りを探せ!」 のサーチングホイッスル。後半 「ピーピピッ」という笛は、呼び戻しの笛(リコールホイッスル)です。
最後の最後に、カメラに向かってジャンプしているのは、ご愛嬌ということで・・・(笑)




ソロモン君、小さな体で 草丈の高い草むらへ果敢に突っ込んでいきます。
動画ではよく判らないかもしれませんが、かなり草深いブッシュに覆われています。
ちなみに、こんな草深い場所ではレトリーブ競技会は行われません。
一度、レトリーブに向かってダミーを咥えて戻るだけでソロモンの顔は、ゴミだらけ・・・(笑)

e0204314_1414497.jpg


この動画のレトリーブが成功したのは、「大きな数本の木」 という目標物があったからだと思います。
「マーク!」の声と共に木々の間を飛んでいくダミーを 「あの木の先の方だな!」 という感じで周辺の目標物と併せて ダミーが落下して方向を記憶することが可能です。


ところが、目標物が無い場所での記憶力に関しては、ソロモンはまだまだ、ハナシになりません。
例えば、同じ種類の草が一面に生えている変哲のない場所でソロモンを停座させ、20mほど離れた場所でダミーを投げてもらうと・・・

停座したままダミーが落下した方向を目視し、その後で私の顔を仰ぎ見るソロモン!
自信に満ちた顔 (に見える) のソロモンに 「Get On!」 のコマンド。
解き放たれた矢のように、飛んでいくソロモン・・・・・・・・・ おーい どこへ行くんだぁ~
ダミーが落下した場所を通り越し、遥か遠くまで、すっ飛んでいくソロモン・・・
自信に満ちた顔で、俺の顔、見ていなかったっけ?  おーい どこ探しているんだよぉ~

20mですよ! たった20m・・・ 
いくら草深くってダミーが見えないからと言って、あんな遠くまで飛んで行かなくてもいいのに!
「だいたい、この辺りかな!」って、ダミーが落下した周辺をウロウロと探し回るのならまだしも、とんでもなく遠くまで(すっ飛んで行く (飛んでいく方向自体は間違っていないのですが:苦笑)ソロモンって・・・ 
ダミーを投げるお手伝いをしてくださった生徒さんが言うには、一度などは ダミーをふんずけて、そのまま気がつかずに遠くまで飛んでいったそうで・・・(溜息)
いくら生後10ヶ月とは言え、フラウはもとより 大型愛玩犬だったフラットコーテッドレトリバーのシャドーでさえ、「ダミー落下場所までの距離感」 がもっともっと、あった様に思うのですが・・・

これに対して 「一本だけ背の高いススキが生えている場所に向かってダミーを投げる」 とか「黄色い花の野草が群生しているは場所にに向かってダミーを投げる」 とか 目標物となる物がある場所に向かってダミーを投げると、ソロモンのマーキングはかなり正確です。
やはり、ソロモンは 「瞬時に周辺の目標物を記憶して、その目標物に向かって走る(ダミーを探す)」という能力には長けているようです。

とは言え、常に目標となる物がある場所にダミーが投擲される訳ではありませんし、 「ダミーの落下地点と自分が停座している場所の距離感」 を身につけて貰わないと! ・・・ 今後の 「課題 その1」 です。 

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by gundogclub | 2012-10-15 14:54 | レトリーブ (GRT)

遠隔操作


レトリーブトライアル (回収競技) では、様々なコマンドホイッスル (笛による指示) を用います。
「パートナー(犬)に対し、どの様な指示を笛を用いて行うか」 は人によってまちまちですが、「呼び戻し」に関しては大部分の競技参加者が笛を用いています。

レトリーブトライアルにおいては、ハンドラー(飼い主)は スタートラインを踏み越して前方へ出ることが出来ません。
ハンドラーと相棒の距離は種目によって異なりますが 50m~100m超 離れますので 「カム!」 とか 「来い!」 とか 「戻れ~!」 などと叫んでも、犬にはなかなか聞こえません。
強い風が吹いている日なら、尚更です。
どうしても笛による指示をパートナー(相棒犬)に覚えてもらう必要があります。
口で叫んでいるより、笛の方が見映えも良いし・・・:笑

私は、リコールホイッスル(呼び戻し)、ストップ&アテンションのホイッスル(ハンドラーの方を向いて停止)、遠隔停座、遠隔伏臥、サーチングホイッスル(その辺りを探せ!の笛) などをコマンドホイッスルとして用いています。
「笛による指示」 の種類が、より多いハンドラーも、もっと少ないハンドラーもいらっしゃると思います。


このコマンドホイッスルを、どの様に使うかと言えば、例えばですが 100mのブラインドレトリーブ(ダミーを置いた場所を犬には見せずに遠隔操作で回収させる種目) だとします。

ハンドラーは自身の出番直前にジャッジから、ダミーが置かれている場所を知らされます。
「大きな木が三本立っているうちの、右側と真ん中の木の間の奥側に置いてあります」 などと教えてくれるわけです。
ハンドラーは相棒に腕で、方向を指し示し、相棒をスタートさせます。
理想は、ハンドラーが腕で指し示した方向に糸を引いたように一直線に走ってくれる事 なのですが、なかなかそう上手くはいきません。
例えば、少し左方向に、ずれが生じたとします。
どの段階で修正するかは、そのハンドラーによっても異なるのですが、私は おおよその距離軸が合う(スタートラインからダミーが置かれている場所までの距離)が合うまでは、好きに走らせます。
そして、距離軸が合ったら、ストップ&アテンションのホイッスル。
相棒(フラウ姐さん)が、笛の指示に従って停止し、こちらに向き直った時点で、今度は ハンドシグナル(腕を使って前後左右に動く指示) ・・・ 例えば左に寄り過ぎているなら、ハンドシグナルで右方向へ誘導。
そして、三本の木のうち 真ん中の木の辺りまで到達した時点で、再度 ストップホイッスルで停止させ、「バック!」 の体符で木の間に誘導し、「その辺りを探せ!」 のサーチングホイッスル。
フラウ姐さんがダミーを発見し咥えたのを確認したら、リコールホイッスルで呼び戻し・・・・

レトリーブトライアルでのフラウ姐さんと私
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とまぁ、書くのは簡単ですが(笑)、実際にはなかなか そんなに簡単にはいきません。
ここまでお読みになって 「遠隔操作って、なんか、面倒そうだなぁ~」 という印象をお持ちになった方も、いらっしゃると思います。
確かに、手間と時間がかかります。
しかし、「笛による様々な指示」 を少しずつ相棒犬に教えていく、その過程を楽しめる方(せっかちに、すぐに結果を求めずに) なら、きっと楽しめる筈・・・
フリスビーやアジリティーに比べると、練習自体も地味な感じですけれどねっ!(笑)


私は、犬を遠隔操作でコントロールすること、またそこに至るまでの練習が好きです。
ですから、本命はガンドッグですが 牧羊犬に ちょっと浮気してみたい気持ちもあります。
シープドッグトライアル (牧羊犬を用いた羊の囲い込み競技) では、レトリーブトライアル以上に様々なコマンドホイッスルが用いられます。
右旋回・左旋回 などの指示はレトリーブトライアルでは使わないので新鮮!

もっとも聞くところによると、羊を相手にするわけですから、牧羊犬なら何でも良いという訳ではないらしく・・・
羊も群れになると強気になって 気が弱そうな牧羊犬、経験の少ない牧羊犬などは、見くびって群れで追いかけ回したりするそうです。
羊の群れに追いかけられてしまう牧羊犬って、ちょっと情けない気もしますが、要は かなり気が強くて覇気のある牧羊犬でないと荷が重いらしく、「気が強くて覇気のある」牧羊犬が、一緒に暮らして暮らし易いか否かは別問題・・・なそうです。

まあ、いずれにしても 暫くは新しいわんこが、我が家に来ることは、ありません。


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by gundogclub | 2012-09-06 09:19 | レトリーブ (GRT)