ガンドッグ(鳥猟犬種)への思いを綴ります
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犬

ワーキングドッグは不必要か? part1


先日、ある保護団体の責任者の方と話す機会があったのですが、その方が 「この世から、労働で使われる犬が居なくなり、全ての犬が家庭犬として可愛がられる様になるのが私の願いです」 と仰るのを聞き、「はぁ・・・ なるほど・・・」 と曖昧な返事をしてしまいました。
立ち話の短い時間で自分の考えを伝えるほど、頭の中でこの問題の整理が出来ていませんでしたし、それは今でも変わりません。

おそらく、この保護団体の責任者の方が思い描いていた「労働犬」とは、獣猟犬や鳥猟犬などの狩猟に使われている犬達の事なのではないかと思います。
確かに、日本でも 獣猟犬(例:プロットハウンドなど)や鳥猟犬(例:ポインター、セッター)などが遺棄あるいは迷子になる等で、各県の保健所に収容されたり、あるいは飼い主自らが保健所に持ち込んだりする例は、お世辞にも少ないとは言えず、それら遺棄犬と日々接し向き合っている方の頭の中では 「狩猟者=悪」 とか 「猟犬=可哀想」 という図式が出来ているとしても、あながち間違いとは言えないと思います。

ただ、例えば 「今年の秋から狩猟は全面禁止! 所有している猟銃は全て所轄警察署に届ける事!」 などと言う事態になれば、メリットよりデメリット(様々な損害・不都合)の方が遥かに大きいのではないかと思います。
そもそも 「犬を相棒として働く」 とか 「犬に労働の一端を担ってもらう」 ことを前提とした労働形態は日本には殆ど無いわけで、その「日本では」という各論をもって、「ワーキングドッグは不必要か?」という総論を語ることは出来ないと思うのです。

これから、何回かに分けて 「ワーキングドッグは不必要か?」 というテーマで自分なりの意見を述べていきたいと思います。 途中で力尽きて、尻切れ蜻蛉になってしまったら、ご勘弁を・・・(苦笑)
今日は、その第1回 橇 犬 について・・・ 

アラスカやシベリアなどで暮らす人々にとって、ほんの数十年前まで橇を引く犬は生活に無くてはならない「生活必需品」だったそうです。
犬橇の扱いが下手な男には、お嫁さんが来なかったとか・・・
「隣町まで行かなければ商店が無い!」 などという場所に住む人々にとって、「手で持てる範囲の買い物を毎日する」 などということは不可能な訳で、例えば数週間分の必要な食料や雑貨をまとめて購入して、犬橇に引いてもらって家に戻る・・・という生活形態が一般的だったそうです。

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その生活が、スノーモービルの登場により一変したそうです。
スノーモービルは、毎日食事を与える必要もありませんし、遠吠えすることもない。 ウンチもオシッコもしない・・・
ですから 「別に犬が好きな訳ではなかったけれど、仕方なく必要に迫られて橇犬を飼っていた人」 は、スノーモービルに飛びついて、犬を飼うことを止めてしまったそうです。

ところが、やはりどこの国にも犬が大好きな人々が居て 「スノーモービルも使うけれど、好きで一緒に暮らしている犬達に橇を引かせたい」 という 「両刀使い」 の方も多いのだそうです。

つまり、「必ずしも犬に橇を引かせなくても生活は出来る様になったけれど、自分の家の犬に橇を引かせてあげたい」 ということ。
これを 「スノーモービルがあるのに・・・必要ないのに・・・ それでも犬に橇を引かせるなんて可哀想!」 と思うのか 「橇犬は長い作出過程を経て ”橇を引きたい” という欲求を強く持ち合わせているのだから、橇を引かせてあげない方が可哀想!」 と思うのか・・・
読者の皆様の、ご意見が分かれる部分だと思います。

橇犬たちに聞いた訳ではないので、何とも言えませんが、橇犬たちはイヤイヤ、橇を引いている訳ではない様です。
飼い主が橇と犬を連結するハーネスを見せると、橇犬は、嬉しそうな表情になって尻尾をブンブン振って興奮するのだとか・・・
「やるぜ やるぜぇ~!」 という感じでしょうか。


長い年月をかけて、「橇を引く事が好きな犬」 を取捨選択し連綿と交配を続けたきた結晶が、現在の各地域ごとに生息する橇犬なのです。
「橇を引く事が好きな犬」を取捨選択し交配をしておいて 「スノーモービルがあるから、もういいです! これからは家庭犬として、まったりと暮らしてください!」 という事が、本当に愛情なのでしょうか?

例え機械で代替することは出来たとしても、各地域の先達たちの橇犬作出の努力を無にしない為にも、そして作出過程の試行錯誤により犠牲になった犬達のためにも 「橇を引く事が好きな犬」 を絶やしてはならないと私は思います。

最近は、ユーコン・クエストとかアイディタロッドなどの有名な犬橇レースの他に 各地域で小規模な犬橇レースが盛んに行われる様になったそうで 「物資の運搬はスノーモービルだけれど、競技会に出るのを楽しみに橇犬と暮らしている」 というファンシャーも増えているのだとか・・・
これはもう 「ワーキングドッグ」ではなく、「スポーツドッグ」 かもしれませんね。(笑)

生活には必ずしも必要は無くなったけれど、橇を引くのが好きな犬達と、犬橇の競技会に出場して楽しむ ・・・ これもまたワーキングドッグとの素敵な暮らしかもしれません。

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by gundogclub | 2012-08-04 19:16 | MY TALK