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ガンドッグ(鳥猟犬種)への思いを綴ります
by gundogclub
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「何をして楽しもうか?」と考える


JFA(日本フリスビードッグ協会)の会員にとって、年度の総決算とも言えるジャパンファイナルが現在、三重県津市で開催されています。
私とクワンが出場を目指していた(かつ、出場することになっていた) ユースオープン選手権は金曜日に開催されました。
共に、元保護犬を相棒としてジャパンファイナルを目指した、関西在住の友人と相棒である元保護犬のラブラドールレトリバーのMちゃんも、夢舞台を存分に楽しんだことと思います。
Uさん、来年度は新たに迎え入れた保護犬ともフリスビー競技に参加する予定とのことです。


さて、曲がりなりにも保護活動に関与していると 「成犬を引き取っても、なつかないのでは?」 という話を、よく耳にします。
この、「成犬からでは、新しい飼い主に なつかない」 という説は、あながち間違いではないのかもしれません。

私の家内の遠縁にあたる方が、甲斐犬と暮らしていたのですが、闘病生活の末に亡くなり、その方の息子さんが、この甲斐犬を引き取りました。
ところが、なつくどころか、引き取った後、殆ど食べ物を口にせず、2ヶ月程で まるで亡くなった主の後を追うように、昇天してしまったそうです。
和犬のなかには、「一主一代」 とか 「二主にまみえず」 という傾向が強い犬種がおり、確かに洋犬が少なく、和犬が大多数を占めていた時代は、「成犬から飼っても、なつかない」 という説は、間違いではなかったのかもしれません。
ちなみに、和犬に限らず 「新しい飼い主に、なつきにくい」 という犬種は、世界各地に散在するように思います。 
かつ 「和犬 = 新しい飼い主に、なつかない」 と断言しているのではなく、その可能性を内包している・・・と考えて頂きたいと思います。 


一方、ガンドッグ・・・特に英国を原産とするガンドッグに関しては、レトリバーにしろ、ポインターにしろ、セッターにしろ、スパニエルにしろ 成犬を迎え入れても何ら支障なく暮らせるケースが大部分ではないかと思います。
勿論、「犬種の差」ではなく「個体差」として、英国を原産とするガンドッグのなかにも、新しい飼い主さんに、なかなか心を開かない場合もあると思いますが、ニンゲンでも社交的な性格の人と、内向的な性格の人も居るわけで・・・
ある程度の期間、保護団体のシェルターや預り親さん宅で暮らした犬(つまり保護団体や預り親さんが、ある程度、性格や特徴などを把握した後に)、きちんと説明を受けて 里子として迎え入れるか否かを判断すれば、大きなミスマッチは、起こらないのではないかと思います。


そして、何より大切なのは 里子として迎え入れた犬と、どの様に暮らすか ・・・ どの様に楽しく暮らすか ということだと思っています。

野原を走るエステル
「何をして楽しもうか?」と考える_e0204314_8305893.jpg


北関東の保健所から迎え入れた、イングリッシュポインターのエステルさん。
私が、彼女に求めたことは多くはありません。
吠え続けないこと、室内で排泄をしないこと、散歩の時は、あまりグイグイ引っ張らないこと・・・ そして何より広い野原でも呼んだら足元まで戻ってくること!!

服従訓練系の事柄は、ほとんど教えていません。
まあ、マテとかスワレとかは教えましたが、日常生活を送る上で不必要な服従訓練系のコマンドは、一切 教えていません。 エステルには必要ないので・・・


保護犬に限らず、新たに愛犬を迎え入れるにあたり 「どの様に暮らすか」 ・・・ もっと端的に言うと 「何をして楽しもうか」  と考えることが大切なのではないかと思います。
楽しみ方は、その飼い主さん個々によっても異なりますし、あるいは多頭飼いの場合は、それぞれの犬によっても異なるかもしれません。

例えば、「休日には、少し遠くの公園まで愛犬と散歩して、ベンチで本を読む・・・本を読んでいる間は、私の足元で静かに座っていて欲しいなぁ~」 などと思い描くなら 本を読んでいる間は静かに座っていられる様な練習を中心に行えば良い訳で、服従訓練競技会に出場するような全ての訓練が必要な訳ではありませんよね。

我が家で言えば エステルは 「野原を自由に走り、かつ笛で呼ばれたら きちんと足元まで戻ること」 を中心とした練習を行いましたし、ソロモンは各種ドッグスポーツの入会審査に必要な最低限の訓練を施さないと競技会自体に参加できない・・・ ですからエステルには施さなかった様々な練習をソロモンには練習させています。
それは、ソロモンには 「共に競技会に出場して楽しもう!」 という目的があり、楽しみ方のメニューがエステルとソロモンでは異なるからです。


多くの犬は、成犬を迎え入れても、多少の紆余曲折はあるにしろ、問題なく暮らすことができます。
そして、「迎え入れたこの子と何をして楽しもうか?」 と考えることにより、楽しむために必要な目標が明確になるのではないかと思います。


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by gundogclub | 2012-11-25 09:02 | MY TALK