ガンドッグ(鳥猟犬種)への思いを綴ります
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犬

日本という国で犬と暮らすということ

私のスクールに入校した生徒さんは、ほとんどの場合はエントリークラスである 「快適生活クラス」 に入って頂きます。
快適生活クラスは、主に千葉県山武市にあるドッグスポーツ施設の LADF で開催しております。
諸事情(車の免許が無い、LADFまで車で行く自信が無い 等)がある場合は、私が依頼主のご自宅にお伺いしたり、依頼主のご自宅周辺の公園などで訓練を行う場合もありますが、その場合はLADFで行うレッスンメニューと同じメニューでは訓練を行えません。
LADFの大きな魅力は、フィールドの全面が高いフェンスで囲まれている為、犬をノーリードにして様々な訓練をしたり、あるいはフリータイムに自由にフィールドを走らせる事が可能な点です。


私は、新たに「快適生活クラス」に入校した生徒さん(LADFでレッスンを継続する予定の生徒さん)には、まず最初に 愛犬と遊んでもらいます。
「ボールなどのツールを使ってもいいから、愛犬と遊んでください!」 と依頼をします。
愛犬との遊び方を見ると、「現時点での飼い主と愛犬の関係」が、色々と把握できるものですから・・・

愛犬と遊んでもらっうと、大抵の飼い主さん&愛犬は10分と持ちません。
すぐに手詰まりと言うか、何をして良いのか判らなくなってしまいます。
ワンも、飼い主さんを遊びに誘う訳でもなく、困ったようにフィールドに立っていたり・・・
でも、これは仕方の無い事だと思うんです。


日本の法律や条令を律儀に遵守して犬と暮らすとすれば、できる事というのは せいぜい
   ・ リードをつけて犬と散歩する
   ・ リードをつけて自転車に併走させる
   ・ ドッグランに放牧する
   ・ ロングリードをつけて、公園などで遊ぶ
という程度なのかもしれません。

「ロングリードをつけて公園で遊ぶ」と言っても、その地域地域で、周辺住民の寛容度が異なり、ロングリードをつけていても文句を言われたり警察に通報されてしまう地域もあるみたいです。
私は、会社員だった頃、帰宅後に常夜灯のある公園で30m位のロングリードをつけて、シャドーやフラウとボールのレトリーブ遊びをしたりしていたのですが、何度か通報を受けた警察官が見回りに来たことがありました。
警官の対応も、まちまちで 「ロングリードをつけているなら、いいです。十分に気をつけてください」という警官もおれば、「小型犬ならまだしも、そんな大きな犬はロングリードを付けていても危険だから、ただちに止めなさい!」という警官もおりました。
きちんとした基準というものは、警察にも無いのかもしれません。


近年愛犬と共にドッグスポーツを楽しむ愛犬家が増えている と言われておりますが、ドッグスポーツの大部分は、ノーリードで行う競技です。
アジリティーもフリスビーもトライアルボールもレトリーブトライアルも、ノーリードで行う競技です。
ノーリードで行う競技の練習をしたくても、合法的にノーリードにできる場所は殆どありません。
ドッグスポーツに限らず、 「愛犬とリードではなく心で繋がっている関係」 を築く上では、ノーリードでの様々な訓練が必要だと私は思っているのですが、家庭犬(競技に参加しない)の、ノーリード訓練さえ、大っぴらにできる場所は滅多に無いわけです。


LADFのような施設が全国各地にあれば別ですが(注:LADFはドッグランではなく、飼い主が愛犬と各種ドッグスポーツの練習をする為の施設です)、あのような施設は全国的に見ても稀有な様です。
つまり、日本の大部分の地域では、ドッグスポーツの練習をする為には、野原なり河川敷なりで、四角四面に言えば 「違法に犬を放して」 練習をしなければなりません。


私は幸いにも、千葉県富津市で保護活動をしている友人を通して広い野原を所有している会社の方から使用許可を頂いたり、あるいは某土地開発組合の管理担当課の方から「犬を放す位はいいよ。糞は、きちんと持ち帰ってね。あと、ラジコンとかゴルフをする人が来たら通報してね!」 (注:実際には通報したことはありませんが) などと許可を得ている野原があるので、3姉妹の練習場所に恵まれておりますが、もしこれが都心の世田谷区とか港区などに住んでいたら、どうやって3姉妹と暮らせばよいのか・・・

千葉県富津のフィールド
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かと言って、私は愛犬を無闇にノーリードにしろと言っている訳ではありません。
ドッグランでさえ、飼い主の価値観の相違、何の躾もされていない犬の利用などで、様々なトラブルが起きています。
私は3姉妹をドッグランに連れて行こうとは思いません。
まして、公園などでノーリードにしたら、様々な問題が起きる(走り回って戻ってこない、他の犬を噛む、人を噛む、人に飛び掛る・・・etc)のは、明らかです。

呼び戻しの笛で私の足元まで駆け戻るエステル
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「どのような要件が満たされれば、欧州の公園の様に犬が市民権を得て、ノーリードで飼い主と散策を楽しめるようになるのか?」 を真剣に考えたこともありますが、様々なハードルが高すぎて考えるのをやめました。

でも、ただ単にリードをつけて散歩をしたり、舗装道を自転車に乗った飼い主に併走するだけの一生では犬にとっても、楽しい暮らしだとは思えません。
そんな暮らしなら、 犬種を選ぶ意味も、”見てくれ”の好みだけ になってしまいます。
レトリバーはレトリバーらしく、ボーダーコリーはボーダーコリーらしく、サイトハウンドはサイトハウンドらしく、暮らす事が出来てこその犬種だと思うのですが、今の日本では犬種の特性を生かした暮らし方さえできません
唯一、それが出来ているのは猟犬だけかも・・・


今、千葉県のある場所に野原をお持ちの方と、その野原の使用に関して、お話をさせて頂いております。
所有者の方から年間の借地料の提示を頂きました(かなりお安い金額でした)ので、利用頭数を仮定して1頭1時間の金額を算定して、採算が合うかを検討中です。
ポインターもセッターもサイトハウンドにも十分に満足して貰える広さです。

日本という、飼い主にとっても犬にとっても、暮らし易いとはいえない国の中にあっても、ノーリードでの様々な訓練をしたり、野原で飼い主と愛犬が共に歩いたり遊んだり出来る場があったら・・・
生まれてきた甲斐のある一生を愛犬に過ごして欲しいです。


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by gundogclub | 2011-12-29 14:07 | MY TALK