ガンドッグ(鳥猟犬種)への思いを綴ります
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犬

遺棄された理由を探ること

我が家のイングリッシュポインターの エステルさん は、北関東の保健所の出身です。
もうすぐ我が家に来て2年になりますが、迎え入れた当初から、比較的 笛を使った呼び戻しへの反応も良く、また私の姿を見失うと自分から私を探しながら戻ってくる娘だったので、拍子抜けするほど楽チンでした。
ただ、草むらから鳥が飛び立つと、たとえ猟の対象にはならない小鳥でも追いかけていましたし、小鳥を追いかけている途中で呼び戻しの笛を吹いても、聞く耳を持たずに追いかけ続けておりましたので、何か中途半端な印象がありました。
ちなみに2年の練習を経て、今ではエステルは、鳥を追いかけて走っている最中でも、笛が鳴れば鳥の追跡を中断して、私の足元まで戻ってきます

笛を吹くと全速力で戻ってくるエステル
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「エステルは何で捨てられたのだろう?」 という 遺棄された理由 を、我が家に迎え入れてからずっと探っておりました。
遺棄された理由を探る ・・・ 遺棄にも、いろいろなケースがあると思うのですが、
① 前の飼い主が意図的に捨てた。(様々な理由による飼育放棄、愛想をつかして見捨てたなど)
② 出猟時や練習の時に、行方不明になり、そのまま探さなかった。
③ 出猟時や練習の時に、行方不明になり、保健所に届出もして探したけれど再会できなかった。


②については、例えばパルボウイルスなどの感染がある保健所に収容された場合、保健所の収容情報などで自分の犬が収容されている事を知りつつ、迎えに行かないケースもあるそうです。
複数頭のガンドッグを飼っていて、予防接種を施していない・・・などという飼い主は、収容された犬を迎えに行って家に連れ帰る事によって、他の犬にまで疾病が伝染することを避けるため、あえて見殺しにする場合もあると聞きました。 (ワクチンを全頭に接種していれば、他の犬に伝染しても重篤化はしないのですが)

③については例えばですが、自分の家にガリガリに痩せて迷い込んできた猟犬(つまり何日も野山をさまよっていた)を、可哀想に思い、自分の家で飼う(かくまう)人も居るようで、この様な場合は、いくら飼い主が必死に探そうが再会できません。 この様なケースは遺棄ではありませんね。 


口で伝えることの出来ない元保護犬(そして今は自分の愛犬となった犬)に対し、 「この子は、何故 捨てられたのか」 とか 「何故、保健所に収容されたのか」 とか 「なにか、トラウマや苦手なことはないか」 という理由を探る(いろいろと試す) ことは、その元保護犬との暮らしにとって大切なことだと私は思います。
と言いますのは、「捨てられたり迷子になった理由・原因」 が、元保護犬との暮らしにおいて、今後の練習課題となったり、あるいは より楽しい生活に改善するための材料になる場合がある からです。


たとえば、CACI出身のイングリッシュセッターの りあんちゃん は私のスクールでレッスンを始めて2回しかレッスンをしておりませんが、 まずは 「ノーリードの状態では呼び戻しが出来ない子なのか否か」 に関してから試してみました。
名前を呼んでみたり、様々な声符で呼んでみたり、様々な笛の吹き方を試してみたり・・・
そうしましたら。私が普段 呼び戻しで使っている 「ピーピッピッ」 (1度 長く吹き、その後 2回短く吹く) という音に反応して、飼い主さんの足元まで戻れることが判りました。
かなりの精度で、きちんと足元まで戻ってきます。
「ピーピッピッ」という吹き方を呼び戻しの合図に使っている方は、あまり居ないと思うのですが、りあんちゃん 前世は我が家の子だった?(笑)

私は、保護ガンドッグの場合は、「呼び戻しが、きちんと馴致されていなくて迷子or捨てられたのでは?」 という処から、遺棄(or迷子)になった理由を探っていくのですが、こうして色々と試してみることによって、思わぬ副産物を得られる場合もあります。

笛の呼び戻しが出来る事がわかった、りあんちゃん
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ちなみに、我が家のエステル・・・
耳の近くで手をパンと合わせる音、100円ショップで売っている「火薬で音の出るピストルの玩具」の音など、平気でしたので、ガンシャイだとは思っていなかったのですが・・・
昨年の夏、次男がお祭りに行って大きなゴムの風船を買ってきて、3姉妹と遊んでいる時に、クワンが風船に歯を立てて、風船がものすごい音と共に破裂!
一番、間近にいた破壊した当人(犬)のクワンや、一緒に遊んでいたフラウは大きな破裂音にも平気でしたが、エステルがブルブル震えている事に気がつきました。
次の日、ガンドッグの練習で使っている 陸上競技のスタートピストル(火薬を使うタイプ)で試したら、やはりエステルはブルブル震えて・・・
100円の玩具ピストルの火薬の音は平気で、猟銃の発砲音に近い大きな発砲音は苦手な事が判りました。
しかも、火薬の匂いに対する恐怖ではなく、音そのものに対する恐怖です。
エステルさん、ガンシャイだったんだねぇ~


いくら呼び戻しが良くても、発砲音が怖いのでは、猟では使えませんね。
この発砲音への萎縮が、もしかしたら愛想尽かされた原因かもしれません。
まあ、エステルの近くで大きな音を出さなければ、問題なく生活できる訳で、私にとっては大きな問題ではありません。


この様に、手探りで 捨てられた理由、トラウマ、苦手なこと、得意なこと を探していく作業を、ただ単に「保護犬は、やっぱり大変!」 と思うのか パズルを解くように楽しみながら行えるのか・・・
保護犬と楽しく暮らすことが出来るか否かは、この辺りの飼い主さんの気持ちの問題も、大きく関わってくる気がします。


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by gundogclub | 2012-01-31 09:51 | MY TALK