ゆく河の流れは
とうとう長男までインフルエンザに罹患しました。
カミサン → 次男 → 義母 → 長男 の順で発病し、私を除いて全滅・・・
昨日の朝の時点で40.2℃の熱があった長男君、実は昨日は千葉県の私立高校の入学試験の日だったのです。
幸いと言うか、長男は県立高校志望(前期試験と後期試験、計2回のチャンスあり)なので、問題はありませんでしたが、「もし私立高校も併願していたら。。。」と思うと、ゾッとします。 隔離部屋で受験は可能だったとしても、40℃超の状態で、まともに受験できる筈もありませんから。
掃除洗濯、一日3回の料理・・・ 全て私が担当することとなり、ここ1週間ほどワンズと遊んだり練習したりが、ほとんど出来ません。
我が家の4ワンズ、ごめんね もう少し、辛抱してね!
とは言え、昨日は午前中 時間の余裕があったので、フラウ&ソロモンの茶色コンビを連れて、いつもの野原へ行ってきました。
全く人が立ち入った形跡が無く、白銀の野原でした。 もっとも、雪が降って数日が経過していますので、雪質は、ザラメ状に変質しておりましたが・・・
まずは、2頭のフリーラン!
フラウ姐さん 飛んでいます!
フラウ姐さん 楽しそうです!!
ソロモン、渾身のフルギャロップ
雪上でのボールのレトリーブ競争 ソロモンは、四肢の回転が速いピッチ走法で、スライド走法のフラウ姐さんと、ほぼ同じスピードで走ります!
ソロモン君 ウォーターダミーのレトリーブ
競技会用ダミーのレトリーブ
マーキングレトリーブ(ダミーの落下地点を犬に目視させてから送り出すレトリーブ)の練習も、フラウ&ソロモンで、やりました。
フラウ&ソロモンを停座させ、私がウォーターダミーを持って50m程先まで歩き、そこからダミーを投げます。ウォーターダミーの方が競技用ダミーより投げやすいので、おそらく40m程は飛んだと思います。
ですから、ワンズが停座している場所から90m前後の所にダミーが落下し、かつ雪の中に埋まっています。
”Get On!” の声で2頭同時に回収に向かわせると、フラウ姐さんの方が若干、足が速いのでダミーが落下した周辺に先に到着するのはフラウ姐さん。 ソロモンはフラウ姐さんが走った後を、ついて行く感じ・・・
ダミーが埋まっている辺りを円形に臭気を辿りながら探し回る2頭。。。
5回この練習をして、雪中に埋まっているダミーを発見し、咥えて戻ってきたのは5回とも、ソロモン!
「ソロモンの臭気探索力に感心する」 と言うより、むしろ 「えっ 何で? 何で、フラウ 探せないの???」という気持ちでした。
ダミーから発せられる僅かな臭気(競技用ダミーは木屑が詰まっています。あとはダミーの布の匂いとか、ワンズのヨダレの匂い?とか)を追わせたら、フラウ姐さんは、とても優秀でした。
おそらく、マーキング力ではレトリバー種に敵わないと思うのですが、こと鼻を使わせたら、互角の あるいはそれ以上の能力があると自負していたのですが。。。
それが、小僧のソロモンにも敵わなくなっているとは・・・
数年前までのフラウだったら、こんなことは決してなかった筈!
ソロモンがダミー落下地点にたどり着いた頃には、既にダミーを雪中から発見し、咥えてこちらに戻ってくるフラウの姿が私には見えます(笑)
でも現実は。。。 目の衰えは以前から、何となく判っていましたが、鼻まで衰えてきたかな?
『ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ 消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。』 という方丈記の一節が頭に浮かびます。
フラウが有していた能力もまた、川の流れのように流れ去っていくのでしょう。
なんかね 寂しい気持ちです。
本当はフラウの力の衰えを嘆くより、ソロモンの臭気探索の能力を褒めるべきなのかもしれません。
それに、ダミーを咥えた後の戻りも、ソロモンは本当に速いです。
宙を浮くように戻ってきますから!
例えではなく、本当に四肢が浮いているソロモン
SNSを通して、ソロモンの親戚筋に当たるワーキングコッカーを繁殖している方と知り合いました。
ソロモン君が咥えるのはダミーですが、こちらは本物!
ゲーム(撃ち落した鳥)を引きずって運搬すのではなく、咥えたまま跳躍できる力強さが、この犬舎のワキングコッカーの長所なのだとか。。。
それにしても。。。 私が撮った写真とのクォリティの差に悲しくなります。(苦笑)
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by gundogclub
| 2013-01-18 10:05
| MY TALK