2年余を経て
2015年8月、とある保護団体が 生後約4か月で元の飼い主さんから引き取ったラブラドール・レトリバーの男の子と、私のスクールの生徒さんであるOさんご家族とのお見合いがもたれました。
このラブラドールの男の子が、元の飼い主さん宅に居たのは、1か月間にも満たなかったようです。
「こんなに大変だとは、想像していなかったので・・・」という、「おきまり」の理由での放棄だったようですが、短期間での放棄は、このパピーにとっては、 "不幸中の幸い" だったかもしれません。
数週間の後、Oさん宅に引き取られたこのパピーは タイタン と名付けられ、 Oさんご夫婦、Oさんの息子さんと娘さんたち の愛情に包まれて、成長していきました。
そして、あのお見合いの日から2年余を経た、タイタン君です。
この動画 では、 あえて タイタン君が大好きな 「鳥の形を模したダミー」 と 「通常の形状のダミー」 を用いた、ダブルダミー・レトリーブに挑戦しています。
まず、前提として 二つのもの (ボールでもダミーでも) を投げた場合、先に投げたもの より 後から投げたもの の方が、犬にとっては記憶も鮮明で、何らの指示をせずに回収を指示した場合は 後から投げたものに駆け寄る確率の方が、最初に投げたものに駆け寄る確率より、かなり高い と私は思っています。
次に、 とてもお気に入りのボールや玩具、ダミー と、 それほど執着していないボールや玩具、ダミー の二者択一を犬に委ねた場合、 とてもお気に入りのボールや玩具、ダミー を選択するのは、自明の理と言えます。
しかし、添付動画では、
① 通常のダミーを最初に投げ、次にタイタンが大好きな鳥形のダミーを投げている。
② 印象も鮮明な後から投げたダミー、しかも大好きな鳥形のダミーがある。
③ にも関わらず、 回収の指示は 「最初に投げた方のダミー」 であり、しかも 「通常の形のダミー」 である。
と言う、ちょっと難易度の高い事を要求しています。
で・・・ この動画は、プロモーション用に何度も失敗を重ねた上で、やっと成功させた動画ではありません。
なんか、成功しそうな予感はあったのですが、成功する確信は無かったのですが・・・
まぁ、細かい部分に関しては、突っ込みどころ満載で、まだまだ改善の余地が大 ではありますが、それでも随分とガンドッグらしいくは、なってきました。
そもそも、 2つのボールやダミーを飼い主さんが投げて、飼い主さんが足元まで戻るまでの間、停座を続けていられるレトリバーは、一般的には多くないのでは???
ボールを投げた瞬間に、待てずに駆け寄る光景が目に浮かびます。 まぁ、タイタン君も、長らく そのような感じでしたから。(苦笑)
ノーリードで、このように複数のダミーを用いた練習が可能となるまでには、時間が必要でした。
そして、何より Oさんがダミーを2方向に投げたり、投げ終わって戻ろうとしている時に 尻尾をブンブンと車のワイパーのように地面を掃きながら、期待に満ちた様子で待っている タイタン君の姿が、この動画の最大のポイントかもしれません。
強制されて待っているのでもなく、大きな声で制御されて待たされているのでもなく、 期待に満ちつつ・・・ そう Oさんから ”GetOn!!” の号令がかかるのを、期待に満ち溢れながら、待機しているタイタン君の姿!!
きっと、これからも より成長した姿を見せてくれるものと、期待しています。
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「こんなに大変だとは、想像していなかったので・・・」という、「おきまり」の理由での放棄だったようですが、短期間での放棄は、このパピーにとっては、 "不幸中の幸い" だったかもしれません。
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まず、前提として 二つのもの (ボールでもダミーでも) を投げた場合、先に投げたもの より 後から投げたもの の方が、犬にとっては記憶も鮮明で、何らの指示をせずに回収を指示した場合は 後から投げたものに駆け寄る確率の方が、最初に投げたものに駆け寄る確率より、かなり高い と私は思っています。
次に、 とてもお気に入りのボールや玩具、ダミー と、 それほど執着していないボールや玩具、ダミー の二者択一を犬に委ねた場合、 とてもお気に入りのボールや玩具、ダミー を選択するのは、自明の理と言えます。
しかし、添付動画では、
① 通常のダミーを最初に投げ、次にタイタンが大好きな鳥形のダミーを投げている。
② 印象も鮮明な後から投げたダミー、しかも大好きな鳥形のダミーがある。
③ にも関わらず、 回収の指示は 「最初に投げた方のダミー」 であり、しかも 「通常の形のダミー」 である。
と言う、ちょっと難易度の高い事を要求しています。
で・・・ この動画は、プロモーション用に何度も失敗を重ねた上で、やっと成功させた動画ではありません。
なんか、成功しそうな予感はあったのですが、成功する確信は無かったのですが・・・
まぁ、細かい部分に関しては、突っ込みどころ満載で、まだまだ改善の余地が大 ではありますが、それでも随分とガンドッグらしいくは、なってきました。
そもそも、 2つのボールやダミーを飼い主さんが投げて、飼い主さんが足元まで戻るまでの間、停座を続けていられるレトリバーは、一般的には多くないのでは???
ボールを投げた瞬間に、待てずに駆け寄る光景が目に浮かびます。 まぁ、タイタン君も、長らく そのような感じでしたから。(苦笑)
ノーリードで、このように複数のダミーを用いた練習が可能となるまでには、時間が必要でした。
そして、何より Oさんがダミーを2方向に投げたり、投げ終わって戻ろうとしている時に 尻尾をブンブンと車のワイパーのように地面を掃きながら、期待に満ちた様子で待っている タイタン君の姿が、この動画の最大のポイントかもしれません。
強制されて待っているのでもなく、大きな声で制御されて待たされているのでもなく、 期待に満ちつつ・・・ そう Oさんから ”GetOn!!” の号令がかかるのを、期待に満ち溢れながら、待機しているタイタン君の姿!!
きっと、これからも より成長した姿を見せてくれるものと、期待しています。
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by gundogclub
| 2017-12-14 11:01
| レトリーブ (GRT)