ガンドッグ(鳥猟犬種)への思いを綴ります
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犬

エポックメイキング


4月の3日(土曜)と4日(日曜)の2日間、世界3大ドッグショーのひとつとも呼ばれている FCIインターナショナルドッグショー が東京BIG SITEにて開催されます。

そして、このドッグショーにおいて、日本では始めて 「レスキュードッグ」のブース が設置される予定です。
正確に申しますと、以前 関西のJKC主催のドッグショーにおいて、単犬種のレスキュー団体がブースを設けたことがあるらしいのですが、世界的に大きなドッグショー会場にレスキュードッグ(保護犬)のブースが設けられることは、歴史的なエポックメイキングな出来事と言えます。



JKCという団体は、その誕生から、現在に至るまで 犬の繁殖を生業としている人々(言わば業者さん)によって運営、発展してきた世界的に見ても珍しい団体であると言えます。
例えば世界で始めてケンネルクラブを作ったと言われているKC(英国のケネルクラブ)は、 「単犬種の愛犬クラブの寄り合い所帯」 として発展し、会員はあくまでも、各犬種のファンシャーを主体として運営されてきました。
KCは、愛犬家が作った団体であると言えます。


またFCI (国際畜犬連盟;この和訳も、いつも 何かすごいなぁ~と思っていますが) の規定では、「犬種クラブとは、個人の愛犬家の為のクラブである」と規定されており、繁殖業者は会員になれない規則になっております。


犬の繁殖を生業とする人々によって主体的に運営されてきたJKCという団体は、欧州を主体とするクラブや団体とは、そもそもの成り立ちが異なるということですね。


そして、この犬の繁殖を生業にしている人々にとって、血統書のない「推定純血種」や、MIX犬というものは、言わば自分たちと利益相反する対象であり、否定すべき存在であるため、レスキュードッグに関するブースの設置などは、とても承認してくれる雰囲気ではありませんでした。



フラウは血統書はありますがJKCではなく全日本狩猟倶楽部の血統書です
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一方 保護団体や保護活動家のなかには、JKCを・・・もっとつきつめて言うと 血統書とか純血種というものを全面否定する考えの方も、いらっしゃいます。
「全ての犬が雑種になれば、もう雑種が捨てられたりすることもなくなる。JKC云々より、純血種そのものが居なくなることが、一番の理想!」 と仰る保護活動家のお話を聞いたことがあります。


クワンは、血統書がありません。 推定ゴールデンレトリバー(笑)です
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しかし・・・
JKCの生い立ちの特殊性(他の欧州諸国の団体の生い立ちと比較した場合の特殊性)はあるにしろ、現在の日本ではJKCという団体があり血統書が発行されているからこそ、犬の繁殖を生業とする人々が、その規則の範囲の中で活動をしているとも言えます。
「箍(たが)が外れる」という言葉がありますが、もし血統書を発行する団体が消滅し、世の中に「推定純血種」が溢れたら、繁殖を生業としている人々の一部は、今よりもっとルールを無視した繁殖を行うかもしれません。

近親交配が行われたり、純血種ではない犬を純血種と偽って販売をしたりするかもしれません。
自主性に任せるほど、現在の日本の繁殖業界が自制やモラルの浸透が成されているとは思えません。
そういう意味では、JKCという団体が、それなりに箍(たが)として機能しているとも言えると思います。



また、ある米国の動物学者が述べていたのですが、 「犬の繁殖を自然に任せ人間の手を一切、加えないと、犬の大きさは丁度、ジャッカルと同じ位の大きさに落ち着く」 とのことです。
勿論、真偽のほどは判りませんが、もしジャッカル位の大きさに落ち着くのであれば、チワワやトイプーなどの大きさの犬が欲しい人は、困るでしょうね・・・



犬という動物は、その時、その場所、その時代によって人間の望む体の大きさや能力を、様々に変化させることが可能であったからこそ、現在に至るまで人間に愛され、共に暮らしてきた動物であると思います。
同じ種類でありながら、体重80kgのセントバーナードも居れば、2kgのチワワも居る。
つまり、 いろんな犬種があり、様々なニーズに対応できる器が犬にあるからこそ、理想的な伴侶動物となり得た のです。

自ら種の生存、繁栄のため 大きさや能力を含め人間のニーズに適合してきた犬たち・・・
犬は決して人間に無残に改造されたのではなく、むしろ積極的に協力して、より愛されるように進化してきたとも言えます。


北関東のセンターから我が家に来たエステルも、勿論 血統書はありません
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これからも、犬たちは その時々の人間の要請のままに、自らを変化させつつ、人間の良き相棒として発展していくのだと思います。
ですので、 「純血種が居なくなり、雑種だけになる」 ということは、決して犬たちの発展存続の為にはならない と私は考えています。




そして、お互いに利益相反する部分はありつつ、FCIインターナショナルドッグショーにおいてレスキュードッグのブースが設けられたということは、JKC側にとっても、また保護団体側にとっても、画期的なことだと私は思います。
ブース設置を承認してくれたJKCの担当者に敬意を表したいと思います。

当日は、


○ビアディーレスキュー(BRN)
○ボーダーコリーレスキュー(BCRN)
○フラットコーテッドレトリーバーレスキュー(FCR Lovers)
○イングリッシュコッカースパニエルレスキュー(ECSRN)
○ミニチュアシュナウザーレスキュー(MSNC)

などの団体が、レスキュードッグブースに集結する予定です。

FCIインターナショナルドッグショーにいらした際は、レスキュードッグブースにも是非、お立ち寄り頂きたく、よろしくお願い申し上げます。


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by gundogclub | 2011-02-12 13:07 | MY TALK