ガンドッグ(鳥猟犬種)への思いを綴ります
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いにしえの契約

次男を連れて、千葉市若葉区にあります 「加曽利貝塚博物館」 へ行ってきました。
4~5年前にも長男を連れて見学に訪れたことがあります。
加曽利貝塚は千葉県内で最大規模の貝塚であると同時に、縄文時代を代表する遺跡として国の史跡に指定されています。

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この加曽利貝塚からは、埋葬された成人の人骨、埋葬された幼児の人骨 などが出土しておりますが、その他に埋葬された犬の骨も出土しています。

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人間と同様に丁重に埋葬された犬・・・
生前は、猟の相棒として主と共に獣に立ち向かい、夜は侵入者や害獣から怠り無く家族を守り、信頼され愛され、その一生を終え、丁寧に埋葬されたのでしょう。


また千葉県市原市にある縄文時代の遺跡からは、犬歯を失ったり、あるいは骨折して歩行が困難になったと推察される犬が、その後も数年間 生きながらえていた事が患部の修復痕から判明しているそうです。
そして、これら犬歯を失ったり、骨折をした犬も、丁重に埋葬された形で出土しています。
縄文時代は、食料品店がある訳もなく、食料を調達できなければ飢えたり餓死したりする世界で、犬歯が失われて獲物を噛む事が出来なくなったり、あるいは骨折して速く走ることが出来なくなった(獲物を追いかけて走る事のできなくなった)犬などは、「役立たず」として廃用になってしまう様な印象がありますが、出土した骨が物語っているのは、犬歯を失ったり骨折した後も、大切にされていたと言う事実・・・


いにしえの世、人間と犬は、ひとつの契約を交わしたと言われています。
人間と犬は協力して食料を得る。
犬は、外敵の侵入を阻止したり警報を発する役割を担う。
人間は共同作業で得た獲物を犬に分け与える。
人間は犬に居住の場を提供する。
犬は顔見知りの人間を噛んではいけない。 また子孫にもそのことを教える。
人間は犬を信頼し大切に扱う。 犬を信頼し大切に扱うことを子孫にも伝えていく。


この契約が締結されたから、数え切れない程の月日が流れました。
それでも犬達は、律儀に誠実に、この契約を守り続けています。
しかし人間側は、この契約を軽んじたり、自分達の身勝手で約束を破棄することも、しばしば・・・ 


犬歯が折れたり、骨折した後も飼い主と共に暮らし、愛され、丁重に埋葬されたワーキングドッグの姿を見るにつけ、それから数千年後を生きる我々は 「犬と暮らす者として数千年分、進化した」 と言えるのかどうか?
また縄文犬が、現代の犬達の姿を見たら、どう感じるのでしょうね?
「長時間、一頭で留守番しているけれど、美味しそうなご飯を貰って羨ましい」 とか 「冷暖房の効いた綺麗な部屋で暮らしていて羨ましい」 と思うのか、「俺達の方が、よっぽど幸せだ!」 と思うのか・・・

少なくとも、「多くの鳥猟犬が遺棄されたり、飼い主自らが保健所に持ち込んでいる」 千葉県の現状は、あまりにも情けなく、千葉県で出土した縄文犬にあわせる顔がありません。

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by gundogclub | 2012-08-08 10:55 | MY TALK