ガンドッグ(鳥猟犬種)への思いを綴ります
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犬

仕方が無い・・・

保健所に飼い主さんが持ち込む犬や猫・・・
基本的には、「収容」 ではなく 「飼い主の持ち込み」 の場合は、日を置かずして殺処分の対象となります。

ですから保健所の担当者も、犬や猫を持ち込んだ飼い主に対し、保護団体や動物愛護推進員に相談する事を、薦めているそうです。
「保健所に持ち込む前に、保護団体に相談してみては如何ですか? 動物愛護推進員に相談するという方法も、ありますよ!」 と、なるべく処分せずに済む方法をアドバイスするのですが、それでも 「仕方ないから・・・」 と、そのまま犬や猫を置いていく飼い主が多いそうです。

「家族が入院して、世話をすることが出来なくなったから・・・」 あるいは 「犬を飼ってみたら子供が犬の毛のアレルギーなことが判ったので・・・」 等々、様々な理由はあるのだと思います。

家族が入院しなかったら・・・  子供がアレルギーじゃなかったら・・・  このまま飼い続けることも出来たけれど・・・ でも仕方が無い!・・・

でもね 保健所の職員が保護団体や動物愛護推進員に連絡することを薦めても 「仕方が無い」 と言って犬や猫を置いていく飼い主は、本当に仕方が無い状況なのでしょうか?

私は、「仕方が無い」 には、二通りの「仕方が無い」があると思います。
どうすることも出来ない、万策付が尽きた ・・・ という ”can’t の仕方が無い” と、 何とかなるかもしれない、方法はあるかもしれないが、 やりたくない&やるのが面倒 という”don’t の仕方が無い” があるのではないかと思うのです。 




これから書くことは、「原発事故で避難の必要が生じた地域にお住まいの一部の愛犬家、愛猫家の方々」 に対し、非難めいたニュアンスを含む内容になってしまいます。
書くのか、書かないのか数日間 迷いましたが、テレビ報道では見えない部分について、ある方からメールを頂き 原発事故に起因して避難地域で起こったこと(避難地域の犬や猫のこと) がメールに詳しく記載されておりましたので、ご紹介させて頂きたいと思います。


私は2回ほど、このブログで 「当初の避難勧告で、避難が長期間に及ぶ可能性を住民に対し、きちんと告知すれば、犬や猫を連れて避難できた方が、もっと多かったのではないか?」という趣旨のことを書かせて頂いたのですが、 実際に避難勧告が出された地域で愛玩動物の保護活動を行った団体の方 から 「実は、そうでもなかったのだ」 というメールを頂きました。



この団体は、原発事故の避難勧告が出されているなか、有志を募り、被曝覚悟で20km圏内にとり残された動物の保護にあたったそうです。

そして各避難所を回り、 「避難地域外に、犬や猫の為の臨時のシェルターを設けたこと」 そして 「要望があれば、家に残された犬や猫をシェルターまで運んで保護すること」  さらに 「今後、共に暮らすことが難しいと判断される場合は、里親募集も行うこと」 などを、犬や猫などを家に残して避難してきた方々に告知したそうです。 


きっと、依頼が殺到して、てんてこまいの忙しさになるだろう・・・
保護団体のメンバーは、意気込んで保護活動をしようとしたのですが、あに図らんや 依頼は、思った程 なかったのだそうです。

犬や猫を自宅に置いて避難所で生活している方を一人一人回って 「シェルターに移動して保護できる」 ことを告げても 「うちはいいから・・・ 他の家の人に聞いてみてください」 とか 「こんなことになってしまったから・・・犬のことは仕方ないです・・・」 という答えが多く、被曝覚悟で意気込んで東京から駆けつけたものの、空振り状態だったとのことです。


メールをくださった保護団体の方から頂いたメールには 「犬や猫に対する価値観の差に、これが同じ日本かと愕然とした」  という内容のことが記載されておりました。

避難所に避難している方には 「危険な放射能が出ているのに、なんで犬や猫のために、わざわざ東京から来ているのか?」 が、あまり理解できなかった様子です。
「胡散臭い(失礼:笑) 見知らぬ人に託す位なら、犬や猫が死んでも構わないから、放っておいてくれ!!」 という感じだったそうです。

一方、保護団体の皆さんにとっては 「よろしく頼みます!」 と飼い主が、犬や猫をシェルターに移動させる許可さえくれれば(所有者の許可無く、犬や猫を移動させることは違法行為となる為) 命が救われるのに、何で何もせず見殺しにしようとするのか? ・・・ 双方の溝は深まることはあっても、埋まることはなかったみたいです。



俺の犬を、俺が、どうしようと 俺の勝手だ!
保健所でもよく聞く台詞です。 
犬を虐待に近い形で飼育している家へ愛護推進員が訪問した時にも、同じ台詞が吐き出されます。
まあ、確かに 自分の犬をどう扱おうと他人に口出しされることでは無いのかもしれませんが・・・


犬や猫を自宅に置いたまま避難してきた方からも、「俺の好きにさせてくれ!」 とか 「原発事故だから仕方が無い!」 という台詞がよく聞かれたそうです。
地震が起きなければ・・・原発事故が起きなければ・・・平穏に犬と暮らせたかもしれないが、起きてしまったものは仕方が無い・・・

確かに、起きてしまったものは仕方がありません。
しかし、犬や猫の命を繋ぐために 「保護団体に保護を依頼する」 という方法は残されていた訳で、全てを「仕方が無い」 で片付けるのは、「can’tではなく、don’tの仕方が無い」 であった様に思います。

家内の周りに集まる三姉妹
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そして、保護団体の方が書いていた 愛玩動物に対する意識の地域差について・・・

例えば、車を運転する方は 全国、津々浦々 大勢いらっしゃいますね。
そして、全国どこにでも 「3.000km毎にエンジンオイルの交換をする」 方も居れば 「次の車検まで交換しない」 方もいらっしゃるでしょう。
「東北地方のドライバーは10.000kmを超えないとエンジンオイルを交換しない」とか「九州では3.000km毎に交換する人が多い」 などの地域差はない訳です。  あるのは、地域差ではなく個人差ですよね。


ところが、犬や猫との暮らし方、暮らしの中に占める犬や猫との関わりの濃淡については、個人差ではなく地域差がある様に思います。
里親会などに参加すると判るのですが、同じ関東でも 神奈川湘南と千葉では、それこそ 「これが同じ国か?」 と、疑いたくなるほど飼い主さんの考え方が異なりますから・・・
この地域差といものを縮めていく事も、保護団体やドッグトレーナー、カウンセラーにとって求められる努力かもしれません。




そして・・・ 話は変わりますが 私はシャドーが天国へ召されて約半年・・・
未だに、「仕方が無い」と言う言葉を自問自答しています。

シャドーと最後のお出かけになった茨城のプールにて
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シャドーの癌が発見されてからの数ヶ月・・・
大腸癌が他の臓器にも転移していて手術をしても余命は伸びないと医師に告げられました。
でも、本当にそうだったのか・・・?

もし潤沢に治療費が掛けられる家だったら、獣医さんも抗癌治療や手術を勧めたのではないだろうか・・・

私も、「余命は手術をしても伸びない」 と言われても もし幾らでも治療費が使えるなら 「先生、何とか延命の方法はありませんか?」 と食い下がったのではないか・・・と。

「手術をしても延命できない」と聞いて、あっさり 「そうですか。。。」 と、引き下がってしまったのは、もし延命する方法があったとしても、「高額なら無理」という諦念があったからではないのか?

もし、自分の息子が難病にかかり、「日本での治療は難しく、米国に専門医が居るが、諸々 8.000万円はかかる」 と言われたとして、あっさり諦めるだろうか?  様々な方法で支援金を集めようと、ジタバタするのではないだろうか?

犬だから・・・ シャドーが犬だから、あっさり諦めたのだろうか・・・???

本当に、仕方が無かったのだろうか?
「can’t ではなく、don’t の 仕方が無い」 だったのでは、ないだろうか?


仕方が無かった。。。
そう言って諦めると気持ちは楽になるのかもしれません。
でも、「仕方が無かった」という言葉には、don’t と can’t がある・・・

これからの3姉妹との暮らしのなかでも、don’t なのか can’t なのかを自問自答する機会が、きっとあると思っています。


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by gundogclub | 2011-05-12 13:08 | MY TALK