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ガンドッグ(鳥猟犬種)への思いを綴ります
by gundogclub
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Wagon Wheels 

レトリーブトレーニングのメニューとして ”Wagon Wheels” (ワゴンホイール = 荷馬車などに装着されている木製の車輪を想像してみてください) というものがあります。
この Wagon Wheels の練習は、我が家の愛犬たちの練習メニューとしても重んじておりますし、スクールの レトリーブクラス の生徒さんたち にも繰り返し練習をして貰っています。

Wagon Wheels の練習を、動画で見て頂くと、こんな感じです。
動画1
 

動画2


動画1と動画2の主な違いは、 ダミーを4個 90度 の角度で投げるに際し 『1投ごとに ヒール・ポジションに犬をつけるか」、『さしあたって4個のダミーを投げてしまってから、ヒール・ポジションにつけるか』 なのですが、私は 動画1の方法で練習 しています。

Wagon Wheels の練習の目的は、
① ハンドラーが腕で指し示した方向にあるダミー回収することができる
② ハンドラーと共に正対している方向に直進してダミーを回収することができる

ことであり、このWagon Wheelsの練習 の延長線上に、ブラインドレトリーブの練習があると私は認識しています。

Wagon Wheelsの練習に関しては、書きたいことは たんまりとあるのですが 今日はこのWagon Wheelsの練習の前段階について、ひとこと。
『前段階』と書いたのは、少なくとも Wagon Wheelsの練習 は、 ノーリードではもとより リードを装着していたとしても ボールやダミーを飼い主が投げた瞬間に、じたばたと暴れて、そのボールやダミーに駆け寄ろうとする犬 では、練習が難しい ということ・・・

例えば、 「生後10か月で、 体だけは一人前に大きくなったレトリバーです」 「投げられたボールを追いかけるのが大好きですっ!!」 「ボールを投げたら、待つなんて、とても出来ません。飼い主ごと、リードを引きずってボールに駆け寄ろうとします」 という犬が相手では、このWagon Wheelsの練習は、とても苦痛と困難を伴うことになるでしょう。

飼い主の怒声、悲鳴が響き、じたばたと暴れる犬・・・ 飼い主にとっても、犬にとっても 楽しくもない時間になってしまいます。
Wagon Wheelsの練習をスタートさせる時点で、 飼い主が、縫いぐるみやボール、ダミーなどを投げても、回収の指示があるまでは 動かないで、待っていられる犬 であれば、すんなりと Wagon Wheelsの練習をスタートさせることが出来ます。

その為に、最も簡単な方法は 子犬を迎え入れた時点から、例えばですが
① 室内で、「ヨシ!」と言われるまで、投げられた縫いぐるみに駆け寄らない練習
② 室内でオスワリをさせ、目の前をボールが転がったり、縫いぐるみが投げられたりしても、誘惑に負けず動かない練習

などを、してしまうことです。

動画を検索してもらうと、いくらでもヒットすると思うのですが、 欧州では ボールや縫いぐるみなどを室内や自宅の庭で投げ、飼い主がしゃがんで じたばたする子犬を抱きかかえ、少しおとなしくなったら回収に向かわせる・・・ という 練習(お遊び)の動画が散見されます。
レトリバー種であろうと、よちよち歩きのパピーの大きさなら、飼い主も容易にコントロールできます。
このパピーの頃(生後90日くらいから)から、 ボールなどが目の前を転がったり、飛んだりしても動かない練習が出来ていると、その後が本当に楽です。

ちなみに、ソロモンも 我が家に迎えた翌日から 
① 縫いぐるみやボールに駆け寄り、咥えて私の足元まで運んでくる遊び と同時に
② 指示があるまでは 目の前をボールが転がったり、縫いぐるみが飛んで来たり、頭上を飛び越えても動かない練習

をしました。 
ワクチンの3回の接種が終わる以前、室内運動限定の時を経て、自宅の庭で練習ができるようになる時まで練習を続けました。

Wagon Wheels _e0204314_11433846.jpg
体格も体力も成犬なみ、しかし頭の中は まだまだ お子ちゃまで・・・(溜息)・・・という時期を迎える前に、 縫いぐるみやボールが転がったり飛んだりしても、指示があるまでは動かない練習を 強制訓練とか 怒声と怖い顔の飼い主・・・とかではなく、”遊びのメニューのひとつ” として習得させることができれば、その後の様々な練習が効率よく、できる様になると思います。



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by gundogclub | 2017-11-29 11:56 | レトリーブ (GRT)