ガンドッグ(鳥猟犬種)への思いを綴ります
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犬

カテゴリ:レトリーブ (GRT)( 57 )

I 型 レトリーブ


先日の蓼科でのレトリーブトライアル競技会のアドバントクラス(上級クラス)の競技種目を見学していたら、初めて見る種目がありました。

『競技ペアは、ジャッジからコールされたら待機場所からジャッジのいるスタート位置に移動する。移動中はリードとカラーは装着していてよい。
スロアーは、ジャッジの指示によりスタート位置から30m~100m離れた場所にブラインドの場合は事前にダミーをセットし、マーキングの場合は発砲音またはマーク声の後、ダミーを投げ入れる。さらに2本目のダミーをブラインドの場合は事前にセットし、マーキングの場合は発砲音またはマーク声の後投げ入れる。2本のダミーの位置は V型、I型、L型
前後など地形や条件により組み合わせる。会場により、スロアーは2人で行うこともある。』


V型、I型、L型とは、スタートラインで ハンドラーが立ち、その左横に競技犬が停座している状態を起点として、2本のダミーが、どのような方向に投擲されるかを表しています。
V型とL型は、なんとなく想像がつくと思うのですが、I型って???
『I 型』 とは ハンドラーから見て、一列になるように2本のダミーが投げられることを指します。
直線上に、スタートラインからは距離の異なる2本のダミーがある と表現すれば、お判りになるでしょうか?


この 『I 型』 は、ソロモンが参加しているミドルクラスでも競技種目に含まれておりますので、練習も兼て実験してみました。


この練習は、ダミーではなく ボールでもできるので、多少デフォルメして、説明します。
まず、スタート地点を決め、愛犬を停座させ、その横にハンドラーが立ちます。
スタート地点から10mの場所にボールを1個置いてもらいます。 このボールをAとします。
次に、スタートラインから20mの場所に、ボールを1個置いてもらいます。 このボールをBとします。


まず、前提として 犬には言葉は通じません。 「奥の方にあるBのボールから、持ってきてくれる?」 と話しかけても犬には通じません。
次に、何も指示をしないで、犬を送り出したら 近くにあるAのボールから咥える犬が大半だと思います。
言葉では通じない、かつ 何も指示をしなければ、大半の犬は近くにある方のボールから咥えてしまう・・・ では、AではなくBのボールから咥えさせるには、どうしたら良いのか? ということです。


実際の実験は、50mの巻尺を使って、スタートラインから30mの処にダミーを1個 (これをAとします )、そこから直線上 スタートラインから50mの処にダミーを1個 (これをBとします) 置いて、行いました。

Get on!の声符で予想通り、Aのダミーを咥えようとするソロモン ➡ 咥えようとした瞬間にストップホイッスル ➡ 咥えるのを止めて、こちらに向き直るソロモン ➡ バック!の声符とハンドシグナル ➡ ソロモンがBのダミーをめがけて走る ➡ 咥えて戻り私にダミーを手渡して終了!
思いの外、一発目から、上手くいきました。
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そして、この一連の動きを3回ど繰り返しましたら、ソロモンは もうAのダミーには見向きもしなくなりました。
「どうせ、奥にあるダミーから、回収しろって言うんでしょ!」 と、Aのダミーを踏んづける様に、Bのダミーに駆け寄るようになりました。


やったぁ~! これで競技会もダイジョウブ!! と思えばよいものを、私は面白くありません。
何故なら、ソロモンは 『単に、奥の方から回収すればいいんだ!』 と条件反射で行っているだけですから。


おそらく、競技会でも手前側Aのダミーからの回収をジャッジが指示することは無いと思うので (これだと簡単すぎるので) 『奥側のBのダミーから回収する』 を馴致させるだけでも良いのかもしれませんが、これでは面白くありません。
だってこれでは、「指示に従って回収」 ではなく 「条件反射で奥側から回収」 するだけに、なってしまいますから・・・


で、競技会の事だけ考えるなら、よせばいいのに(苦笑) ダミーをもう1個、増やしてみました。
直線上に、スタートラインから近い方から A・B・C と3つのダミーを置いてみました。
Aのダミーはルアーダミー(囮のダミー)にして、回収はさせません。

Bのダミーを回収するのか Cのダミーを回収するのかで、ハンドリングが異なります。

【Bのダミーから回収の場合】
①Get Onの声符で回収に向わせる
②Bのダミーの、ごく手前でストップホイッスル
③ソロモンが、こちらに向き直る
④「フェッチ!」の声符
  ※ 「フェッチ! の声符で咥える練習」 はパピーの頃からしておりました
⑤ソロモンがBのダミーを咥え戻り手渡す

【Cのダミーから回収の場合】
①Get Onの声符で回収に向わせる
②Bのダミーの、ごく手前でストップホイッスル
③ソロモンが、こちらに向き直る
④「バック」の声符&体符
⑤ソロモンがCのダミーを咥え戻り手渡す

こうして、ダミーを3個にすると 「とにかく、奥側のダミーから回収すりゃ、いいんでしょ!」という条件反射的レトリーブはできなくなります。
「ハンドラーのコントロールによるレトリーブ」 が可能となります。
やはり、この方が 断然 面白いです。
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ちなみに、こういう 「マーキングレトリーブの派生型」 の練習は、ソロモンは本当に理解が早いです。
「どうやって理解させようか?」と悩むこともなく、Bの回収&Cの回収とも、初回から成功!
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やはり、当面の課題(あるいは生涯の課題かも・・・)は ブラインドレトリーブと100mを超えるようなロングレトリーブとなりそうです。


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by gundogclub | 2014-05-23 17:38 | レトリーブ (GRT)

信濃路 競技編


2014年5月11日 長野県蓼科の牧場で開催されたGRTA (ガンドッグレトリーブトライアル協会) の、今年3回目の競技会にソロモンと参加しました。

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↑ 開催地の写真です。 草丈も短く、これならソロモンも 草丈に悩まされることもない? ・・・ はずなのだけれど・・・

ソロモン君、今回から ミドルクラス に昇格です。
ソロモンのミドルクラスの競技の順番は ブラインド (シングル 50m) ➡ WALKED UPマーキングシングル (今回はミドルの参加ペアが多かったので3組ずつの競技) ➡ ダブル30m(マーキング&マーキング) ➡ 100mロングマーキング でした。
ミドルクラスの競技種目詳細については、 こちら をご参照ください。

さて、我が家の茶色坊主は。。。

① ブラインド (シングル 50m)
この競技種目は、最初から 諦めていました。
練習でさえ、 30m位しか ブラインドレトリーブができないソロモンが、50mのブラインドが出来る筈もない! 
がっ 結果的には成功してしまいました。 
予想どおり、私が腕で指示した方向に直進できたのは30m位で、その後 さかんに右方向に行きたがったのですが、 なんとか ストップホイッスルによる停止 と バックの声符 で、左方向へ誘導することができ、走り回っているうちに、偶然 ダミーを発見し、回収成功。
これは、「できた」 とは言いません。 できていない。 走り回ったラインの草むらに 偶然ダミーが転がっていただけのハナシ!
ただ、あの状況で ストップホイッスルで停止し こちらに向き直り、かつパックの声符で後方に走る 「聞く耳」 を、ソロモンが持っていたことだけは、評価したいと思います。
秋までには、「偶然」ではない、ブラインドレトリーブを習得させる様に、頑張らないと・・・


② WALKED UPマーキングシングル
今回のミドルクラスの競技会で、唯一 満足のできる内容だったのが、この競技。
この競技に出場することを見越して、ソロモンがパピーの頃から 『ちょっと特殊なヒールウォーク』 の練習をしてきました。
この競技は、簡単に説明すると 2組~3組のペア(ハンドラー&犬) が横一列になり、歩きます。
勿論、ヒールウォークであることが望ましく、ハンドラーと犬が1mも離れていたり、あるいは無理矢理リードを手繰って一緒に歩かせようとしている場合は、減点の対象となると思います。
ただし、この 『ヒールウォーク』 にポイントがあるのです。
2組~3組のペア(ハンドラー&犬) が横一列になり歩いている最中に、いきなり発砲音が鳴りダミーが投擲されます。 発砲音がしてダミーが地面に落下するまでの時間は 3~4秒。
発砲音が鳴ると同時に、前方を見て ダミーが落下場所を犬が確認できなくては、ダミーの回収は、できません。
しかし、服従訓練競技会とかドッグダンスなどで用いられる 『ヒールウォーク』 では、犬がハンドラーを見上げながら歩く(アイコンタクト付ヒールウォーク) のを良しとする為、ハンドラーの顔を見上げているうちにダミーが地面に落下してしまい、ダミーの回収が難しくなってしまいます。
ですので、ソロモンには 私の左足とソロモンの右前脚部が、こすれ合うほど密着していても、視線は前方を向いて歩く & 私が歩くのを停止した場合は声符が無くてもソロモンも停止~停座 をする練習をしました。
これが、私が言う処の 『ちょっと特殊なヒールウォーク』 の内容です。


③ ダブル30m(マーキング&マーキング)
実は、競技前に一番、自信があったのが、この種目でした。
ソロモンは、ダブルダミーの練習を方向指示付のダブルダミーで最初から練習していたのです。
ノービスクラス(初級クラス) のダブルダミー競技には方向指示は無く、好きな方から回収することが出来ますが、これをせずに 最初から 「ダブルダミーは方向指示を伴うもの」 として、教えました。
前回のノービスの競技会でも、方向指示を用い かつ満足のいく内容でした。

が・・・ 今回は 投擲されるダミーの方向に私と共にソロモンも体を正対させ ダミーを確認したにも関わらず、二つのダミーの真ん中方向に何度も走って行ってしまいました。

ここ10日ほど ダミーを 「V字型」 に投げ、両方のダミーの真ん中辺り (つまり正面方向) の草むらに、ブラインドダミーを置く練習を盛んにしておりました。 (競技種目には、ありません)
目視したダミー(マーキングダミー) の誘惑に負けずに、腕の指示した方向に直進してブラインドダミーを発見回収する練習 を、やり過ぎたみたい。
『ダブルダミーの時は、その前に 必ずブラインドのダミーがある』 という、間違った擦りこみをしてしまったかもしれません。
とは言え、しっかりマーキングダミーを腕で指示したのに、ありもしないブラインドダミーを探して、正面方向に何度も走ろうとしたソロモンも、ちゃんと理解していないなぁ~
もう一度、練習のし直しです。 一応、規定時間内に指示された方のダミーから回収できたので、一応この種目もクリアしました。


④ 100mロングマーキング
草丈が短い競技会場だったので、「なんとかなるのでは?」 と思っていましたが、心臓パクパク 薄氷を踏む感じでした。
facebookで友人となった、英国のワーキングコッカー専門のドッグトレーナーも 『110ヤード (約100m) のマーキングレトリーブは、かなり練習を重ねないと難しいし、生まれながらのセンスとか血統にも左右される。 どんなに練習しても、できないワーキングコッカーも多い。 そもそも110ヤードのロングマーキングは、ワーキングコッカーのディスタンス(距離)ではない!』 と言っておりますし、ハンドラーの腰が引けている面があって・・・(苦笑)

ソロモン君 100mの距離の往復(200m) を 3回、繰り返しました。
ソロモンには、パピーの頃から 「ダミーを発見できなかったら、勝手に探し回らないで 私の足元に戻る訓練」 をしております。
ですから、まず 宙を滑空する様なスピードで走り、ダミーに向い、少しダミーの落下場所とは異なる場所を探し周り、見つけられずに また宙を滑空する様なスピードで私の足元に戻る を2回繰り返し、3回目の出撃(笑)で、やっとダミーを発見し、戻ってきました。
制限時間内に、延べ600mを走るソロモンのスピードは確かにすごいけれど、あと数秒でタイムオーバーで失格だったそうです。


以上、諦めていたのにパスした競技が1種目、思い通りにできた種目が1種目、自信があったのに 「なんでやねん?」 の種目が1種目、100mという距離がさらに怖くなってしまった種目が1種目と、なんとも総括しにくい結果となりましたが それでも一応 4種目を全てクリア。
確か、ミドルクラスで7位だったと思います。


秋に向けての課題満載。
でも、あれもこれも は難しいですから まずは ダブルダミー(マーキングとプラインドを交え、かつ勝手にありもしないブラインドダミーを探したり等の先読みをさせず) の精度をあげること そしてブラインドレトリーブが可能な距離をもう少し伸ばすことを目標としたいと思います。

次回のプログテーマは 「信濃路 旅情編」 競技終了後の あれやこれやこそ 今回の旅の目的だった・・・かも・・・・

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by gundogclub | 2014-05-12 17:27 | レトリーブ (GRT)

期待感


我が家のソロモンは、人も犬も大好きで いつも尻尾ブンブン、うひょうひょ わさわさと落ち着きのない男です。
とは言え、常に落ち着きなく動き回っている訳ではありません。

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例えば、私のスクールのレトリーブ練習の時、ソロモンをノーリードで停座させ そこから50mほど離れた場所で、私がスクールの生徒さん(犬)の為にダミーを投げていても、ソロモンは、ぴくりとも動きません。
ダミーが落下した場所を目で追いつつ、それでも動くことはありません。
かつ、50m離れた場所からでも私が、 『ソロモン! Get On!』 と指示を出せば、場所を誤ることなくダミーに駆けよって回収します。

おそらく、犬を停座させ その停座している犬に対し、様々な誘惑を与え、どれだけ動かずに待つことができるかを競う 『マテ競争』 をしたら、ソロモンは上位進出できるのではないかと思います。(親バカ&手前味噌で、申し訳ありませんが)


ソロモンを我が家に迎え入てから現在に至るまで 『誘惑があっても停座で待つ』 練習は継続して行っておりますが、しかし私は 「誘惑があっても停座で待つ練習」の際、失敗したからと言ってソロモンを大声で叱ったり、叩いたり、地面に押さえつけたり、チョークチェーンで絞めたり等は、一度もしたことがありません
また、「指示を継続できないのは、上下関係が希薄だからだ」とか 「反抗心の芽は摘まなくてはならない」 などと考えたこともありません。


私は先ず、縫い包みや紐付きボールや小型のダミーを用いて、愛犬と遊ぶ処から始めます。
ソロモンも、我が家に迎え入れた その日から小さなボールや小型の縫い包みを用いて遊び始めました。
「誘惑があっても、動かずに停座を続ける」という、どちらかと言えばオビィディエンス的なことを習得させる為に、何でボールや縫い包みで遊ぶのか?


それは、ボールや縫い包みを 「期待感を抱かせるツール」 として用いる為です。
犬に何の目的や目標を持たせずに「飼い主に指示されたから座って待つ」のではなく、 「座って待っていたら、大好きなボールや縫い包みを投げてもらえる!」 という期待感を抱かせて、その期待感をオビィディエンスを継続させる意欲源にするのです。


この方程式を成り立たせるためには、ボールや縫い包み、ダミーなどが愛犬にとって、意欲源となっていなくてはなりません。
簡単に言うと、ボールや縫い包みやダミーを用いて飼い主と遊ぶことが大好きな犬でなければ、この方程式は成り立ちません。


例えば、ゲームが大好きな子供に 「今度のテスト、上位30番までになったら、最新のゲーム機を買ってあげる!」 と言ったとします。
ゲームが大好きな子には、「最新のゲーム機」は試験勉強を頑張るモチベーションとなりますが、ゲームにあまり興味の無い子にとっては「最新のゲーム機」は、頑張って試験勉強をするモチベーションには、なり得ません。


また、人間の子供の場合は 「ゲーム機は要らないので、試験で30番以内に入ったら、スマホ買ってくれる?」 などと親に代替品を提示することも可能です。
しかし、レトリーブトライアル出場を目指している(あるいは、既に出場している)犬にとって、「ダミーはあまり好きではないので、美味しいお菓子を貰えますか?」と代替品を提示することは、できません。
あくまで、モチベーターはダミー以外にはありません。(競技会においては)


ですので、まずは 『飼い主とダミーで遊ぶのが大好きな犬』であり、かつ 『飼い主とダミーで遊ぶ期待感からオビィディエンス練習も喜んでやる犬』 であるべき だと私は思います。

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そして、もし「ダミーで遊ぶ意欲」と「オビィディエンスを習得させる」ことの優先順位の二者択一を迫られたら、私は迷うことなく「ダミーで遊ぶ意欲」を優先させます。
上下関係うんぬん とか 反抗心の芽を摘むうんぬん とかで服従を優先させた犬が、ストレスフルにダミーに向って 『オビリーブ』 をする姿は、私は好きではありません。

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by gundogclub | 2014-05-06 15:54 | レトリーブ (GRT)

Open Field Trial Winner


本日、ご紹介する動画は 英国の Open Field Trial Winner  の動画です。
Field Trial と申しましても、ポインターやセッターのそれとは異なり、 『レトリーブ競技部門のField Trial 』 ということです。
また、 ここで使われている Open とは、 年齢を問わず、かつ犬種を問わず(例えば、HPR Dogやスパニエルなども参加可)、参加できる競技 という意味です。
英国では、パピークラス とか ダービークラス とか アダルトクラス とか 年齢制限のある(例えば、3歳の犬はダービークラスには出場できない) レトリーブトライアルもあります。

9分を超える長い動画ですが、お時間のある方は、是非 ご覧ください。



この動画を見ると、本当にすごいと思うのですが 競技に参加したことが無い方には、何がどう凄いのか判らないところが、レトリーブトライアルの弱点かもしれません。
同じドッグスポーツでも、例えばフリスビー競技なら、犬と暮らしている人はもとより、犬と暮らしていない人でも楽しんで観戦できると思いますので・・・


動画の中で、湖に投げ込まれているダミー以外は (つまり陸上でのダミー回収では) 発砲音もありませんし、スローワー(ダミーを投げる担当)の姿もありませんので、あくまでも推測ですが ブラインドダミー(ダミーを地面に置く様子を犬にはみせずに、あらかじめ置いておく) と仮定して解説します。


私が、この動画から感じた(凄いと感じた事)のは、

① ハンドラーが腕で指示した方向に直進する その直進方向の正確さ
② ブラインドダミーに駆け寄るスピードの秀逸さ
③ ストップホイッスルに対する迅速的確な反応 (停止&ハンドラーの方に向き直る)
④ ストップホイッスルで停止した後の、ハンドラーが腕で指示した左右への動き(ハンドシグナル)の正確さ
です。


しかし、最も強く感じたことは 動画の3歳の黒ラブラドールが、 とても楽しそう だということ。
動画1分を経過した辺りで、ハンドラーがダミーランチャーで湖面にダミーを発射し、その後 ハンドラーと黒ラブが一緒に丘を登るシーンがありますが、尻尾をブンブン振って、いかにも楽しそうです。
ハンドラーの横で停座しながら、尻尾が車のワイパーの様に左右に動いているシーンもあります。


話が逸れますが 「ダミーを湖面に発射後、ハンドラーと黒ラブが一緒に丘を登るシーン」 は、我々も すぐに応用することが出来ます。
例えば、愛犬を停座させ、ボールやダミーを投げる ➡ すぐに、回収に向わせず、逆方向に方向転換し、愛犬と歩く (最初はリード付で、最終的にはノーリードで) ➡ 投げたボールやダミーの方向に向き直る ➡ 回収に向わせる。
未練がましく、何度もボールを振り返りながら歩いていたり、ノーリード脚側で歩こうとしたら指示をしていないのにボールに駆け寄ってしまったり・・・ ということではダメ。
かと言って、無理矢理 LOOK! などと怖い声でアイコンタクト脚側歩行を要求したり、お菓子で釣ったりするのもダメ。
ゲーム感覚で、「パパと一緒に歩いて、その後は ボールを取りに行かせて貰えるもんねぇ~!」 と、ルンルンと飼い主と歩けるようになって欲しいです。
ちなみに、この ボールやダミーを投げた後のノーリード脚側歩行が、我が家のソロモンは大好きです。
もう完全に、ソロモンにとってはゲーム感覚です!


さて、話を元に戻しますが 「Open Field Trial Winner になる位だから、厳しい訓練を積んできたのでしょうね」 とか 「厳しく上下関係を躾けて上意下達の関係を築いたのでしょうね」 などと考えるのは間違いなのではないかと思います。

「ホイッスルコマンドに従うことも、楽しくゲーム感覚」 とか 「パパ、どんなもんだい ボク、凄いでしょ!」 という心の余裕と言うか、そのようなものが無くては、この動画のような、生き生きとかつスピーディなレトリーブワークは、できないのではないかと・・・


先日の岐阜県でのレトリーブトライアに出場した際、ある方から 「ソロモンは競技中も、本当に楽しそうだね!」 と言われました。
競技中でも楽しそう ・・・ 私とソロモンに対して、最高の賛辞を頂戴したと思っています。
服従とか上下関係とかではなく、全てのスタートは 「楽しい」 から始まる。
私は、そう考えています。

最後に、ソロモンの得意そうなお顔で、本日は おしまい。
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by gundogclub | 2014-04-30 09:24 | レトリーブ (GRT)

WC スパニエル


本日、野原組のレッスンに行く途中 野原の近くにあるコンビニに立ち寄りましたら、コンビニの駐車場で、GRTAの会員さん複数名とお会いしました。
コンビニの駐車場に集合して、有志で練習会を行うということでした。

会員のお一人と、少しお話をしたのですが 「前回の競技会、ソロモン君 頑張りましたね!」 と、我が家の 茶色坊主を褒めて頂き、 なんやかんやと話をしておりましたら 「元々は、ソロモン君は 何の為に作られた犬種なの? モグラとか捕まえるの?」 と尋ねられました。

最初は冗談かと思ったのですが、どうも 冗談ではないらしく・・・
多目的ガンドッグ(HPR Dog) についても、どうもピンと来ないらしく・・・・


ソロモンは、ワーキング・コッカー・スパニエル(WCスパニエル) ・・・ つまり、スパニエルの仲間です。
スパニエルグループというのは、面白く FCIの分類でも 第7グループ(ポインティングドッグ) に分類されるスパニエルと、 第8グループ(レトリバー、ウォータードッグ) に分類されるスパニエルがおります。
が、いずれにしろ テリアじゃありませんので 獣猟犬に分類されるスパニエルは、おりません。


我が家では、GRTA黎明期に、何度か出場したシャドー(フラットコーテッドレトリバー)を除けば、2代目フラウがジャーマン・ショートヘアード・ポインター、3代目ソロモンがワーキング・コッカー・スパニエル と、非レトリバー種で出場していることもあり、ことさら そう思うのだと思いますが GRTA は 『ガンドッグレトリーブトライアル協会』 であって、『レトリバートライアル協会』 ではありません。

ここで 箸休め(笑)に、フラットコーテッドレトリバー シャドー君の写真を!
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先日、『団体戦』というタイトルで、欧州で行われているレトリーブトライアルの団体戦について書きましたが、団体戦ではレトリバー種だけではなく、多目的ガンドッグやスパニエルも含めて、混合チームを編成します。
つまり、レトリバーだけ優秀でも、多目的ガンドッグやスパニエルがダメダメだったら、チームとして上位に入ることは難しい訳です。


4月中旬に岐阜県のスキー場で開催された、2014年第2回目のGRTA競技会では、確か ソロモンを除くと非レトリバーは、1頭だけだったように思います。
レトリーブトライアルは、レトリバー種が中心の競技会であることに何ら異議は無いのですが、「レトリバーと暮していないから参加できない」 とか 「レトリバー種じゃないと、難しいのだろうなぁ~」 と考えず、多目的ガンドッグやスパニエルも、どんどんレトリーブトライアル競技に参加して欲しいと、個人的には思っています。

今日も、世界のどこかで 多目的ガンドッグが あるいはスパニエルが、レトリバーに混じってレトリーブ練習をしている筈!!
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ワーキング・コッカー・スパニエル は、陸上回収においても 水上回収においても 咥えられる鳥の範囲はレトリバーに比べると狭い (あまり大型の鳥は運搬できない) のですが、それでも優れた能力を有している、鳥猟犬(ガンドッグ)です。

みなさん、覚えてねぇ~!

私のお気に入りの動画を最後に、ご紹介。



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by gundogclub | 2014-04-27 13:15 | レトリーブ (GRT)

奇行少年 卒業?

岐阜県郡上市のスキー場で開催された GRTAの2014年度第2回目の競技会にソロモンと参加しました。
予想通りと言うか、予想以上に片道500kmの夜間運転は、きつかったです。
眼鏡で矯正しているとはいえ、強度の乱視なので、自分の車の前を走る車のテールランプの赤い光が目にちらつき、かつ周囲が真っ暗の中でのライト点灯による運転は、本当に疲れます。
走り出して200kmを過ぎた頃から目が痛み始め、涙で目がショボショボ・・・
サービスエリアのトイレの鏡で確認すると、白目が充血して真っ赤に!
来年、また同じ場所で競技会が開催されるなら、前日から競技会場付近の宿泊施設に泊まろうと、固く心に決めました。

さて、12日(土曜)の午後10時頃に自宅を出発して500kmのロングドライブ。
なるべく目に負担をかけない様に、方々のPAやSAで何度も休憩をとりながら走りましたので、競技開催場所の駐車場に到着したのは、13日の午前6時30分過ぎでした。
結局、500kmを走るのに8時間半もかかってしまいました。

最後の休憩地 ひるがの高原ハイウエイオアシス でソロモン君を撮影
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そして競技会場へ!
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ソロモンは、今回が2回目の レトリーブトライアル参加です。
3月の競技会デビューでは、ダミーを飛び越えたり ダミーに駆け寄る際に蛇行したりと 野原での練習では見たことの無い 「奇行」 を繰り返した 『奇行少年』 のソロモンでした。

初参加後に書いたプログの中で 「ソロモンは経験を積んで少しずつ良化するタイプのような気がする」 とコメントしたのですが、その見立ては間違ってはおりませんでした。

前回に比べると、かなり落ち着いておりましたし、 蛇行もありませんでした。
まあ、野原での練習時に比べると まだ あわあわしていると言うか、漫画的な表現をするなら ”目が渦巻グルグル” している状態なのですが、まあ想定内と言うか。。。
一応、『奇行少年』は卒業したようです。


今回は、競技中の写真はありません。
フリータイムの時間も、目が痛くてファインダーを覗いているのが辛かったので、写真は一枚のみ。
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夕方、全ての競技が終了後 成績発表があり ソロモンは ノービスクラス(初級クラス) の3位 でした。
前回の競技会で獲得したポイントと合わせて、ミドルクラスに昇格する権利を得ましたので、次回からは ミドルクラスに出場します。
ミドルクラスに昇格すると、スタートラインからダミーが投擲される場所までの距離も伸び、またブラインドレトリーブ種目も加わります。
ソロモンのブラインドレトリーブ力は、まだまだ 「お遊び」 程度ですし、おそらく ミドルクラスで長期滞留することになる気がします。
まあ、焦らず、じっくりと・・・


競技終了後は、ドラッグストアで目薬を購入してから、宿泊するドッグペンション(ロッジ)へ直行。
今回、購入した目薬は よく効きました。
ノービスクラス3位で頂いたメダルと一緒に記念撮影。
ソロモン君、ちょっと自慢げなお顔をしています。 自分でも 「前回よりは、うまくできた!」 と、思ったかな?
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今日は、ペンションを出て一路、世界遺産の白川郷へ!
途中、公営の露店風呂に入浴する予定だったのですが なんと平日は午前11時から営業開始 (ちなみに土日祝は朝9時開始) なそうで、お風呂が開くまで待っているわけにもいかず、諦めました。

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このあと 岩屋岩陰遺跡(いわやいわかげいせき) にも行ったのですが 何故かカメラーの ON&OFFスイッチが起動しなくなり、この後は写真が撮影できませんでした。
午前11時頃、岐阜県を出て、午後5時半頃に帰宅。 日中のドライブは、あまり目が疲れることもなく快適でした。

次回のGRT競技会は、5月11日。
今の処、何か予定が入らなければ 出場するつもりでおります。

ソロモン君 お疲れ様でした。
そして、ミドルクラス昇格 おめでとう!!

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by gundogclub | 2014-04-14 23:16 | レトリーブ (GRT)

西へ !

今度の日曜日、4月13日に 岐阜県のスキー場で 2014年度 第2回目の GRT(ガンドッグ・レトリーブ・トライアル) 競技会が開催されます。

岐阜県で行われることは、知っておりましたが、何となくイメージとして 岐阜県=長野県の西隣の県 という感覚があり、開催場所を調べることも無く、条件反射的に 出場申込書をGRTA事務局に送ってしいました。


長野県は、町営の馬事公苑のあった望月町 (今は、合併されて佐久市の一部となりましたが) に以前から縁があり 『長野県 = 望月町 = 遠くない = その遠くない長野県の西隣の県 = 岐阜県』 みたいな軽い気持ちだったのですが、調べてびっくり。
一言で長野県と言っても広うござんして、岐阜県もまた広うございました。


自宅最寄りの高速道路入口から、競技会開催地 最寄りの高速道路出口まで、約500km!!
500kmと言ってもピンと来なかったので、使い慣れている東北道に当てはめてみると なんと 藤原三代 中尊寺金色堂で有名な、平泉と同じ距離。
遠いよぉ~ 往復で、1,000km・・・


こんな遠出をするのは、3年前にJFA(日本フリスビードッグ協会)の、ジャパンファイナルにクワンを連れて淡路島に行って以来です。

慌てて、競技開催地近辺のドッグペンションに電話をかけまくり、なんとか日曜の夜の宿を確保!
本当は前泊で土曜日の夜に泊まりたかったのですが、あまりに対応が遅すぎ、どこも空きがありませんでした。
土曜日の夜に自宅を出て、ひたすら西進し、仮眠もとらず、そのまま競技会・・・かな?


こんな時こそ、本当は我が家のキャンピングカー 「雪風号」 の出番なのですが、雪風号は 「夫婦で道の駅や温泉を巡る旅(舗装道路主体)」 を想定して製造されており、FFヒーターなどの配管の取り回しが地面スレスレなんです。
コンビニの駐車場に入る時でさえ、配管を擦って嫌な音が聞こえる位ですから、まして未舗装のスキー場などには、乗り入れられるはずも無く・・・
かつ、『あの車重で草原でスタックしたら、誰が助けてくれるのか?』 と考えると、怖くて雪風号は使えません。


これで、ソロモン君の競技内容がダメダメ君だったら、帰りの500kmは、さぞ気が重いことでしょう。(苦笑)
今度は、ちゃんと開催地を確認してから、出場申込書を送ろう!

ソロモン君! 頑張ってくれよぉー!
せっかく、岐阜県まで行くのだから、そして宿泊場所も確保したのだから、翌日は名所旧跡を少し見てから帰りたい。
「あーぁ・・・」と、ドョ~ンと観光地を回るのか、笑顔でお土産などを買いながら群雄割拠した戦国の英雄たちの夢のあとを見て回れるかは、君次第だからね!


まあ、本番(競技会) で、練習より上手くいく・・・などという事は期待していません。
普段、野原の練習で培ったものを、どれだけ 引き出すことが出来るか?
練習時と、あまり乖離の無い姿を見せてくれれば、順位はどうであれ 私は満足です。



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by gundogclub | 2014-04-10 14:40 | レトリーブ (GRT)

直進練習


昨日は、雨が降ったり止んだり、雷が鳴ったかと思うと雨が霰に変わるような不安定な天候で、午前中の 「野原組」 のレッスンは何とか実施できたものの、午後からは身動きとれず・・・

昨日の午後に予定していた、ソロモン君の練習を本日の午前中にスライドさせました。

最初に、草深いフィールドでの マーキングレトリーブ(ダミーの落下場所を目視、記憶してレトリーブする) 練習。
英国での ワーキングコッカーのフィールドテストなどの動画を見ておりますと 「30ヤード (約27m)」 での競技種目が、とても多いです。


ソロモンも、30ヤードなら ダブルダミーだろうが、トリプルダミーだろうが全く問題無く、ダミーの落下地点を目視・記憶し回収できるのですが、スタートラインとダミーの落下場所の距離が80mを超えると、かなり難しくなってしまいます。

facebookで繋がった英国の ワーキングコッカー愛好者からも 『え~ レトリバーと同じ距離で競技しているの? そりゃ大変だね!』 と、同情(笑) されています。
英国でも、オールカマーで レトリバーもHPR Dog(多目的ガンドッグ)も、ワーキングコッカーも、犬種を問わず参加できる形式の回収競技会もあるのですが、そういう競技会に出場しているワーキングコッカーって、コッカー単犬種の回収競技会に出場すると、ブッチギリの力があるのだとか。。。
そのコッカー単犬種の競技会では、ブッチギリの力を示すワーキングコッカーでも、レトリバーと同じレンジ(距離)で競技を行うと大苦戦なんだとか・・・
まして、ソロモン君ですから。。。(苦笑)

まあ、日本では ワーキングコッカー単犬種のレトリーブトライアルなんて、決して開催されないでしょうから、何とか少しでもレンジを伸ばす修行をソロモン君には積んでもらうしかありません。

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草深い場所でのマーキングレトリーブ練習を、一通り終え 次は 『ハンドラーが指示した方向に直進する練習』 をしました。

練習方法は、様々あると思いますが 最初は 「犬が迷わずに直進できる場所」 で練習すると良いと思います。
例えば、田舎なら田んぼの あぜ道 の様に 両側は一段低い田んぼである とか 都会なら グラウンドやドッグランのネット際を利用するとか です。
最初から、草深い場所で直進練習をしても、失敗の経験を重ねることになるかもしれません。

私は、野原の外周の畝(うね) の部分を利用して練習をしています。
畝の部分だけ、芝生の様に草が短く、刈り込まれている処なので!

練習方法は

① スタートラインを決め、ソロモンを連れて20mほど畝を歩く (この時、ノーリードでのフィールド脚側歩行を併せて練習) ➡ ダミーを畝に置く(置いている様子をソロモンにも見せる) ➡ スタートラインに戻る (戻りもフィールド脚側歩行) ➡ 声符で回収に向わせる ➡ 回収完了

② スタートラインにソロモン停座 ➡ 私だけ50m 畝を歩く(できれば、遮蔽物があったり、道が湾曲したりしていて、途中からハンドラーの姿が見えなくなる場所が最適) ➡ ダミーを畝に置く ➡ スタートラインに戻る ➡ 声符で回収に向わせる ➡ 回収完了

ここで、少しボール遊びなどをして ①&②での記憶を少し、薄める

③ 予めスタートラインから100mほど離れた地点(これも、畝の上)に、ダミーを置いておく ➡ 声符で回収に向わせる ➡ 回収完了
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①は、ダミーが畝の上に置かれる様子を犬が見ておりますので比較的、簡単に回収できます。ただ、一旦 スタートラインまで戻る間に記憶が薄れてしまう場合もありますので、失敗するようでしたら、距離をより短くして(10mとか)練習すると良いと思います。

②は、距離的には①とあまり変わりませんが途中からハンドラー(飼い主)の姿が犬から見えなくなることがポイントです。
しかも、ダミーを畝に置く様子が犬からは見えません。
ただ、飼い主が畝の上を歩いて遠ざかって行き、姿が見えなくなり、また畝の上を歩いて戻ってきた・・・という状況と①での経験から、『きっと、真っ直ぐに畝の上を走ればダミーがある筈!』と判断できる犬なら、比較的容易に回収が出来ると思います。

③は、もう 「犬の信じる心」と言うか 「パパが腕で指示した方向に、どこまでも走れば、きっとダミーがある筈!」と犬に確信させ、かつ「腕の指示した方向に、どこまでも走ったら実際にダミーがあった!」という経験を積ませる練習です。
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言うなれば、練習を通して「腕で指示した方向に走れば、きっとダミーがある!」と愛犬に確信してもらうことが、この『直進練習』の目的です。

しかし、実際の競技会では、畝や畦の上にダミーが置かれている訳ではありませんから ①~③の練習の精度があがってきたら、次は何も目印が無い草むらであっても、ハンドラーが腕で指示した方向に直進できる様に練習が必要です。

直進練習なくして、ブラインドレトリーブの習得はできません。
地道に、繰り返し成長度合いを見ながら、練習を続けること以外に早道はありません。
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by gundogclub | 2014-04-07 14:28 | レトリーブ (GRT)

ステッキ


先日、静岡県のキャンプ場で開催された、GRTAの2014年度 最初の競技会。
一緒に参加した方から、写真を頂きました。
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ソロモン君、背筋をビッと伸ばして、いい感じ!

facebookに、この写真を掲載し、一晩寝て 朝に再びfacebookを開きましたら 英国をはじめ欧州のネット繋がりの友人の方からの 「いいね」 の数が多くて、びっくり。
「ステッキは、地面に対して垂直に立てないで、少し斜めした方が、よりカッコイイ写真になる!」 とか 「少し、前方にステッキを出した方が、よりよい」 とか 「そのステッキ、どこのメーカー? 気に入った!」 とか、イロイロとメッセージも頂きました。

このステッキ、野原の斜面を登る時にも便利(メタボ気味なので・・・)なのですが、本来の目的は 『ステッキコントロール』 と言って、 「ステッキを地面に刺した付近から動かない」 というトレーニングに用います。
ステッキコントロールの訓練を施されたレトリバーたちの、実猟動画を参考にまでに!




我が家では 「ステッキを刺した地面の近くで停座待機」 のステッキコントロールの練習をしたのは、フラウ姐さんと、ソロモン君。
例えば、フラウ&ソロモンを伴って野原に行って、地面にステッキを刺し フラウに停座指示 → ソロモンとレトリーブ練習 という場合は、フラウ姐さんはステッキの横で5分でも10分でも停座待機を続けられます。
例え、フラウが待機している場所と、私とソロモンが練習している場所が、100m以上 離れていたとしても・・・

ところが、逆に ソロモンをステッキ横で停座させ フラウ姐さんと練習をすると ソロモン君はまだまだ落第です。
いつの間にか、私とフラウの近くまで、にじり寄っていたり・・・(苦笑)
距離が近くて、かつ 私が数分に一度、目力でソロモンを制していれば動きませんが、完全にソロモンから意識を抜くと、まだまだ。。。


ステッキを用いる、もう一つの理由は、ソロモンが小柄なこと。

レトリバーやGSP程度の大きさがあれば、ダミーを咥えて正面停座している愛犬からダミーを受け取るとき、よほど長身の方でなければ、身を小さく かがめる必要は無いのですが、小柄なワーキングコッカーだと、身をかがめないとダミーの受け渡しが難しいです。

で、何度も何度もレトリーブ練習で、中腰になってダミーを受け取っていると、だんだんに腰が痛くなってくるんです。
facebookのワーキングコッカーのサイトでは、真面目に 「腰痛対策」 について論じられています。
西洋人の男性は私より背が高い人が多いので、なおさら大変かと!


その対策の一つが 「左手にステッキを持ち、ステッキにある程度の体重を預けつつ中腰になる」 というもの。
実は、私もこの 「左手にステッキを持ちつつ、中腰になってダミーを右手のみで受け取る」 という練習を、ソロモンがパピーの頃から常用しておりました。

先日の競技会の時、事前にステッキの使用の可否を確認していなかったので、代わりにスリップリードを左手に持って棒状に垂らしてみたのですが、ソロモン君は戸惑ったみたいです。 
いつも左手にはステッキを持っているのに、リードをぶら下げているから・・・
なんか、へっぴり腰で、カッコ悪い写真だこと。。。
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次回の競技会参加時までには、ステッキ持参の可否を問い合わせしよう。
私がメタボ気味なこともありますが、中腰になって何度も何度もダミーの受け渡しをしていると、本当に腰が痛くなります。

今でさえ、こんなに きついのだから還暦を迎えるころには、もっともっと中腰が辛くなることでしょう。
おそらく、その頃にも 我が家には レトリバーは居なくても ワーキングコッカーが居ると思うので・・・(笑)

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by gundogclub | 2014-03-15 09:51 | レトリーブ (GRT)

少年王 初陣

2014年最初のGRT(ガンドッグ レトリーブ トライアル) が、静岡県内のキャンプ場で開催されました。
我が家からは、ソロモン君が参加。
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1か月ほど前、スクールの生徒さんから 「競技会場は、どういう場所ですか?」 と尋ねられて、「この時期は草丈は短くて、起伏もあまり無くて、鹿の糞が沢山、落ちていて・・・」 と答えたのですが、それ以来 「鹿の糞」 が頭から離れなくなっていました。

少年王ソロモン君、「糞」とか「腐りかけの動物死骸」 などが大好きで、いつもの野原でも兎の糞を体にこすりつけて、転げまわります。 糞ならまだしも、昨年の夏に 腐りかけのカラスを見つけ、ひっくり返って背中をこすりつけた時の臭気と言ったら。。。 コンビニでミネラルウォーターを何本も買って水洗いしたものの、臭気が簡単に落ちる筈もなく・・・

前回、書いたブログの中で 「何か、しでかすのではないか?」 という心配の一つは、鹿の糞に体をこすりつけたり、食べたりと夢中になるあまり、ダミーに見向きもしなくなるのでは?・・・ということでした。
結果として、ソロモンは鹿の糞には全く興味を示さず、ことなきを得ましたが、こんな事を心配しなくてはならないのも 「ソロモンならでは」 という感じ。
フラウ姐さんは、はなから そんな心配、する必要がありませんでしたから!


さて、競技会場には開場時間の午前7時より、ほんの少し早く到着。
ほどなく開場となり、受付開始となりました。
で、受付開始の時点で既に 「エントリーテストを受けるペアはすぐに来てくださぁーい」 というアナウンスがあり、エントリーテストを受ける順番が1番だったこともあり、排泄をさせることも、少し散歩して会場に慣らすことも無く、すぐさまエントリーテスト。

ソロモン君、「呼び戻し」に関しては シャドー、フラウ、クワンの 我が家の歴代エントリーテスト受験犬の中で最も綺麗にできました。 招呼 → 正面停座 → 脚側停座 とスムーズな流れでした。
呼び戻しのテストが終わった段階で、ほっと気持ちが和み、もう合格したつもりに!
だって残りは 「20mのダミーレトリーブ試験」 ですから。 
毎日のようにダミー練習をしているソロモン君ですからっ!
ところが、投擲されたダミーに向って走り出したソロモン君、ダミー直上を飛び越え5mほど走り抜け、急速Uターンでダミーを咥え、足元に戻ってきました。
「えっ なに? なに、やってるの???」と、冷や汗もの・・・
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無事に、エントリーテストに合格し、ノービスクラス(初級クラス)の競技4種目に参加中も、この「えっ なに? なに、やっているの???」の連続!!
いつもの野原での練習では 『投擲されたダミーに向って一直線に走り、咥え、また一直線に戻って来る』ソロモンが、蛇行しまくり。
ダミーに向って、真っ直ぐ走らない! 見えていない筈は無いのに・・・
最後まで、わさわさ落ち着きがなく、挙動不審。
普段と変わらなかったのは、スピードだけでした。
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それでも一応、ノービスクラスの4種目は全てクリアしましたので、最低限の目標だけは達成できました。
結局 9位/25頭
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会場では、いろいろな方から 「小さいのに、頑張るわねぇ~」とか「カワイイわねぇ~」と声を掛けられ、撫でられて、ご満悦だったソロモン君。
確かに、ソロモン君 小さいです。 公式ダミーを咥えるのにはミニマムな口の大きさです。 
物凄いスピードでダミーに駆けよって、ダミーを咥えるタイミングが合わないとダミーを鼻で転がしてしまい、その後で咥えることも多いので、ジャッジの心象は良くないかもしれません。
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勾配のある坂の途中がスタート地点だと、投擲されたダミーが見えなくて(座高が低いので)背伸びしたり、動いてしまうことも失点に繋がるかもしれません。
そもそも、ワーキングコッカーのチャカチャカした動作は、レトリバーを基準にされると何もしなくても、「落ち着きのない動作」に見えてしまうかも。。。
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それでもね、あえてワーキングコッカーを相棒に選んだ訳ですから 「やはりレトリバーにシフトしよう」 とは思わないし、単に小さくてカワイイだけの 「イロモノ」 として競技に参加するつもりも、ありません。

まあ、「あまり器用に思えない」「初めてのことに弱そう」「経験を重ねて良化するタイプ」という見立ては、間違っておりませんでした。
せっかく、「日本では初めての、ワーキング・コッカー・スパニエルのレトリーブトライアル犬」ですから、じっくり楽しんで育成していきたいと思います。


そうそう スローワー(ダミー投擲係)などをしながら、他のペアを見て感じたこと 『アテンションホイッスルの練習の必要性』 『ストップホイッスル練習の必要性』 『腕で指示した方向に直進する練習の必要性』 などについて、折に触れてご説明したいと思います。


ソロモン君! まずはエントリーテスト合格&ノービス4種目クリア おめでとう!
なんか「満願成就」とは、程遠い感じだったけれど、それでもよく頑張りました。
ありがとう!
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by gundogclub | 2014-03-10 10:12 | レトリーブ (GRT)