発砲音
ここ1年ほど使用していた、発砲音馴致用のピストル (陸上競技で使うスタートピストル) の紙火薬の在庫が無くなったので、メーカーに紙火薬を発注したところ、製造中止になったとのこと。
最近は、光電式と言うのか、ピストルの引き金を引くと設置されたスピーカーから発砲音が鳴るシステムが陸上競技会では主流となり、紙火薬を用いたピストルは競技会では使用されなくなっているそうです。
「困ったな・・・」と思っておりましたら、朝日新聞に全面広告を出していた通販会社の商品のなかに 「カラスやイノシシ対策に!」と火薬式のピストルが掲載されていたので、早速購入してみました。
「44MAGUNM」と書かれている割には、小型で、ちゃちな感じでした。(笑)
英国をはじめ、欧州のレトリーブトライア(ワーキングテスト)では、発砲音が用いられます。
YouTubeに、わかりやすく、かつあまり長くない動画がありましたので、ご紹介します。
この動画は、ダミーが投げられている様子を犬にも見せる「マーキングレトリーブ」と、あらかじめダミーを置いておき(ダミーを置く様子を犬には見せない)、ハンドラーの遠隔操作でダミーを発見・回収させる「ブラインドレトリーブ」の 「ダブルレトリーブ種目」です。
「発砲音 → ダミーを投擲」は、鳥が飛び立つ → 猟銃で撃つ(発砲音) → 鳥が撃ち落される(ダミーを投擲) → 回収に向わせる の実猟を模したものです。
日本のGRTA(ガンドッグ・レトリーブトライアル協会)では2005年の発足以来、経過措置として、競技会で発砲音を用いられませんでした。
これは、協会発足時に既に成犬に達している競技参加犬に、いきなり発砲音を聞かせ畏怖させることを避けるためでした。
「次回、新たに子犬を迎え入れた際には、子犬の頃から発砲音に鳴らす訓練もしつつ、競技に参加してください」という経過措置でした。
協会発足当時から競技に参加していた犬が減り、既に2頭目、3頭目の犬を迎え入れている会員が増えたため、現在はGRT競技会では発砲音を用いて競技を行っています。
我が家では、フラウを迎え入れた時から、フラウには発砲音に慣らす練習をしてきました。
ボールのレトリーブ遊びが子犬の頃から大好きだったフラウですので、野原でボールのレトリーブ遊びをしている最中に、カミサンに爆竹に火をつけて鳴らしてもらったり・・・
やはり、いきなり子犬に発砲音を聞かせて、怖がらせたり驚かせたりするのではなく、少しずつ慣らしていくことが必要だと思います。
いきなり近くで発砲音を鳴らしても、頓着しない子犬(ソロモンは、このタイプでした)もいると思いますが 「ガンシャイ」 という言葉があるとおり、発砲音にトラウマができたり、発砲音を怖がって逸走したりしない犬にするには慎重な対応が必要だと思います。
日本では、「レトリーブトライアルに参加する」 とか 「実猟に供する」 というレアなケースを除き、発砲音馴致訓練は必要ないかもしれません。
しかし、英国をはじめ欧州では 「どちらかというと、発砲音を怖がる犬が多く産出される血統」は、ブリード(繁殖)から除外されるそうです。
たかが発砲音とはいえ、欧州では繁殖から馴致にいたるまで、ガンドッグにとっては重要事項として捉えられています。
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英国をはじめ、欧州のレトリーブトライア(ワーキングテスト)では、発砲音が用いられます。
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この動画は、ダミーが投げられている様子を犬にも見せる「マーキングレトリーブ」と、あらかじめダミーを置いておき(ダミーを置く様子を犬には見せない)、ハンドラーの遠隔操作でダミーを発見・回収させる「ブラインドレトリーブ」の 「ダブルレトリーブ種目」です。
「発砲音 → ダミーを投擲」は、鳥が飛び立つ → 猟銃で撃つ(発砲音) → 鳥が撃ち落される(ダミーを投擲) → 回収に向わせる の実猟を模したものです。
日本のGRTA(ガンドッグ・レトリーブトライアル協会)では2005年の発足以来、経過措置として、競技会で発砲音を用いられませんでした。
これは、協会発足時に既に成犬に達している競技参加犬に、いきなり発砲音を聞かせ畏怖させることを避けるためでした。
「次回、新たに子犬を迎え入れた際には、子犬の頃から発砲音に鳴らす訓練もしつつ、競技に参加してください」という経過措置でした。
協会発足当時から競技に参加していた犬が減り、既に2頭目、3頭目の犬を迎え入れている会員が増えたため、現在はGRT競技会では発砲音を用いて競技を行っています。
我が家では、フラウを迎え入れた時から、フラウには発砲音に慣らす練習をしてきました。
ボールのレトリーブ遊びが子犬の頃から大好きだったフラウですので、野原でボールのレトリーブ遊びをしている最中に、カミサンに爆竹に火をつけて鳴らしてもらったり・・・
やはり、いきなり子犬に発砲音を聞かせて、怖がらせたり驚かせたりするのではなく、少しずつ慣らしていくことが必要だと思います。
いきなり近くで発砲音を鳴らしても、頓着しない子犬(ソロモンは、このタイプでした)もいると思いますが 「ガンシャイ」 という言葉があるとおり、発砲音にトラウマができたり、発砲音を怖がって逸走したりしない犬にするには慎重な対応が必要だと思います。
日本では、「レトリーブトライアルに参加する」 とか 「実猟に供する」 というレアなケースを除き、発砲音馴致訓練は必要ないかもしれません。
しかし、英国をはじめ欧州では 「どちらかというと、発砲音を怖がる犬が多く産出される血統」は、ブリード(繁殖)から除外されるそうです。
たかが発砲音とはいえ、欧州では繁殖から馴致にいたるまで、ガンドッグにとっては重要事項として捉えられています。
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by gundogclub
| 2013-07-19 08:53
| レトリーブ (GRT)